佐倉市議会 > 1991-10-17 >
平成 3年10月定例会−10月17日-02号

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  1. 佐倉市議会 1991-10-17
    平成 3年10月定例会−10月17日-02号


    取得元: 佐倉市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-06-18
    平成 3年10月定例会−10月17日-02号平成 3年10月定例会           平成3年10月佐倉市議会定例会会議録           ───────────────── 〇議事日程(第2号)   平成3年10月17日(木曜日)午前10時開議 日程第1 一般質問 ─────────────────────────────────────── 〇本日の会議に付した事件  1.一般質問  2.散会 ─────────────────────────────────────── 平成3年10月佐倉市議会定例会一般質問通告要旨 ┌──┬─────┬────────────────────┬───────┐ │番号│議員名  │質問要旨                │答弁を求める者│ ├──┼─────┼────────────────────┼───────┤ │1  │川合雄二郎│1.財政問題               │市長・関係部長│ │  │     │ ・本年度収入見込について       │       │ │  │     │2.都市問題               │市長・関係部長│ │  │     │ マンション開発計画について     │       │
    │  │     │3.観光振興問題             │市長・関係部長│ │  │     │ ・テーマパークについて        │       │ │  │     │4.環境問題               │市長・関係部長│ │  │     │ ・事業所のゴミ収集について      │       │ │  │     │5.教育問題               │市長・教育長 │ │  │     │ ・図書館建設について         │       │ │  │     │6.防災問題               │市長・関係部長│ │  │     │ ・台風による集中豪雨について(その対策│       │ │  │     │と情報伝達)              │       │ ├──┼─────┼────────────────────┼───────┤ │2  │榎沢四郎 │1.市長の政治姿勢            │       │ │  │     │ ・旧城下町の道路について       │市長     │ │  │     │ 土地区画整理事業について      │       │ │  │     │ ・幹線道路の整備について       │       │ │  │     │ ・庁舎増築について          │       │ │  │     │2.交通問題               │市長・教育長 │ │  │     │ ・駐車場について           │関係部長   │ │  │     │ 京成電鉄特急停車駅の増設について  │       │ │  │     │3.福祉問題               │市長・関係部長│ │  │     │ ・佐倉市シルバー人材センターについて │       │ │  │     │4.教育問題               │市長・教育長 │ │  │     │ ・中学校給食について         │       │ │  │     │5.都市問題               │市長・関係部長│ │  │     │ ・電波障害について          │       │ │  │     │6.道路問題               │市長・関係部長│ │  │     │ ・上志津1708番地地先について     │       │ │  │     │ ・下志津896番地地先について      │       │ │  │     │7.災害問題について           │市長・関係部長│ ├──┼─────┼────────────────────┼───────┤ │3  │粟生喜三男│1.市長の政治姿勢について        │市長     │ │  │     │ ・市長として五期目の市政を運営するにあ│       │ │  │     │たっての決意及び8年振りに市長選挙を行っ │       │ │  │     │た感想                 │       │ │  │     │2.台風15号、18号で受けた被害の原因と今後│市長・関係部長│ │  │     │の対策は、がけ崩れ対策はどうか、復旧費は│       │ │  │     │万全か                 │       │ │  │     │3.市街化区域の拡大について       │市長・関係部長│ │  │     │ ・調整区域の市街化について、どのような│       │ │  │     │方針で対処していく考えか        │       │ │  │     │ ・公共施設を導入したい所、あるいは都市│       │ │  │     │計画道路予定路線については、これらの周辺│       │ │  │     │も含めて区画整理事業を取り入れて、街づく│       │ │  │     │りをすべきと思うが           │       │ │  │     │ ・過疎化で困っている地域もある、条件が│       │ │  │     │合えば調和の取れた開発を認め、人口増加を│       │ │  │     │計っていくべきと考えるが        │       │ │  │     │4.道路整備について           │市長・関係部長│ │  │     │ ・国道296号線バイパスと都計道馬渡萩山 │       │ │  │     │線の早期整備              │       │ │  │     │ ・京成佐倉とJR佐倉を結ぶ都計道の計画と│       │ │  │     │その整備                │       │ │  │     │ ・木野子から大篠塚を結ぶ高速沿いの道路│       │ │  │     │計画とその整備             │       │ │  │     │ ・鹿島川沿いに大規模自転車道の建設  │       │ │  │     │ ・振興協会の組織と予算を拡充して、都市│       │ │  │     │計画道路等の用地の先行取得を計っていくべ│       │ │  │     │きと思うが、又財源としては道路用地の先行│       │ │  │     │取得基金を設け一般会計から毎年10億程度│       │ │  │     │の予算を充当すべきと思う        │       │ │  │     │5.街づくりについて           │市長・関係部長│ │  │     │ ・県関係の出先機関を統合した総合庁舎用│       │ │  │     │地の確保を計り、統合化の推進を計るべき │       │ │  │     │ ・市関係の出先機関や公共施設は極力複合│       │ │  │     │化を計り、効率的な運営と利用者の利便を計│       │ │  │     │るべき                 │       │ │  │     │ ・佐倉市の歴史的家並の保存計画と対策 │       │ │  │     │ 千葉リサーチパーク計画を推進すべきと│       │ │  │     │思うが、どこが問題となっているか    │       │ ├──┼─────┼────────────────────┼───────┤ │4  │井伊幸子 │1.市長の政治姿勢            │市長     │ │  │     │ ・土地利用の見直しについて      │       │ │  │     │ ・テレトピア構想について       │       │ │  │     │ ・職員の適正配置と労働条件について  │       │ │  │     │ ・育児休業について          │市長・関係部長│ │  │     │ ・女性施策の推進について       │       │ │  │     │2.福祉問題               │市長・関係部長│ │  │     │ ・老人福祉の充実           │       │ │  │     │ ・志津保育園移転後の利用について   │       │ │  │     │ ・学童保育について          │       │ │  │     │3.環境問題               │市長・関係部長│ │  │     │ ・廃棄物の減量化とリサイクルについて │       │ │  │     │ ・駅前広場の美化について       │       │ │  │     │ ・電波障害について          │       │ │  │     │4.防災対策について           │市長・関係部長│ │  │     │5.農業問題               │市長・関係部長│ │  │     │ ・水田保全施策について        │       │ ├──┼─────┼────────────────────┼───────┤ │5  │長谷川 稔│1.市長の政治姿勢について        │市長     │ │  │     │2.エコロジー対策について        │市長・関係部長│ │  │     │ エコロジー都市宣言         │       │ │  │     │ エコロジーパーク設置        │       │ │  │     │ ・基金の創設             │       │ │  │     │ エコロジーマップ作成        │       │ │  │     │3.台風災害について           │市長・関係部長│ │  │     │ ・被害状況              │       │ │  │     │ ・対策本部と指導体制         │       │ │  │     │ ・反省点と教訓            │       │ │  │     │4.交通事故防止対策について       │市長・関係部長│ │  │     │ ・信号機の設置            │       │ │  │     │ ・放置自動車             │       │
    │  │     │ ・オートバイ置場           │       │ │  │     │ ・駐車場の助成            │       │ │  │     │ ・自転車のリサイクルと登録制     │       │ │  │     │ ・事故防止対策            │       │ │  │     │5.図書館問題について          │市長・教育長 │ │  │     │ ・建設                │       │ │  │     │ ・整備計画              │       │ │  │     │6.電波障害について           │市長・関係部長│ │  │     │ ・障害と対策             │       │ │  │     │ ・維持管理費             │       │ │  │     │ ・CATVと対策室            │       │ ├──┼─────┼────────────────────┼───────┤ │6  │中村春子 │1.市長の政治姿勢について        │市長     │ │  │     │ ・市長選について           │       │ │  │     │ ・今後の市政運営、公約の実現等について│       │ │  │     │2.環境問題               │市長・関係部長│ │  │     │ ゴミ減量化対策について       │       │ │  │     │ ダイオキシン対策について      │       │ │  │     │ ・産業廃棄物の焼却について      │       │ │  │     │ 印旛沼シンポジウムについて     │       │ │  │     │ ・ゴルフ場の農薬散布について     │       │ │  │     │3.保健行政               │市長・教育長 │ │  │     │ ・予防接種について          │関係部長   │ │  │     │ ・レントゲン撮影について       │       │ │  │     │ ・狂大病予防注射及び登録について   │       │ │  │     │4.教育問題               │市長・教育長 │ │  │     │ ・学校での医療行為について      │関係部長   │ │  │     │ ・就学時健診について         │       │ │  │     │ ・学童保育について          │       │ │  │     │ ・図書館について           │       │ ├──┼─────┼────────────────────┼───────┤ │7  │須田淳子 │1.平和問題               │市長     │ │  │     │ 非核平和都市宣言及び平和施策について│       │ │  │     │2.福祉問題               │市長・関係部長│ │  │     │ ・高齢者、障害者、保育等について   │       │ │  │     │3.教育問題               │市長・教育長 │ │  │     │ ・学校給食について          │       │ │  │     │4.都市問題               │市長・関係部長│ │  │     │ ・開発問題について          │       │ │  │     │ ・生産緑地指定について        │       │ │  │     │5.防災問題               │市長・関係部長│ │  │     │ ・台風被害の実態からみた今後の対応につ│       │ │  │     │いて                  │       │ │  │     │6.環境問題               │市長・関係部長│ │  │     │ ・環境整備等             │       │ │  │     │ 食品安全対策室設置について     │       │ │  │     │7.下水道問題について          │市長・関係部長│ └──┴─────┴────────────────────┴───────┘ 〇出席議員(30名)     議 長   神崎勝己君     副議長   倉田彰夫君       1番   中村春子君       2番   服部かをる君       3番   山本良子君       4番   西田三十五君       5番   清宮 誠君       6番   粟生喜三男君       7番   秋葉 詳君       8番   岩井亮藏君       9番   勝田治子君      10番   吉井大亮君      11番   佐藤五男君      13番   寺田一彦君      14番   榎沢四郎君      16番   川合雄二郎君      17番   石渡重一君      18番   武藤 宏君      19番   戸村庄治君      20番   須田淳子君      21番   冨塚忠雄君      22番   井伊幸子君      23番   長谷川 稔君     24番   望月清義君      25番   伊藤文夫君      26番   木原義春君      27番   中村克几君      28番   松戸紋則君      29番   安川政好君      30番   立石貞雄君 ─────────────────────────────────────── 〇欠席議員(なし) ─────────────────────────────────────── 〇議会事務局出席職員氏名   事務局長    服部忠三    次長      渡辺嘉樹 ─────────────────────────────────────── 〇説明のため出席した者の職氏名   市長      菊間健夫君   助役      圓城寺信夫君   収入役     伊藤和夫君   総務部長    板倉圭男君   市民部長    大川徹夫君   福祉部長    松戸光男君   経済環境部長  野口信幸君   土木部長    齋藤三喜男君   都市部長    岡野昭治君   教育長     渡貫博孝君   水道事業管理者 高野顯彦君   農業委員会事務局長                           松本健夫君 ─────────────────────────────────────── 〇連絡員   総務課長    田辺正雄君   市民課長    渡貫成子君   厚生課長    安田秀雄君   農政課長    高木裕史君   土木課長    椎名 翼君   都市計画課長  小川雄一君   教育次長    中嶋正夫君   水道部次長   伊藤亮三君 ─────────────────────────────────────── △開議の宣告  午前10時11分開議 ○議長(神崎勝己君) ただいまの出席議員は29人で、議員定数の半数以上に達しております。よって、会議は成立いたしました。  直ちに本日の会議を開きます。 ─────────────────────────────────────── △諸般の報告 ○議長(神崎勝己君) 日程に先立ちまして、諸般の報告を行います。  まず、立石貞雄君より発言を求められておりますので、これを許します。立石貞雄君。           〔30番 立石貞雄君登壇〕 ◆30番(立石貞雄君) 佐倉市、酒々井町清掃組合議会議員の立石貞雄でございます。  今期定例会の初日に報告すべき組合議会の報告のうち、臨時議会分につきまして報告漏れをいたしました。ここに謹んでおれびを申し上げまして、ご報告をいたします。  本組合議会臨時会は、平成3年6月28日午前10時より、佐倉市、酒々井町清掃組合リサイクル文化センター会議室において招集され、出席議員は酒々井町より高崎長雄議員、高宮義雄議員、佐倉市からは川合雄二郎議員、井伊幸子議員と私、立右貞雄、計5名出席でありました。その概要についてご報告をいたします。  議員改選後初の議会で、議長及び副議長選挙が行われ、議長に佐倉市の私、立石貞雄、副議長に酒々井町の高崎長雄議員が当選されました。
     本議会に提案されました議案は7件であります。議案第1号から議案第6号までは専決処分の承認を求めることについてであります。議案第1号は、佐倉市、酒々井町清掃組合議会の議員及び非常勤の監査委員の報酬及び費用弁償等に関する条例の一部を改正する条例の制定についてであります。  議案第2号は、証人等の実費弁償に関する条例の一部を改正する条例の制定についてであります。  議案第3号は、佐倉市、酒々井町清掃組合特別職の職員で非常勤の者の報酬及び費用弁償に関する条例の一部を改正する条例の制定についてであります。  議案第4号は、佐倉市、酒々井町清掃組合特別職の職員の給料及び旅費に関する条例の一部を改正する条例の制定についてであります。  議案第5号は、佐倉市、酒々井町清掃組合一般職職員の旅費に関する条例の一部を改正する条例の制定についてであります。  議案第6号は、職員の勤務時間等に関する条例の一部を改正する条例の制定についてであります。いずれも平成3年3月20日に専決処分をいたしましたので、地方自治法第179条第3項の規定により、議会に報告し、承認を求めたもので、出席議員全員の賛成のもとに、原案どおり承認することに決定しました。  議案第7号は、人事案件でありまして、佐倉市、酒々井町清掃組合監査委員に井伊幸子議員を選任いたそうとするものでありまして、本案は出席議員全員の賛成のもとに原案どおり同意することに決定いたしました。  以上で佐倉市、酒々井町清掃組合議会臨時会の報告を終わります。(拍手) ○議長(神崎勝己君) 次に、助役、圓城寺信夫君より発言を求められておりますので、これを許します。  圓城寺信夫君。           〔助役 圓城寺信夫君登壇〕 ◎助役(圓城寺信夫君) 助役の圓城寺信夫でございます。  お許しを得まして、市民部防災課から台風21号による被害の報告を申し上げます。  10月10日からの台風21号により、市内では住宅全壊2棟、一部損壊1棟、床下浸水6世帯、道路被害7か所、がけ崩れ37か所、鉄道の不通2か所などの被害が発生いたしました。なお、幸いにも人命には被害はありませんでした。  また、上志津、井野地区では280世帯で一時停電となりました。被害額につきましては、現在調査中であります。今回の台風により被害を受けられました被災者に対しましては、心よりお見舞いを申し上げます。  以上で報告を終わります。 ─────────────────────────────────────── △一般質問 ○議長(神崎勝己君) 日程第1、一般質問を行います。  順次質問を許します。川合雄二郎君の質問を許します。  川合雄二郎君。           〔16番 川合雄二郎君登壇〕(拍手) ◆16番(川合雄二郎君) 議席16番、川合雄二郎でございます。  ただいまより五月会を代表して、当面する課題についてお伺いしてまいります。  まず最初に、このたびの選挙において、5期目の当選を果たされました市長の勇気ある決断に敬意を表するものでございます。しかし、残念なことに、結果は得票数から見ますと、有権者5人中の1人の信任であったということでございます。市民の選挙に対する意識の低下は否めないものでございますが、市長も初登庁の際のあいさつで、想像以上のスピードで市民の生活様式が変化している旨、選挙を通しての反応を率直に述べられております。多様化する市民のニーズに行政として的確に対応してきたのか、市民の期待と願望が把握されているのかという面にも、今後十分に意を尽くしていかねばならないと考えるものでございます。市民各層の期待や願望に対して、もしアンマッチがあるとするならば、多選に対する一部批判に耳を傾けていくことも大切なことであります。街づくりはゴールのない駅伝レースであると言われますが、常に10年先、20年先を見詰めて、市民の期待を担い、各理事者の英知と力を結集して運営執行に当たり、その隘路となる点については十分考察する中で、進められることを強く願うものでございます。以下、通告に従い、極めて簡潔にお伺いしてまいります。  最初に、本年度の税収見込みについてでございます。さきに経済企画庁は、我が国の景気拡大は、戦後最長のいざなぎ景気を超えたと発表しております。しかし、経済界を中心とした一般の認識は、景気は既に後退期に入っているというのが大方の観測でございます。バブル経済の果て、相次ぐ金融不祥事等によって加速される不安、不動産業界の大型倒産、激動する海外情勢を反映するため、為替相場等の乱高下等重なり合い、最近発表された経済統計でも景気が調整局面に入っていることを示しております。本年度の我が国の設備投資の実質伸び率は、前年度の2けたの伸びから6.1%へと減速が予想され、住宅投資は前年度着工戸数167万戸から140万戸へと減少が予測され、国内の自動車販売の不振、百貨店等における個人消費の低迷等々に顕著にあらわれております。政府、日銀も7月には公定歩合の引き下げ、また10月よりは市中金融機関の預金準備率の引き下げ等を実施して、景気の拡大の持続とインフレの抑制の両にらみ的な中立政策へと転換を図ろうとしていますが、バブル崩壊後の新たなる秩序の構築には都市政策を始め、幾つかの課題があると考えるものでございます。  以上のような観点より考査すると、現時点での予測のみでは補足できない面もあろうかと思われますが、税収見込みに対してどのように判断されているか、特に法人税等に対しての見通しについてお伺いいたします。  次に、都市問題の中でのマンション建設についてでございます。昨今当市も首都圏50キロ圏に位置し、各鉄道機関、高速道路網の整備により、都心と結ばれることにより、その条件の中で、かつては予想もされなかった高層住宅、いわゆるマンション形式の集合住宅が建設または計画されているところであります。土地の高騰、優良宅地の減少等、今後ますますこの傾向は高くなっていく趨勢にあることは間違いないものと考えるものでございます。そして、これらの計画が進められる中で、必ず建設計画に反対する立場からの周辺住民や近隣との間に紛争、トラブルが発生しているのが実態であります。  そこで、お伺いいたします。現在市内に幾つぐらいの高層住宅、あるいはマンション形式の集合住宅の計画が出されているか。その中で近隣住民、あるいは行政側と係争中のものはあるのか。あるとすれば、その実態についてお知らせいただきたい。  次に、観光振興計画についてであります。当市における観光振興計画は、平成元年にその基本計画が発表され、昨年3月にその実施計画書が作成されてきたところであります。近年国民の自由時間の増大、余暇時間の充実への意欲の向上も相まって、地域振興あるいは遊休地の有効活用等の観点から論ぜられることが今日の日本の特徴の一つでもあります。当市の観光ゾーンを考察するときに、一つには佐倉城址を中心とした歴博周辺地区、あるいはまた佐倉の歴史を回顧する新町を中心とした地区、あるいはまた臼井地区と、そのように大別されるわけでございます。そして、今回私がお尋ねしようとする飯野台台地も沼の景観を生かしたもう一つの拠点になっているわけでございます。計画の基本理念は、持てる固有資源の中での自然、歴史、文化、国際性を活用した整備を提言しております。単なる観光施設をつくるのではなく、都市全体の文化環境の向上を提唱しており、まことに理念としては賛辞を惜しまないものでございます。  しかし、本問題を論ずるには、地域の振興効果、そして土地の有効活用、あるいは魅力的な雇用の場の確保、地域のイメージの向上等がございますが、やはり最大の関心事は経済の波及効果を考えなければならないと思います。建設時における土木、建築、造園等の工事需要の効果は一過性のものであり、将来の運営の中で利用者あるいはまた来場者が視覚等を通して施設の利用、土産物の消費、購買による収入を見込み、さらにこれら利用客がリピートされるような質のよいサービスの提供はもとより、そこには特定のテーマがあり、夢があり、ストーリーがなければならないと考えるものです。現在の実施計画では、そのような採算性や経済効果をどのようにお考えになっているのかお伺いしてまいります。  次に、事業所のごみ収集についてお伺いいたします。生活の豊かさを求めた大量消費構造の使い捨て商品の増大を生んだ現在の社会システムの中で、環境問題が地球的話題となっております。ごみ問題は無視することのできない深刻な社会問題であり、ライフスタイルの抜本的な見直しが進められております。当市は家庭生活におけるごみの減量化、あるいは再資源化を目的としたシンポジウム等を開催する等、努力されているところではありますが、ごみの増大の主な要因の一つは、事業所系のごみの増大によるところが大きいと言われております。当市の事業所のごみの収集、処理体系はどのようになっておりますか。また、事業所ごみの減量化対策と今後の取り組みをどう進めるか、お伺いいたします。  次に、図書館建設計画にかかわる諸問題についてでございます。本年6月に図書館整備基本計画が出され、その中には図書館の役割、現状の問題点、将来の整備が述べられております。近年、国民の生涯学習社会の到来と相まって、市民の図書館に対する要望は多岐にわたっております。  そこで、問題点とされている幾つかについてお伺いいたします。まず、施設の格差について、常々浦安市などが引き合いに出されて論ぜられているが、これをどのようにお考えであるのか。また、現実は児童、生徒の利用が減少している実態を踏まえ、図書館の機能の中で児童等に対するサービスをどのように考えていられるか。また、ハンディキャップを持たれる方々に、施設サービス等を建設計画に当たりどのように配慮して行おうとしているのか。なお、利用者のニーズが多様化しており、専門書から高度の幅広い資料までをそろえる必要があると考えているのか。以上、図書館にかかわる問題については、4点についてお伺いいたします。  最後に、台風に伴う集中豪雨についてお尋ねいたします。日本列島南岸の高気圧の影響で、本年は台風が6回近くも上陸、接近した年は、昭和34年以来の降雨量を各地に記録してまいったわけでございます。幸い当市では人命にかかわる被害がなかったことが不幸中の幸いでもありましたが、それぞれ大雨による雨水侵入被害が佐倉川及び寺崎都市下水路周辺に多く発生しております。これらの整備を早期に図るべきと考えますが、今後の対策についてお伺いいたします。あわせて、民々等のがけ崩れの対策について、行政としてどのように考えられているのか。また、農作物の被害状況についても、あわせてこの際お聞かせ願います。なお、台風の被害状況を即刻広報等により、広く市民に知らせるべきと考えますが、いかがでございますか。  以上、台風の関係につきまして4点についてお伺いいたしまして、私の質問を終わります。  ありがとうございました。(拍手) ○議長(神崎勝己君) 市長、菊間健夫君。           〔市長 菊間健夫君登壇〕 ◎市長(菊間健夫君) 川合議員のご質問にお答え申し上げます。  まず最初に、選挙の関係、それぞれ分析の中でいろいろなご忠告をちようだいしたわけでございますが、当初本議会で申し上げましたとおり、常に清新な気持を持ちまして、職員と相一体になり、今後行政の推進を図って、ご指摘のような点につきましては十分留意しながら進めてまいると、こういう考えでございますので、よろしくご指導のほどをお願い申し上げます。  次に、税の関係でございます。税の関係につきましては、ご指摘のように、経済全体のいわば減速と申しますか、低迷の状況にあるということ、これはご案内のとおりでございまして、また、現在景気の維持、拡大のためのそれぞれの諸施策等については、検討されておるようでございます。しかし、そのいろいろなてこ入れをしても、なおかつ経済全体はやはり従前の著しい進展から、ほぼ鈍化の状況になってくるであろうと、こういうふうに判断をいたしておりまして、特にその景気関係に伴うところの税関係につきましては、法人税につきましては、これはかなり鈍化の傾向にあるであろうと、こういうふうに判断をいたしております。税収全般の関係につきましては、特に次年度の予算編成に当たりましては、十分に留意をしていかなければならない状況であると、こういうふうに判断をいたしております。数字的な検討の関係につきましては、担当部長の方からお答え申し上げるようにいたします。  次に、マンション建設の関係でございます。これは、当市が首都圏50キロと、そういう中にありまして、いわば地価の高騰等に伴いまして、土地の高度利用と申しますか、あるいは従前宅地として不適であるというふうに判断をされました、斜面を利用するところのマンション関係が最近多く申請をされまして、それぞれの地域等におきましては、かなり住民の方々と深刻なトラブルが発生しているのが現状でございます。現在建設中のマンション関係につきましては約10件でございまして、開発面積が7万8,920平米、住宅戸数が1,114戸、計画人口2,989人となっております。現在、事前協議中及び許可マンション関係は18件でございまして、開発面積が5万5,505平米、住宅戸数898戸、計画人口3,021人となっております。  これらの地域の中にありまして、従前鍋山町の傾斜地の開発を始めとする各紛争の状況等の細部につきましては、担当部長の方からお答えを申し上げるようにいたします。基本的には、この斜面緑地のマンション利用の関係につきましては、今後法的な規制をさらに考えられるかどうか、この辺について執行部側におきましては現在研究中でございます。いずれにいたしましても、そういうような紛争状況にあるという現状を踏まえまして、今後斜面緑地あるいはマンションの開発関係の法的な問題との調整関係をどうするかというのが現在大きな課題であると、こういうふうに判断をいたしております。  次に、防災関係の問題でございます。これは集中豪雨あるいは再三にわたるところの台風の被害によりまして、市内におきましてがけ崩れ、浸水等により、あるいは農作物関係につきまして、かなり大きな被害を及ぼしまして、それらの罹災をされました市民の方々に対しましては、できる限り市としても努力をしてご援助を申し上げておるのが現状でございます。そういう中にありまして、当初の台風に当たりまして、一番問題になりましたのは佐倉川、高崎川のいわば溢水の状況でございます。これは一つには天候によるところの降雨量の激増という問題もございますが、これらの河川改修の進捗関係の問題、あるいは流域のそれぞれの各町村の開発関係の調整関係の問題等もあるように判断をいたしております。市の方といたしましては、当面の対策及び将来にわたる問題の中で、いわば佐倉川の改修等の問題につきましては、これは計画年次を前倒しにして、これの実施を進めると。また、高瀬川のはんらん関係につきましては、県が堤防高を上げるような計画を実施するようでございますので、市の方も同時施行という中で、この地域の寺崎の下水路関係の堰堤関係、あるいはこれに伴う排水関係の整備等を早急に着工ができるように研究を開始をしております。  また、河川の流域間の各自治体の調整の問題でございますが、これはむしろ一つの例で申し上げますと、高瀬川につきましては、これは酒々井あるいは八街、富里、こういう地域の各自治体との関連もございますので、これらの開発関係の調整につきましては、むしろ県が主体になりまして、この調整を図るように要望をしてまいり、この実現関係を図ってまいりたいと、こういうふうに考えております。  また、災害に当たりましての情報伝達関係、これにつきましてはやはり災害に伴うところの罹災の方々のご不安を解消するため、あるいはそれぞれの交通関係等の問題につきまして、道路の利用者の関係等もいろいろございまして、情報伝達関係についてはさらに今後研究をいたしまして、でき得る限り速やかな方法でこの問題に対応していくように努力をしてまいります。  以上、お答えを申し上げましたが、細部につきましては担当部長の方からお答え申し上げますので、よろしくお願いいたします。 ○議長(神崎勝己君) 市民部長、大川徹夫君。           〔市民部長 大川徹夫君登壇〕 ◎市民部長(大川徹夫君) 市民部長の大川でございます。  川合議員のご質問の中で、市税の税収見込みと災害につきまして、市長の補足答弁をさせていただきます。  まず、税収見込みについてのご指摘でございますが、バブル崩壊による法人税の減、あるいは個人市民税の減収ということでご指摘いただきました。これにつきましては、現在では多少影響は受けてございますが、特に大幅な減収という形はなっておりません。さらに、法人税につきましては平成元年度までは2けた台、これは25%くらいの伸びを示しておりましたが、前年度、いわゆる平成2年度につきましては6%の伸びに終わっております。本年度もこの傾向が続いておりまして、前年度同期より1%減くらいの状態で現在進んでおります。バブル経済の影響とご指摘いただきましたけれども、この点につきましては当市におきましては、第三工業団地等の進出企業もありまして、全体的には減少ということが極端には進んでいないという状態でございます。さらに、今後の見通しを申し上げますと、9月の法人決算が11月に申告という形になります。この結果を見ないとはっきりはわかりませんが、前年度並みを確保できるかどうかという程度で、現在では予算どおりの確保というのは非常に難しいのかなというような現状でございます。  あと、土地の譲渡関係でございますが、これは平成2年度の譲渡にかかわる住民税額が12億5,400万円でございます。件数にしますと1,085件でございます。本年度は15億8,800万円で、大体件数も前々年度と同じような傾向でございます。これにつきましては、ご承知のとおりバブル経済の崩壊というようなのが直接に影響しておるようでございまして、本年度は現状のままで進むものと思われますが、来年度につきましては相当な影響を及ぼすものではないかというふうに考えられますので、これらの点につきまして予算編成上特に注意していきたいというふうに考えております。  次に、災害関係でございます。まず、がけ崩れにつきましては、災害対策基本法の62条第1項に基づきまして、2次災害の防止、災害の拡大の防止等のために市が応急処置をいたしております。地権者等の関係者に対しましては、危険箇所の改善をしていただくために、国、県の補助事業等の制度のPR等を十分にするとともに、パンフレットなどの充実をあわせて図りまして、周知徹底をしてまいりたいというふうに考えております。  次には、市民の皆様への広報ですけれども、伝達方法でございますが、これは市民の方々が被害状況等をいろいろな情報を望まれているというふうに私どもも承知しております。これにつきましては、結果で申しますと、広報「さくら」等への掲載等、現在では実施をしていきたいというふうに考えております。それから逆に、災害発生時の市民から市の方への連絡方法等につきましても、広報等で連絡方法についてお願いしてまいりたいというふうに考えております。将来はCATVとか、いろいろな、あるいは行政無線の充実等を考えまして、市民の方の周知に努めていきたいと、かように考えております。  以上でございます。 ○議長(神崎勝己君) 市長、菊間健夫君。           〔市長 菊間健夫君登壇〕 ◎市長(菊間健夫君) ただいま川合議員のご質問の中で、3点ほど答弁漏れがありましたので、お答え申し上げます。  最初に、環境問題の中の事業所のごみの収集関係でございます。事業所はみずからの責任で廃棄物を適正に処理すると。これは法律で義務づけられておりまして、当佐倉市では事業所のごみの処理につきましては、11社に一般廃棄物の処理についての許可をして対応しております。平成2年度423事業所の一般廃棄物を処理をしております。廃棄物の収集量は6,620.1トンでございます。その他、排出量に応じまして小売店からの一般廃棄物の一部が自己搬入をされております。搬入量は550.5トン、こういうような状況でございます。ご指摘のように事業所ごみの問題につきましては、むしろ一般家庭のごみよりも増加の傾向が強いわけでございまして、これは後ほど担当部長の方から申し上げますが、今後これの収集処理、またこの減量化につきましては大きな努力目標として取り組んでまいると、こういう考えでございます。  次に、観光振興計画の関係でございます。飯野台地先の問題について、経済効果という点についてはご指摘のとおりの問題がございます。現在国民宿舎の改築と、こういうようなホテル化という問題の中にありまして、一番問題は経済効果あるいはこれに伴うところの雇用の促進、周辺の波及効果の問題でございまして、これの基本的な課題としては、やはり道路の関係をどうするかという問題も、課題としては現在研究をしております。本来湖畔荘に入るのには、下根方面からの入り口でございますが、これが沼の方からあるいは竜神橋の方からできないかどうかと、こういう検討もしておるのが現状でございます。いずれにいたしましても、これはやはり総合的な民間開発とあわせながらの促進をしなければならないと、こういう判断の中で研究を進めながら、これが対応を進めていく考えでおります。  次に、図書館関係の問題でございます。これは教育長の方からお答えをいただきますので、よろしくお願いしたいと思います。  以上でございます。 ○議長(神崎勝己君) 都市部長、岡野昭治君。           〔都市部長 岡野昭治君登壇〕 ◎都市部長(岡野昭治君) 都市部長の岡野でございます。  川合議員の質問の中で、マンション建設関係につきまして市長答弁の補足をさせていただきます。  マンション建設に伴い、近隣住民あるいは行政側と係争中のものはどうかということでございます。以前瓜作団地に接するところで計画をされましたアサヒ住販による開発行為につきましては、会社側より市の取り扱いにつきまして、県へ行政不服審査請求が出されましたが、その後県の指導によりまして取り下げをいたしております。  芦澤建設株式会社による開発行為につきましては、ハッコーマンション緑を守る会より62年の12月9日、反対陳情が出され、その後地元説明会及び三者協議をし、調整を図ってまいったわけでございます。地元の要望は土地利用計画の変更でございました。市としましては、平成3年6月の28日に開発許可をいたしております。これに対しまして、星野氏を始めとして79名をもって、千葉県開発審査会に対し平成3年8月27日付で、開発許可処分の取り消しを求める審査請求及び執行停止の申し立てが出されております。現在、県において審査中でございます。  もう1件、臼井台字寺前、これは臼井の宗徳寺の前のところでございます。この地先において、サンエイコー中高層マンション建設工事が行われております。この工事に伴いまして、地盤沈下の問題等につきまして、住民とのトラブルが現在ございます。この件につきましては、今までに5回ほど市も立ち合いのもとに、被害に対する復旧協議及び補償問題に対して話し合いを行っておるところでございます。これにつきましては、今後とも解決が図れるように引き続き努力をしていきたいと考えております。  なお、今後の中高層マンション計画につきましては、事前協議の段階で地元住民との調整を図るために、さらに事前指導の強化に努めてよいります。  以上でございます。 ○議長(神崎勝己君) 経済環境部長、野口信幸君。           〔経済環境部長 野口信幸君登壇〕 ◎経済環境部長(野口信幸君) 経済環境部長の野口でございます。  川合議員のご質問に対しまして、市長の補足をさせていただきます。  最初に、事業所ごみの収集の問題でございますが、先ほど市長の方からも具体的にご説明がありましたように、昨年度でございますが、全体の処理量の16%が大体事業所系のごみということになっております。そういうことで、年々これは増加をしているということでございます。これに対しての今後の取り組みの問題でございますが、現在市の減量化対策協議会というものの設置を現在調整中でございますが、この中には生産者関係、あるいは事業所関係、いわゆる流通関係、消費者関係、さらに行政というような関係を構成としまして、対策協議会を設置をするということで、現在ほぼその設置の見通しがついたわけでございますが、こういう中でそれぞれ事業所の関係が入っておりますので、この機関の中でそれぞれ事業所ができる減量化計画というものを提案をしてもらい、そして実行してもらうというような考え方で今後これは進めてよいりたいと、こういうふうに考えております。  それから、防災関係の中で農作物関係の被害の状況でございますが、これにつきましては、ご案内のように15号台風、18号台風、21号台風という、この三つの台風関連、それに8月の天候等の非常に不順な天候が続いたということで、これは統計的にちょっと整理をしてみますと、8、9、10月のいわゆる長雨は、過去9年間の平均の大体2.6倍になっているということ。それから日照関係でございますが、これについては昨年度の8月、9月の日照と比較をしますと大体58%くらい、約半分くらいの日照であるということで、非常に農作物関係に被害を出しているような現状でございます。そういうことで、全体に水稲関係については、倒伏といたしまして、これは倒伏被害を含めてですか、全部で328.5ヘクタールに及んでおります。総額にしますと8,633万円余りの被害を出しております。  それから、野菜関係、これは畑関係でございますが、いずれも冠水等によります被害ということで、これについては約4.2ヘクタール余りということで、さらに長雨等によりまして、落花生あるいは大和芋、生姜等に被害を出しております。そういうことで被害面積としては134.8ヘクタールが大体畑地の被害面積ということになっております。被害額では約2,600万円余りということでございます。そのほか、施設野菜の関係では、これは同じように被害面積としましては11.7ヘクタール、金額的にはこれも約2,600万円余りでございます。全体的に今回の一連の異常気象、その他によります被害としましては、総額1億3,833万円というような被害総額になっております。  これに対する対応でございますが、これについては被災農家に対する応急対策としまして、県の災害資金の申し込み等の取り扱いを現在実施しているということで、15号台風のときにはそれぞれ農家の申し込みがなかったわけでございますが、その後の19、あるいは21号関連でもって、現在再度各農家の借り入れ関係の申し込み調整を図っているということでございます。できるだけ農業者にその辺の周知の徹底を図りながら対応してまいりたいと、こういうふうに考えております。  以上でございます。 ○議長(神崎勝己君) 教育長、渡貫博孝君。           〔教育長 渡貫博孝君登壇〕 ◎教育長(渡貫博孝君) 教育長の渡貫でございます。  川合議員のご質問の中で、図書館にかかわるご質問に対してお答えをいたします。  先進地の例をどう見るかというご質問でございますが、例えば浦安市の場合で見てまいりますと、約17平方キロメートルの市域に中央図書館を1館配置しまして、そのほかに公民館の図書室等を活用した分館が四つ配置されております。浦安市の場合は市の全域が市街化区域という条件の中にございます。これに対しまして、当佐倉市の場合を見てまいりますと、およそ浦安の6倍という広さの面積がございまして、その上に人口の集積地が偏っております。こういう条件を考え合わせますと、浦安とは違った考え方で対応をしていく必要があるかと思います。そこで、先ほど発表いたしました図書館の基本計画の中では、佐倉市の場合は市を四つの区域に分けて考えまして、独立した地区図書館をその中に配していく。そして図書館サービス網をつくっていくと、このような計画が出てございます。  第2点目の児童生徒の利用の減少についてでございます。これはご指摘のように、やはり読み物類、児童文学書の貸し出し等が最近減少の傾向にございます。そこで、読書のきっかけをつくるためにお話し会等の活動もございます。これの推進あるいは学校に貸し出しをして、学校の学級文庫との連携を図っていく。こういう形でさらに児童生徒の読書の量をふやしていきたい。なお、現在移動図書館車も学校にステーションを置いてございますので、この活動も進めていきたいと、このように考えております。  第3点目に、高齢者やハンディを持った方々への配慮をどうするかというご質問でございますが、施設の面では手洗いや階段のてすり等について、設計の段階から考慮していきたいと考えております。なお、内容的なサービスの面では、点字の図書とかあるいは録音の図書、大型の活字本、拡大読書器、こういったものを整備することで障害を持っている方々あるいは高齢者へのサービスを推進するようにしていきたい、配慮をしていきたいと思います。  第4点目の利用者のニーズが非常に多様化しているが、これにすべて対応するのかどうか、こういうご質問と拝聴しておりますが、この点一つの図書館が備えられる図書の量というのは限られるわけでございますので、基本的に図書館を生涯学習の場という形で考えてまいりますと、幅広い資料の収集に努めてまいりたいと思います。あくまでも一般の市民の方々を対象という形で進めていきたいと思います。その場合、専門書の提供については限界がありますので、県立の図書館あるいは国会図書館のサービスをお願いをする形で連携をとりながら多くの読書要求にこたえるようにしてまいりたいと、このように考えております。  以上でございます。 ○議長(神崎勝己君) 土木部長、齋藤三喜男君。           〔土木部長 齋藤三喜男君登壇〕 ◎土木部長(齋藤三喜男君) 土木部長の齋藤でございます。  川合議員のご質問に対し、市長答弁の補足をさせていただきます。  防災問題の中で、佐倉川及び寺崎都市下水路の早期整備を図るべき今後の対策についてでございますけれども、佐倉川及び京成佐倉駅北側水路の整備に状況について申し上げますと、総延長1,600メーターのうち、882メーターについては完了しております。残り718メーターが現在未整備となっております。この未整備の中には九山橋及び柏葉橋の二つの橋がございまして、この橋のかけかえ工事を含めまして、現在の実施計画では平成6年度を目標にしておりますが、この計画を平成5年度に繰り上げて実施すべくまいる所存でございます。特に北側水路につきましては、柏葉橋のかけかえを含めまして、280メーターについては、平成4年度に実施するよう見直しをしているものでございます。また、整備期間中の洪水時の排水対策につきましては、このたびの被害の教訓を十分に踏まえまして、実施してまいりたいというふうに思います。  次に、寺崎都市下水路についての対策でございますけれども、高崎川の改修計画並びにその周辺住宅地の排水について申し上げますと、まず高崎川の改修計画でございますが、高崎川は鹿島川に注いでおりまして、管理は県において管理している1級河川でありまして、その計画は鹿島川改修計画の中に含まれておりまして、計画流量は鹿島川、高崎川を含めまして、現在の約2.5倍になると。また、河川断面にいたしまして、現在の約2倍近く必要になると聞いております。ただし、完成するまでには長期間かかるため、県では当面の対策といたしまして、先ほど市長答弁いたしましたけれども、今年度から緊急に城南橋から下流側に対しての堤防の低い部分についてかさ上げを実施していくということをお開きしております。  また、市の管理であります寺崎都市下水路につきましても、かさ上げを実施してまいります。高崎川及び都市下水路に接続している排水環境を調査いたしまして、高崎川及び寺崎都市下水路の水位が上昇しても、宅地側に逆流しないような装置を検討して実施してまいりたいと思っております。また、宅地側の排水につきましても、住宅地側の排水量を検討いたしまして、ポンプ等を含め、適切な措置を講じてまいりたいと、かように思っております。よろしくお願い申し上げます。  以上でございます。 ○議長(神崎勝己君) 川合雄二郎君。
    ◆16番(川合雄二郎君) 最初に、税収の関係でございます。もちろん、今10月の時点では全体をとらえることは大変困難かと思います。しかし、日本経済全体がそういう趨勢の中にあるわけですので、この先、収入欠損等が起きないように、また特に来年度の予算編成の中でも十分に配慮されるよう、これは要望しておきます。  それから、マンションの関係でございます。今部長の方から細部ご報告いただいたわけですけれども、現在計画中あるいはまた協議中、相当に件数があるわけで、将来においてもこれは増大傾向に進むというふうに考えております。私は常々こういう計画の中で考えるのは、事前協議の中で行政指導がなかなか十分に行えない。デベロッパーあるいはまた地元の関係の調整がなかなかとれないと。こういうことについては、やはり現在法の精神もかなり変化してきているというようなことも、やはりそれぞれの関係者に理解を届けしめるには、やはりそういう社会情勢の変化ということも十分に知らしめていかないと、緑をなくすななんて騒がれても、大変迷惑な話だと私は思います。先般、東京地裁でも判例が出ましたけれども、人の緑を見ているのは不当利得だと、こういう判例も出ております。勝手に人の緑を眺めておいて、それをなくすということに対して、環境問題が騒がれて久しいわけですけれども、やはりそういう部分を行政側がきちっと指導していきませんと、いつまでたっても身勝手なことによって、人の権利が侵害されると、このように私は考えております。そういう意味からいきますと、東京都なんかが行っておりますように、専門家の第三者を入れた協議機関等のようなものをこれから設置していったら、私はいいのではないかなと。なかなか行政だけでは対応できないと。それだけちょっと都市部長、そういうお考えについてちょっと、お考えあるかお伺いしておきます。  それから、飯野台の関係でございます。計画はなかなか、私さっき申し上げたとおり立派なものでございますけれども、やはり将来において佐倉のために、地元のためになるような施設、施策でなければならないというふうに考えるわけです。特に私考えていることは、先般通産省の余暇問題の懇談会が報告書を出しております。それを見ますと、現在の日本人はまだまだ時間的なゆとり、経済的なゆとり、あるいはまた空間的な、時間というのはなかなか持てないのが現状でございます。したがって、今の計画は、今日、今には私は合っているのかなと。しかし、将来10年、20年をにらんだ中では、日本人の余暇における時間の使い方というのが大きく変わるということをこの懇談会の報告書はまとめています。その中でやはり、今のような日本人の休暇に対する考え方、これは一つには今、ざっと見て日本の企業の年間の休日が100日ぐらいでございますか、大手のすぐれた企業で115日前後ですか、この休暇が9年後の21世紀、2000年には大体150日ぐらいになる。今日本人のサラリーマンの平均収入がこの間発表されていましたけれども、375万円ぐらいですか、これが大体10年後には650万円ぐらい、平均がです。そうなりますと、余暇の利用に対する考え方が大きく変わってくるわけです。この報告書では、一番ふえるのであろうのが海外旅行、これは今みたいに駆け足し旅行ではなしに、1か月ぐらいの休暇をとって家族で海外に出かけてくる。その次がゴルフでございます。その次に国内旅行。これも大体滞在型の、1泊して慌てて帰ってくるような旅行ではなしに、滞在型の国内旅行と、こういうことが言われております。その中で、これから減少するであろうと言われるような余暇の楽しみ方の中には、テニス、ゲームセンター、園芸、スポーツ観戦、映画、釣り、こんなものがもう将来は日本人の余暇の過ごし方の中からはなくなっていくと。  そういうふうに考えますと、やはりそれぞれの、今計画書の中ではオランダの風車というようなことも言われております。もしそういう形に進めるのであれば、オランダの歴史、文化、そして佐倉のかかわりというようなテーマパーク。そしてもう一つは、それがオランダであると仮定するならば、童話に出てくるフランダースの犬の物語、これは例でございますけれども、やはりそういう核となるものをつくっていきませんと、なかなかリピートしたお客が来ていただけない。長崎、あるいは日光の江戸村、別に私はこれをまねてくれということではございませんけれども、歴博に来るお客を待っていたのではならない。やはりこっちが核になり、こちらにホテル等利用したお客が、あしたは歴博に出向いていただくと。あるいは街中を散策していただく。こういうふうなものをつくらなければいけない。だから今の計画書を拝見すると、今の時点でこれは結構なのです。今まだ余りゆとりがないです、日本人は。見せかけほど金もありません。そういうことについて、ちょっと部長お考え、部長わからなかったら市長でしいいですけれども。  それから、ごみの関係。これは今事業所から幾らいただいて、焼却場でもって幾らかかっているのか、それちょっと教えてください。これ、事業所のごみですよ。事業所のごみ幾らちようだいして、焼却処理するのに幾らかかっているのか。  それから、台風の関係です。30数年ぶりということで、災害は忘れたころにやってくるということでございますけれども、この市民に知らせる対応が非常に僕は手めるいと思います。盛んに今市長なんかも所信声明でも情報化の問題取り上げていらっしゃいますけれども、とりあえず今佐倉でできるのは、月2回の広報紙しかございません。災害が発生して、その後9月30日に広報が出ております。それから10月15日と。恐らく9月30日、災害があってから9日、中1週間しかございませんけれども、やはり編集等も終わって、紙面の割りつけ等も済んでおったのでしょう。しかし、こういう緊急突発的なことは、やはり広く市民に知らせていくべきではないかなと。1か月たった今、市民はいまだに的確な情報を持っておりません。そうなりますと、非常に混乱します、市民の中で。いろいろなうわさ、情報が飛び交う。だから、少なくとも9月30日の広報紙には、まず被害の状況、そしてその後の広報において、その対策。もちろん、国のかかわり、あるいは県の絡みがありますから、すぐに即答、実施できる部分もなかなかないかと思いますけれども、協議中なら協議中、検討中なら検討中でもいいと思います。やはり、市民が一番不安に思っているのは、こういう事態が起きてどうなのだろうかと、こういうことでございます。そういうことに対して、広報紙でそういう対応ができないのかどうか。CATVのお話もありますけれども、まだ先の話でございます、これ。それについてちょっとお伺いしておきます。 ○議長(神崎勝己君) 市長、菊間健夫君。 ◎市長(菊間健夫君) 余暇の利用の関係について、最初お答え申し上げます。  確かに計画、あるいは法律は制定をされた時点、既にそれは過去のものになりつつあるということはご指摘のとおりでございます。そういう中にありまして、今回の私が選挙を通じまして実感をした市民の生活の変化と申しますか、いわばライフスタイルというのはかなり変化をしてきておるという中に、ただいまご指摘のような余暇利用の関係もございます。これは従前、企業の関係につきましては、当然なるべく休ませないようにと、こういう考えの指導をしてきたようでございますが、今の企業はむしろ休むようにと。休暇をとるようにと。そして、休暇を有効に利用すると、こういうような形の指導をされておるようでございまして、これは私ども年代等をいろいろ分析をする中で、若者の方の余暇利用の関係、あるいは中年、老年の方の余暇利用の関係につきましては、それぞれ従前我々が考えた以上、はるかに進んだ余暇利用の携帯ができつつあるという実感を私は痛感をしたわけでございます。そういうわけで、余暇利用関係の問題とあわせながら観光基本計画の問題、これはご指摘のような点につきましては、今後十分に認識を新たにいたしまして、改正をし、あるいは促進をすべき点についてはさらに促進を図ると、こういう考えで進めてまいります。  次に、台風の災害の広報関係でございますが、これはご指摘のような市民の方々のご不満と申しますか、あるいは市内全体の把握について不十分であるという点については、私どもも反省をいたしております。広報の方とこれは十分に協議をする中で、臨時のそういうような報告関係の広報の発行ができるように努力をしてまいります。  以上です。 ○議長(神崎勝己君) 都市部長、岡野昭治君。 ◎都市部長(岡野昭治君) 都市部長の岡野でございます。  自席より川合議員の再質問についてご答弁申し上げます。  開発行為の取り扱いについて、第三者的な判断も必要ではないかと、このようなご指摘でございます。私どもも開発行為の取り扱いの中で、特に緑の問題を含めまして、法令の取り扱いと住民要望とに、その調整に苦慮いたしております。私も今後はそれぞれ専門的な分野の方々で構成する第三者的なものは必要ではないかと考えておりますので、検討してまいりたいと考えております。 ○議長(神崎勝己君) 経済環境部長、野口信幸君。 ◎経済環境部長(野口信幸君) 経済環境部長の野口でございます。  事業系のごみの収集費の問題でございますが、これにつきましては現在許可業者がいただく収集料としては、キロ当たり22円ということでございます。それから、組合関係では処理の費用をいただいております。これについてはキロ当たり12円ということです。さらに、処理の実際の経費というのはどのくらいかかるのかということでございますが、これは平成3年度で予算に伴う予測数値でございますが、大体処理費としてはキロ19円程度かかっておるというのが現状でございます。  以上でございます。 ○議長(神崎勝己君) 川合雄二郎君。 ◆16番(川合雄二郎君) ごみの関係、事業所の関係、やはり少なくとも原因者がきちっと負担できるような制度を早く確立していただきたい。私は事業所だけ、大きな枠の中で申し上げたけれども、やはりこの中には八百屋さんから魚屋まで、将来において考えるべきではないかなと。これは特に商工会議所なんかとも連携をとって、これを家庭ごみと一緒にやっていることに対しては、大変市民の間からも不満があると思います。特に今、全国的に見たって、しう一般のごみの有料化という問題が騒がれています。現実に北海道の伊達市ですか、2年前から実施しております。これは、たしか袋が60円ですか。千葉市も95年ですか、有料化を検討していると。もうそういうような情勢の中にあるわけで、佐倉も早晩一般の家庭ごみの有料化という問題が出てくるわけで、その前に事業所系のごみをきちっとしておいでいただきたいということです。  それから、教育長にちょっと私質問するの忘れたのですが、それ結構ですけれども、余り浦安がどうだからということ。行政の区域も全然、6分の1と小さなところです。佐倉、非常に広範囲の中をネットワークしていかなければならないと、網羅していかなければならないという問題があるわけですので、余り浦安が先進地だからということではなしに、佐倉は佐倉独自の方向づけを持っていただきたいと思います。  それから、子供たち、児童の関係については、なかなか教育行政の方で施策をめぐらしても、今の子供たちはファミコンであり、漫画であるわけです。そうなると、では図書館に漫画本を入れるのかというような問題も、きょうお聞きしたかったのですけれども、それは結構でございます。特に専門書の関係については、きちっとした枠組みを決めて、やはり限られた中での一つの図書館を前進させていこうということでございますので、そういう点十分意を尽して進めていただきたいと思います。  以上、要望いたしまして、終わります。 ○議長(神崎勝己君) 石渡重一君。 ◆17番(石渡重一君) 議席17番、石渡重一です。  川合議員の質問に関連をいたしまして、2点ほどお伺いをいたします。  市長は所信表明の中で、地域情報化の推進を図り、市民と行政の情報ネットワーク化を図り、地域コミュニティ形成基盤づくりを進めるということでございますけれども、内容について詳しくお聞かせいただければありがたいと思います。それは、単なる東関東ケーブルテレビ296への5,000万円の出資だけのものなのかどうか。情報公開のスタンスのめどは立っているのかどうか、あわせてお伺いをいたします。  2点目といたしまして、観光振興計画の一環として第三セクターによる森ビルとの湖畔荘再建問題を同僚議員の質問にありましたけれども、その後の経過と進捗状況についてお聞かせをいただきたいと思います。  以上でございます。 ○議長(神崎勝己君) 市長、菊間健夫君。 ◎市長(菊間健夫君) 自席から石渡議員の関連に対してお答え申し上げます。  地域情報化の関係のことでございますが、これは新しい情報化時代に対応するために、郵政が中心になりましてこの促進方を進めておる仕事の中で、テレトピア都市の指定という関係の事業がございます。この指定を受けることにつきましては、当市といたしましては、これが発表されてからそれぞれ立候補をして進めてきたわけでございますが、当初の関係につきましては県庁所在地以外はだめということで、落選をした経過もございますが、その後継続的な運動の展開の中で今回その指定を受けたわけでございます。この指定を受けるということは、やはり国が十分な資金の面の援助、またそれに伴うところのそれぞれの関係の指導等につきましても十分に指導を受けられる情勢が、段階ができたと、こういうふうに判断をいたしまして、まずこの第一歩の中に踏み出してまいりたいと、こういうふうに考えておる次第でございます。CATVの関係の問題につきましては、それぞれのテレトピア都市の資金の援助関係の問題とあわせながら、第三セクターという形にならなければ、郵政関係のいろいろな指導等の整合性がちょっととれない関係もございますので、そういう関係とあわせながら今回提案をさせていただきましたが、基本的にはテレトピア構想をさらに前進をさせる一つの手段であると、こういうふうに考えております。  観光開発計画の中の森ビル関係につきましては、担当部長の方からお答え申し上げます。  以上です。 ○議長(神崎勝己君) 経済環境部長、野口信幸君。 ◎経済環境部長(野口信幸君) 経済環境部長の野口でございます。  石渡議員の関連につきまして、自席からお答えを申し上げます。  森ビル観光、森ビルコンサルタントという、ここは共同提案的なホテルの進出との関係でございますが、当初独自の進出をというような形であったわけでございますが、ご案内のように調整区域でもあるしというような、いろいろな法的な整備の問題、その他許認可の関係等もございまして、県との調整の中ではこれはやはり公共性を持った形の整備が必要であろうということで、第三セクターという方式でないとなかなか許認可にも難しい面が出てくるということで、その辺の、果たして第三セクターという形で対応ができるのかどうかということの調整を現在しております。  それから、進出関係に伴いまして、いろいろな条件の整備をやはり地元としての役割分担をしていただきたいというようなことがございます。これは、進入路の道路の整備の問題とか、あるいは周辺の用地の関係について、極力市の方でごあっせんをいただきたいというようなこととか、あるいはいろいろな基盤整備と申しますか、そういう面についてもご協力をいただきたいというようなことについて、それぞれ現在調整をしているというような段階でございます。  以上でございます。 ○議長(神崎勝己君) これにて川合雄二郎君の質問、並びに関連質問は終結いたします。  榎沢四郎君の質問を許します。  榎沢四郎君。           〔14番 榎沢四郎君登壇〕(拍手) ◆14番(榎沢四郎君) 議席14番の榎沢四郎でございます。平成クラブを代表いたしまして質問をいたします。  質問に先立ちまして、去る9月8日の台風15号の豪雨から始まりまして、18号、19号、21号と連続して豪雨、豪雨、強風また大雨と、4個の台風の連続襲来を被りまして、佐倉市内におきましては、水稲の倒伏、農地の冠水による農産物の被害、JR、京成両線の一時運転停止、住宅の全壊、道路の冠水による通行どめ、床下、床上浸水、がけ崩れなどの被害が市内全域にわたりまして起こりまして、まことに多大な被害が発生しております。ここに被災者の皆様に心からお見舞いを申し上げますとともに、災害対策関係の皆様のご苦労に対し、感謝申し上げる次第でございます。  次は、市長選についてでございますが、去る9月22日に投票の行われました佐倉市市長選に際しましては、市議会自民クラブ、公明党合わせて22名、全員が菊間市長候補を推薦申し上げ、告示少し前までは無競争かと推測しておりましたが、まことに突然選挙戦と相なりまして、短期決戦の結果は大差にて5期目の当選を果たされました。これは市民が安心して市政を任せられる人として、菊間市長を選んだ結果の得票であると理解しております。推薦者の一人として心からご当選をお祝い申し上げますとともに、これからは一層健康に留意されまして、豊富な経験と卓越した行政手腕を発揮いたしまして、市民の期待にこたえられますようご努力くださいますことをお願い申し上げます。  では、通告に従いまして質問に移ります。  東洋経済新報社刊行の90年版都市データパックの日本の成長都市ベスト30の中に、佐倉市は浦安市、多摩市に次いで第3位にランクされております。浦安、多摩両市が日本の成長都市の1、2位となっても両市は好条件が備わっておりまして、むしろ当然とも思うものでありますが、佐倉市の場合は首都50キロ圏というだけで、好条件が2市に比べてそんなに備わっておるわけではありません。これは、やはり菊間市長を始め、当局が基本構想を策定して、建設的な街づくりの努力が認められた結果の成果であると評価をいたすものでございます。さらに同誌は、これは人口増とそれに伴う商業集積及び工業団地の開発による工業の発展とバランスがよいと。これが高成長力の要因であると解説されております。そして、今後の課題として、医療の対応が人口増加に追いついていない。市の南北の交通アクセスがよくない。旧城下町の入り組んだ道のためすぐ渋滞する。このため商業集積は便利のよい京成沿線の駅周辺に限られてしまった。JRの沿線と京成の沿線の格差は、ここにも原因がある。これら、これからJR佐倉駅周辺の区画整理と再開発をして、市の核にしたいと言うが、それだけの商業集積をこれからつくることができるのだろうかと、今後の課題を提示しております。  まず、医療の対応が人口増に追いついていないという指摘につきましては、本年9月、東邦大学附属佐倉病院の開業によりまして、これは当面解決したものと思われますが、旧城下町の入り組んだ道路のため、市の南北の交通のアクセスがよくない。また、京成沿線とJR佐倉駅周辺の格差の原因の一つとも言われます、旧城下町の市の南北を結ぶ道路の対応について、ご所見をお伺いいたします。  次は、都市基盤の整備は、いずれをとりましても大切でありますが、中でも市内の南北、東西を結ぶ幹線道路の馬渡・萩山線、勝田台・長熊線、井野・酒々井線につきましては、これまでも最重点施策として道路の造成にご努力をいただいておることは十分承知しているものでございますが、さらに最重点施策として取り組んでいただきたいと思うのであります。ご所見をお願いいたします。  第2期基本計画の中に、JR佐倉駅北口、寺崎地区周辺の商業、業務、行政、文化的諸機能と良好な住環境を確保するため、土地区画整理事業などにより秩序ある市街地の形成に努めますとあり、佐倉市の表玄関として、佐倉市の核としての寺崎地先の土地区画整理事業が早急に開始されることを望むものでありますが、当事業の現況と見通しについてお尋ねいたします。  次に、佐倉市庁舎は昭和46年に現在地に新築されまして、以来人口増に伴い増築を重ねて現在に至っております。将来構想といたしましては、場所を移転いたしまして新庁舎の建設も考えられるところでありますが、さしあたり現在不足している駐車場スペースの確保と事務量の増大や会議などに使用する会議室や、執務室の不足、書類の保管場所も少ないなどと伺っております。早急に当面不足している箇所の対応を図る必要があろうかと思われますが、お考えをお聞かせください。  将来、人口増が想定されます。その人口増に見合った市民会館的な大規模な集会施設が必要になると思われますが、この建設についてのご所見をお伺いいたします。  次は、駐車場についてでございます。約40年前の昭和25年の日本の車の保有台数はおよそ23万台であります。そして、車が社会構造に大きく影響をもたらし始めたのは、車の保有台数が1,000万台を超えた昭和42年ころからであり、その後は年間200万台前後の増加を見て、平成2年12月現在総保有台数は6,000万台を超え、アメリカに次いで世界第2位の車保有国となったのであります。車と社会とのかかわりを見ましても、生活や商用、輸送や産業、防災や救急活動、レジャーに至るまで、まさに幅広く社会とかかわり、現在においてはなくてはならないものとなっています。佐倉市の現在の車保有台数は単純に計算しましても約7万5,000台となります。この急増した車に対応する道路の新設、改良、駐車場の確保となりますと、まことにおくれをとっております。平成3年7月1日からは、自動車の保管場所の確保などに関する法律が施行されまして、保管場所は厳格になったのですが、目的地の駐車場が大変どこでも不足しているのが現状でございます。市の公共機関におきましても、駐車場の確保には十分留意すべきであると思考されます。現在市内の小中学校、幼稚園、保育園、市の出先施設の駐車場設置状況についてお尋ねいたします。  また、今後建設が予定されます公民館、図書館につきましても、駐車場用地の確保には十分留意すべきであると思います。  次に、通勤、通学のための各駅前自転車駐車場につきましては年々整備され、平成3年、4年度に当たり、京成佐倉駅北側、京成ユーカリが丘駅南口にそれぞれ自転車駐車場を整備すると伺っておりますが、京成ユーカリが丘駅北口、京成臼井駅北口の借地分の自転車駐車場の整備についてのお考えをお聞かせください。  また、放置自転車の保管場所の適正化、保管手数料の条例化、駐車禁止区域の違法駐車の対応、受益者負担による管理制度の実施についてのお考えをお尋ねいたします。また、自転車駐車場に管理棟のない駐車場がございます。管理棟は早急に建設すべきものであると思われますが、ご所見をお願いいたします。  次に、東葉高速鉄道が平成5年に勝田台まで開通の予定でございます。営団東西線と相互直通運転で都心まで乗り入れができ、しかも乗客の要望する便利性、安全性、快適性を最大限に満たす輸送機関であると言えます。この高速鉄道をJR佐倉駅まで延伸すべく、延伸促進期成同盟をつくって、関係中央機関などに陳情を行っておるわけでございますが、これが延伸されますと、JR佐倉駅周辺の交通の利便性、活性化にもつながり、また市民の強い期待もございます。東葉高速鉄道延伸促進期成同盟の今後の活動方針をお聞かせください。  次に、京成電鉄におきましては、通勤、通学帯の輸送力の増強、サービスの改善が順次図られてまいりましたが、ユーカリが丘駅が新設されました時点で、将来特急停車駅の予定駅であると伺っておりましたが、京成電鉄は現在佐倉市内に五つの駅があります。この中で特急停車駅は佐倉駅1駅のみでありまして、各駅とも年々乗降客が増加の一途であります。また、特急の運行本数も増加されております。乗客サービスの意味からも、特急電車停車駅をふやしていただく働きかけを要望いたす次第であります。また、江原地先の新駅の設置につきましては、何回か同僚議員が質問で要望しておるところですが、市の観光基本計画、観光開発のためにも重要な位置を占めるものであり、その後の京成側との対応をお聞かせください。  次は、シルバー人材センターについてでございます。シルバー人材センターは、高齢者の生きがいのための就労の場と、故大河内一男東大総長が提唱されまして誕生したのでございまして、現在全国で565団体結成されております。佐倉シルバー人材センターは、他市に先駆けて昭和56年、会員数245名で発足されまして、以来本年で10周年を迎え、10月29日には市民音楽ホールにて盛大に記念行事を行う予定と伺っております。発足当初は年間1,000万円くらいの事業実績でありましたが、平成2年度は会員数368名、年間事業実績は約1億7,800万円と、発足当初から比べますと格段の実績を示すまでになりました。事業報告を見ましても、就業率の向上だけでなく、会報の発行、技能研修、観光ガイド事業の発足、交通安全の講習会、安全就業の徹底、佐倉市への受託事業である生きがいと創造の事業について、高齢者福祉作業所において講習会を実施しており、また工芸品の展示即売会を各所で実施、会員相互の親睦を深める1泊の研修旅行の実施と、まことに立派な活動の実績を上げております。今後急速な高齢化が予想される中、シルバー人材センターの役割はますます重要な位置を占めるものと予想されるものであります。  このシルバー人材センターでございますが、派遣先での障害、死亡事故については、これが対応としてシルバー障害保険に加入しまして、その保険金で対応しておるわけですが、死亡された場合は600万円が保険金から支払われるということでありまして、事故死の場合600万円とは少々少ないという感じをするものでありますが、もし不幸にして死亡事故が発生して場合、どのような対応をお考えかお尋ねいたします。  次は、中学校給食についてお伺いいたします。学校給食審議会は、豊かな食生活、食文化の向上を目指した答申を、平成元年7月に教育委員会に対し行っております。この答申を受けまして、平成2年3月、教育委員会は中学校給食に関する基本方針を最終的に定められたと伺っております。そして、この基本方針実施のためには佐倉市実施計画に実施事業を計上し、実現に努力するということでございますが、その後中学校の用地の問題、施設の建設に要する費用、給食の内容、給食の方法など、詳細にわたり調査研究を進めてこられたものと判断いたします。そこで、具体的な質問をさせていただきます。  1、実施計画の策定経過で、中学校9校中どの中学校を優先して給食を実施してまいるのか。また、単年度に何校ぐらいの学校に給食施設を設置してまいろうとしているのか。  2、中学校9校全校が完全給食を実施できる目標年度はいつを考えているのか。  3、給食実施の形態は、原則として自校方式を採用とすると伺っておりますが、センター方式も実施する方向なのでしょうか。  4、学校給食に欠くことのできない職種として栄養士の確保対策はどのようになっているのか。以上でございます。  次は、電波障害についてお尋ねいたします。山万株式会社が建設しましたユーカリが丘駅前センターの超高層建築物が起因して発生したテレビ電波障害問題について、円満解決を図ることを目的として、平成元年7月8日付で佐倉市と山万株式会社との両者で協定書を締結しました。協定書の内容は、第1条から第10条までありますが、対策工事は原因主の山万株式会社の負担とする。対策方法はCATV296の施設を利用する。維持管理については、CAテレビ296が行う。維持管理費は平成3年12月末までは被対策者の負担はないものとし、平成4年1月以降については継続協議する。主なものを拾い上げますと以上のようになろうと思います。山万株式会社の電波障害対策状況を見ますと、工期は1期から5期にわたり、電波障害区域は当初の予想を大きく上回りまして、要対策戸数は平成3年9月末で7,633戸、うち工事完了が7,228戸で、95%の完了であり、残り5%305戸は10月末までに工事の完了の予定と伺っております。  電波障害の発生後、山万株式会社の対応がおくれたために、市民の不満、陳情が多く、市議会の自民クラブ及び志津議員団が電波障害の円満解決を図るため、努力をされた経緯もございました。ここに電波障害が発生しましてから3か年の歳月が過ぎ、ユーカリが丘センタービルが完成しまして、終盤を迎えようとしております。協定書第7条3項の維持管理費は、平成3年12月末までは被対策者の負担はないものとし、平成4年1月以降については継続協議をするとありますが、この協定書第7条3項の対応についてお伺いするものであります。  次は、道路問題であります。都市計画道路3・4・18上志津・青菅線の開通に際し、都市計画道路3・4・15勝田台・長熊線との交差点改良に伴いまして、下志津方面へ向かう取りつけ道路の変更がありました。この下志津896番地地先に新設されました取りつけ道路でありますが、都市計画道路から取りつけ道路に進入しますと、間もなくT字路となりまして、まことに見通しの悪い道路であります。この道路を新設する際、議会建設常任委員会でも問題点の指摘があったと伺っております。また、この道路は志津方面からJR佐倉駅、第一、第二、第三工業団地方面への通勤者の幹線道路でもありまして、したがって交通量も多く、路線バスの走行道路でもあり、また最近は大型車の通行も頻繁であります。安全対策の実施を願うものであります。  次は、台風第15号に伴う被害及び今後の対応策についてお伺いいたします。台風15号は、佐倉市及び周辺市町村に相当量の降雨量をもたらし、鹿島川流域で9月7日から9月9日までの3日間で、酒々井町で239ミリメーター、富里町で250ミリ、JR佐倉保線区で220ミリなど、記録的な降雨量でありました。このため、佐倉市内でもJR佐倉駅周辺、城南橋付近の冠水、高崎川と南部川合流付近の冠水、佐倉川及び鹿島橋付近の冠水など、多くの被害をもたらしました。住民の皆様方には思いもよらぬ被害でさぞ大変だったことと、心よりお見舞い申し上げます。従来、降雨は地下に浸透していましたものが、流域の宅地化によりまして、浸透せず一気に河川に集中、流入となったためにこのような被害をもたらしたものと思います。災害対策基本法は市の責務として、地域及び住民の生命、身体及び財産を災害から保護する責任があると規定しております。このような災害が二度と引き起こされることのないよう、万全の対策を講じてほしいと念願するものであります。危険箇所は当局において十分把握されているものと考えますが、危険回避の方法として、1、高崎川の改修計画はあるのか。また、同河川の上流に調整池をつくる計画はどうか。2、城南橋付近堤防のかさ上げ工事の計画はあるのか。3、寺崎都市下水路の改修計画はあるのか。4、大崎台団地、第二工業団地付近の集中豪雨対策として、増水防止措置としてポンプアップできる装置の設置ができないか。以上4点について質問を申し上げます。  私の質問は以上でございます。よろしくご答弁のほどお願いいたします。(拍手) ○議長(神崎勝己君) 榎沢四郎君の質問に対する当局の答弁を保留し、暫時休憩いたします。           午後零時04分休憩 ───────────────────────────────────────           午後1時19分再開 ○議長(神崎勝己君) 休憩前に引き続き会議を開きます。  榎沢四郎君の質問に対する当局の答弁を求めます。  市長、菊間健夫君。           〔市長 菊間健夫君登壇〕 ◎市長(菊間健夫君) 榎沢議員のご質問にお答え申し上げます。  まず最初に、佐倉市の置かれたいろいろな現況に対する評価の問題等もいろいろご指摘をいただきまして、これは経済雑誌の発表という中で、それぞれ独自の指標を使った中の評価ではないかと思いますが、的確に佐倉市のいわば欠陥というものについてもご指示をいただいておるものと十分に反省をいたしております。そういう中にありまして、交通関係の問題、これにつきましては確かに商業施設の集積関係の問題から考えますと、JRと京成の佐倉の駅をどうつなぐかと、こういう問題が指摘をされてあるわけでございます。JRを中心とした地域の格差の問題について、どう是正をするかということは、当面寺崎の区画整理事業、この推進をしてここに商業施設の集中を図りながら、あるいは公的な施設のある程度配置をしながら、この地域を整備をしていきたいと、こういうふうに考えておるのが現状でございます。  南北をつなぐ道路という問題の中で、従前都計街路、これについて重点の目標を定めながら進めてまいっておりまして、現状は今平成6年を目標に鷹匠から山王に至る間の開通を努力をしておるのが現状でございます。そういう中にありまして、従前南北をつなぐ道路の関係については、地下道構想というのも出されております。この地下道構想も若干研究はいたしておりますけれども、今後の課題ではなかろうかと、こういうふうに考えております。いずれにいたしましても、当面は都計街路、これは下根から田町、さらに山王から弥富の方向に向かう道路、これを中心にして南北をつなぐ道路について力を注いでまいりたいと、こういうふうに考えております。  次に、寺崎の区画整理事業の関係でございます。具体的な関係につきましては、担当部長の方からお答えを申し上げますが、この問題点として従前ありましたのは、いわば河川の改修に伴うところの拡幅の問題、これは高崎川、鹿島川の拡幅関係につきまして、下流の方はいわば竜神橋のところは将来100メーターくらい拡幅したいとか、この地域については25メーターくらいを拡幅したいとか、いろいろな案があるようでございまして、その辺の調整関係で区画関係の面積の確定ができなかったと、この辺も一つの課題でございます。これはそれぞれ関係の県、あるいは建設省の関係と調整をとりながら、ほぼ見通しがついてまいりましたので、今後この辺の問題をさらに整理をしながら、区画整理事業の完成につきましては佐倉市の一つの重点の位置づけを考えながら促進方を進めてまいりたいと、こう考えております。  次に、庁舎の関係の問題でございます。これは、将来の問題につきましては、市民会館、あるいは庁舎関係それぞれ基金を積み立てをしながら対応してまいっておりまして、現在市民会館の基金関係については13億余、庁舎関係は24億と、こういうような基金の積み立てを進めながら将来に備えておるわけでございますが、当面の措置としてこれは市の南側、いわば業者の持っておる土地でございますが、この利用を考える中の増築、あるいは駐車場関係の利用の増進が考えられないかと、こういうことで現在研究をしておる段階でございます。  次に、幹線道路のそれぞれの関係等につきましては、これは担当部長の方から現状関係ご報告を申し上げます。  次に、駐車場の関係、各施設の現状等につきましては、それぞれ担当部長の方から申し上げるようにいたしますが、基本的には現在の車社会に対応する駐車場問題については、これは不十分であると、こういうふうに判断をいたしております。ただ、これが車社会に対応するための十分な駐車場を設置することが可能であるかどうか、あるいは現在の車による交通体系と別の交通体系ができないかどうか、この辺は将来の都市の整備のあり方の中で大きい課題になるのではないかと、こういうふうに考えておりまして、この駐車場問題につきましては当面の問題、また将来の佐倉市内における交通体系のあり方等についても、基本的な検討を加える中で対応していかざるを得ないのではないかと、こういうふうに判断をいたしております。  なお、民間の駐車場の関係、後ほど駐輪場の関係もご提起なされておりますが、そういう面でいわば駐車場としての経営を誘導するような措置を市として考えていかざるを得ないのではないかと、こういうふうに判断をいたしております。ご提案は研究課題として今後市の施策の中で検討を加えてまいります。  次に、駐輪場の関係でございますが、これは将来は有料化を考えていくと、こういうことで、この駐輪場関係については現在それぞれ整備を進めてまいっております。現段階、あるいは整備の今後の方針等につきましては、担当部長の方からお答えを申し上げるようにいたします。  次に、東葉高速鉄道の促進協の問題、あるいは新駅の設置関係等、いろいろ京成関係についてご提案がございましたが、それぞれ細部担当の部長の方から申し上げるようにいたします。東葉高速鉄道の促進の関係につきましては、既に協議会も設置をし、これに対する予算も計上いたしましたので、今後臼井あるいは志津あるいは佐倉全域にわたる交通体系を整備をする中の、最重点としてこの運動を促進をしてまいります。なお、特急をとめる関係の問題、新駅の関係等につきましては、従前これについてお答えを申し上げたように記憶をしておりますが、いずれにいたしましても、京成との協議の問題になりますので、今後の協議の対象として努力をしてまいります。  シルバー人材の関係についてでございます。これは現在の死亡等による補償関係については、さらに考慮すべきではないかと、こういうようなご指摘、あるいはシルバー人材の派遣事業の中の危険を防止をするところの安全対策、あるいは任意保険の関係等もいろいろございますが、これにつきましてはさらに担当をして検討をいたさせます。  中学校給食関係でございますが、これは教育委員会の方からお答えをいただくようにいたします。  次に、電波障害の関係でございます。これは当初協定の中で12月、これを目標にというような形の中で交渉を進めておりますが、今後CATV関係の将来の経営に対する問題等の中に、第三セクターという中の市の出資を考える場合に、山万のテレビ障害に対する補償と申しますか、負担と申しますか、そういうようなことが明確にCATVの経営上の中に組み込まれないような、まず基本的な整理をする中で、この問題の解決を進めていかざるを得ないではないかと、こういうふうに判断をいたしております。そういう中にありまして、特に維持管理の経費関係につきましては、これは今後最大限努力をいたしまして、協定書にありますとおり、12月を目標にして努力をしてまいります。  次に、道路関係の細部の問題等につきましては、担当の方からお答え申し上げます。  なお、最後になりましたが、災害対策の関係でございます。これにつきましては、先ほどお答えを申し上げましたとおり、高崎川、佐倉川あるいは寺崎の下水路の関係等もございます。これと同時に今回は特に上流関係の調整関係の問題がございまして、上流に調整池をつくらせるべきではないかと、こういうようなことについては、自治体同士の話し合いとすれば若干難しい点もあろうかと思いますが、県を仲介といたしましてこの高崎川問題につきましては、さらに各自治体相互の、いわば調整関係を十分にする中でこの対応を努力をしていきたいと、こういうふうに考えております。  なお、この改修の細部の点につきましては、担当者の方からお答えを申し上げます。なお、本来鹿島川あるいは高崎川等を始めといたしまして、印旛沼の調整池のあるいは水位の問題もございます。これにつきまして、現在大和田機場が稼働中という形で対応しておりますが、この大和田機場のポンプ場が性能上フル回転をできるような措置を、これは市として別途要望してまいりたいと。そういう中で今後八千代あるいは千葉市間の各団地の排水関係との調整を図る中で、大和田機場のフル回転という問題を研究課題として、担当のそれぞれ各部門に対して折衝を進めてまいりたいと、こういうふうに考えております。  以上お答えを申し上げましたが、細部につきましては担当部長の方から、なお、お答えを申し上げるようにいたします。 ○議長(神崎勝己君) 都市部長、岡野昭治君。           〔都市部長 岡野昭治君登壇〕
    ◎都市部長(岡野昭治君) 都市部長の岡野でございます。榎沢議員のご質問の中で、城下町の道路と寺崎区画整理事業につきまして市長答弁の補足をさせていただきます。  ご指摘のように城下町特有の道路形態、台地と谷津との歴史的地理条件によりまして、現在は道路渋滞を生じておるのが現状でございます。これらを一挙に解決するということは非常に困難だと思いますが、当面の対策としましては、やはり馬渡・萩山線及び井野・酒々井線等、市内を結ぶ東西南北、これらの方向にあります都市計画街路につきまして、早急に整備を進め、旧町内の交通渋滞の緩和を図ってまいりたいと考えております。JRと京成佐倉駅を結ぶ都計街路関係につきましては、今後とも研究をしてまいりたいと考えております。  次に、寺崎の区画整理でございますが、現況としましては、区画整理事業予定地区を地元と協議する中で、区域につきましてはほぼ確定いたしております。平成2年度の都市計画の線引きの見直しの中で特定フレームとして位置づけております。内訳としましては、水田が37.12ヘクタール、宅地が0.27ヘクタール、その他0.12ヘクタール、計33.51ヘクタール、これが民有地でございます。その他に公共用地としまして、8.79ヘクタール、全体の面積で46.3ヘクタールとなっております。予定地区内の人口は、現在3世帯で16人。地権者数が114世帯となっております。なお、予定地区には都計街路が3本交差しておりまして、このうち馬渡・萩山線及び井野・酒々井線につきましては、早急に完成させるべく県事業によって現在実施しておるのが状況でございます。現在、県で計画中の高崎川改修計画、この案と整合させるために、一部土地利用計画の見直し作業を行っております。そのほか、流域下水道との幹線が当地区内に埋設されておりますので、その協議。また東京電力の高圧の送電線がありますので、この鉄塔の建てかえ工事につきましても、高さにつきましてももう少し高くするように現在協議中でございます。今後はこれら関係機関との協議が整いましたら、地元説明会を開き、ご同意をいただく予定になっております。  以上でございます。 ○議長(神崎勝己君) 土木部長、齋藤三喜男君。           〔土木部長 齋藤三喜男君登壇〕 ◎土木部長(齋藤三喜男君) 土木部長の齋藤でございます。  榎沢議員のご質問に対し、幹線道路の整備、道路問題、災害問題についてご答弁申し上げます。  ご質問の幹線道路の整備についてでございますが、3・4・8,馬渡・萩山線につきましては、現在国道296号線より東関東自動車道の側道までの延長約4,924メーターを計画しておりまして、そのうち2,968メーターを供用開始しております。未整備区間といたしましては、鷹匠橋より県道佐倉・停車場・千代田線までの約800メーターの間につきましては、平成4年度を目途に県において整備を進めているところでございます。残りの部分、佐倉南高より山王3・4・16大田・高岡線までの部分につきましては、平成6年までに開通予定にて実施中でございます。  次に、3・4・15勝田台・長熊線につきましては、現在起点側及び終点側で工事をしております。起点側の勝田台側につきましては、現在八千代市との行政境より東へ317.5メートルが未整備となっております。そのうち行政境より約110メーターについては、平成3年度に一部開通を予定しております。残りの区間につきましては、平成5年度に全面開通を目標に努力をしているところでございます。また、終点側につきましては、未整備区間が1,610メーターございまして、そのうち白銀団地内につきましては、国道51号線に連絡する橋梁について、平成3年11月を目標に開通させる予定でございます。  また、地区外の約450メーターにつきましては、平成6年度を完成目標に現在用地交渉等進めているところでございます。  最後に、3・4・5井野・酒々井線でございますけれども、これにつきましては寺崎地先より酒々井までの4,500メーターにつきましては、平成6年度完成予定で県が整備しているところでございます。寺崎より飯重団地までの約2,200メーターにつきましては、現在国、県に対し平成4年度事業として補助金確保について強硬に今要望しているところでございます。いずれにいたしましても、市の骨格をなす幹線道路でありますので、早期完成に向け最大の努力をしてまいりたいと思います。  次に、道路問題でございますけれども、下志津896番地地先の安全対策でございますが、都市計画道路3・4・15勝田台・長熊線より下志津方向に進入します、見通しが悪くなっておりますので、T宇路の部分にカーブミラーを設置いたしまして、安全対策に努めてまいります。また、構造物等についても再度検討してまいりたいと思います。  次に、災害問題でございますけれども、高崎川の改修並びに住宅地側の排水についてでございますけれども、この件につきましては、先ほど川合議員のご質問にご答弁したとおりでありまして、早期に改修に努めてまいりたいと思っております。特に寺崎都市下水路の逆流装置、また宅地側の排水につきましても十分配慮してまいりたいと思います。  以上でございます。 ○議長(神崎勝己君) 総務部長、板倉圭男君。           〔総務部長 板倉圭男君登壇〕 ◎総務部長(板倉圭男君) 総務部長の板倉でございます。  榎沢議員のご質問に対しまして、市長答弁の補足をさせていただきます。  まず1点は、庁舎増築の関係でございますが、会議室、執務室、また書類の倉庫等、ご指摘をちようだいをいたしたところでございますが、46年にこの庁舎建設がされまして、その後住民のニーズの多様化のために事務的なOA化や、また組織の見直し等によりまして職員の増加も見ておるわけでございます。そういった中で現在の庁舎も手狭になってきているのが事実でございます。  現在、一つの駐車場を例にとりましてみますと、来庁者用といたしましては、93台の収容スペースでございます。そのほか、庁用車が108台ほど駐車をいたしておるわけでございまして、税務関係の申告時期になりますと、忠霊塔の前の芝生がございます。そこを臨時駐車場ということで使用をいたしておるわけでございまして、昨年もそういった臨時駐車場をつくったわけでございますが、芝生の破損というようなこともございまして、本年はここにビニールシートでも張って対応しなければならないかなというような予定もいたしておるわけでございます。会議室におきましても、福祉センター等もございますが、現在大小合わせて九つの会議室がございます。そういう会議の日程等を設定をしながら現在対応をいたしておるわけでございますが、議会の方の委員会室もお願いをして対応をいたしておるところでございます。先ほど市長答弁ございましたが、ただいまこの隣接地等を調査依頼をいたしておるところでございまして、この隣接地の増築が可能かどうか、また現在の敷地の中でどうかというようなところを調査の段階でございます。今後十分市民にご迷惑をかけないような体制をしてまいりたいというのが現状でございます。  あと、次の交通問題でございますが、市の出先施設の駐車場の設置状況のお尋ねでございます。まず各出張所、派出所について申し上げますと、公民館等の共用でもございますが、台数等、志津出張所が23台、臼井、千代田出張所が166台、根郷派出所が7台、和田派出所が6台、弥富派出所が10台でございます。また、志津コミュニティセンターにつきましては、普通車が83台、大型車が3台、合わせて86台確保できる現状でございます。また、保育園関係、8施設ございますけれども、佐倉東保育園が5台、根郷保育園が6台、馬渡保育園が6台でございます。また、老幼の館、児童センター等につきましては、佐倉老幼の館が3台、臼井老幼の館が5台でございます。さらに、老人福祉センター、さくらんぼ園につきましては、大型バスを含めまして8台でございます。なお、社会福祉協議会に管理をお願いしております施設がございます。みちしばの園が8台、かぶらぎの園が5台、志津老人憩いの家が3台、臼井老人の憩いの家8台、千代田老人憩いの家が3台となっております。  以上、各施設の駐車場の現状を申し上げたわけでございますが、臼井・千代田出張所につきましては、臼井公民館、市民音楽ホールと共用となっておりますので、催しなどの場合には駐車場不足となっているのが現状でございますが、その他の施設につきましては、現状では当分対応できるものと認識しております。ご指摘のように、今後とも各施設の建設に当たりましては、車社会の進展というようなことを考慮いたしまして、計画の段階で十分検討を重ねまして、利用者の利便を図っていくために努力をいたしてまいりたいと、このように考えております。  次の交通問題のうち、江原地先の新駅の設置のご質問がございます。この件につきましては、過去お三方の議員からご質問もいただいておるところでございます。京成電鉄とこの江原台土地区画整理組合、47年ですか、示した基本方針が三つほどあるようでございますが、いずれにいたしましても、市の観光基本計画を実施をいたしておるわけでございますが、沼の周辺の整備、それから国際花火大会やらチューリップ等の開催をいたしておりまして、この臨時駐車場をということで、京成との首脳会議の中で要請もいたしてきた経過もございます。今後とも京成電鉄の輸送需要の状況、また地元負担の問題等を勘案しながら、NTTの跡地のところもございますし、また都市計画道路江原台・生谷線の整備、それから印旛沼、飯野台周辺の観光基本計画と整合を検討しながら、引き続き要望をいたしてまいりたいと、このように考えておるところでございます。  以上でございます。 ○議長(神崎勝己君) 市民部長、大川徹夫君。           〔市民部長 大川徹夫君登壇〕 ◎市民部長(大川徹夫君) 市民部長の大川でございます。  榎沢議員のご質問の中で自転車の駐車場関係につきまして、市長の補足答弁をさせていただきます。  まず、京成ユーカリが丘駅北口と臼井の北口の自転車駐車場の整備についてのご指摘でございます。ユーカリが丘につきましては、現在北口の方では市有地が1か所、借用地が2か所ございます。臼井につきましては、北口でございますが、市有地のものが1か所、借用しているものが1か所となっております。この整備につきましては、一応市有地につきましては、屋根つきの管理室を備えたものでございますが、借地部分につきましては野天でございます。  そこで、このご指摘のものにつきましては、今後この駐車場の整備に当たりまして、利用者が雨具等の着がえができるような施設、あるいは市の施設と同じような形で整備ができるように、土地の所有者と協議してまいりたいというふうに考えております。  次に、自転車の駐車場と放置自転車の管理関係の条例化でございますが、まだ京成佐倉駅の北口からユーカリが丘の南口駐車場の2か所が未整備になっておりますが、現在京成佐倉駅の北口につきましては、平成3年度には約560台。続きまして、平成4年度では約1,000台の収容ができる駐車場整備を計画しております。京成ユーカリが丘南口につきましては、平成4年度に850台の収容ができる駐車場を整備することになっております。これらの整備の状況を見まして、平成5年度を目途に条例化して有料化を考えていきたいというふうに考えております。これにあわせまして、放置自転車の保管場所等の整備も進めてまいります。  次、自転車の管理棟の設置のご指摘でございます。これにつきましては、将来の利用者の登録等の事務の統一等も図るために、各駅前に1か所は設置をしていきたいと、かように考えております。  以上でございます。 ○議長(神崎勝己君) 教育長、渡貫博孝君。           〔教育長 波貫博孝君登壇〕 ◎教育長(渡貫博孝君) 教育長の渡貫でございます。  榎沢議員のご質問の中で、小中学校等の駐車場の件と、中学校給食について答弁を申し上げます。  最初に、駐車場の方でございますが、ご質問の中で小中学校と幼稚園の駐車場の状況はどうかというご質問でございました。現在平常の場合には、各学校、幼稚園とも一般の来客に対応できるようになっております。また、保護者会とかPTAの会合等、普段とは違う会合がある場合には、駐車場の不足を来す場合がございます。そのときは、一時運動場等を使用してこれに対応しております。なお、運動会の場合には、この運動場も使うことができなくなりますので、学校周辺に路上駐車等が行われて、ご迷惑をかけていることもあるということを把握しております。極力周辺の住民の方々にご協力をいただくようにして、年に1度ないし2度程度でございますので、ご協力をお願いをしている、これが現状でございます。  次に、公民館や図書館、音楽ホール等の駐車場でございますが、これは現状でも必ずしも十分とは申し上げられません。今後、予定されております施設の建設の際に、用地等の確保に努めるとともに、地下利用も含めて駐車場を極力確保していきたい、努力をしていきたいと考えております。  次に、中学校給食についてのご質問でございます。中学校給食室の整備につきましては、6月の議会で計画の練り直し中であるということを答弁申し上げておりました。現在、当初計画の井野中学校と臼井中学校の分離校の実施設計に加えまして、さらにもう2校上志津中学校と志津中学校という2校を加えて、今回実施設計の補正予算の計上をお願いをしてございます。今年度に4校の実施設計を終えますと、明年度、平成4年度に建設に取りかかれるという見通しになっております。なお、残りの6校については、平成4年度に設計をして、5年度建設に向けて計画を立てております。したがいまして、目標年度というご質問でございましたが、平成6年度には中学校で全部の学校が行えるようにしたい、このように目標年度を定めてございます。また、実施方法とか形態につきましては、自校方式を基本と考えております。  なお、栄養士の確保につきましては、今後とも努力をしてまいりたいと、このように考えております。  以上でございます。 ○議長(神崎勝己君) 榎沢四郎君。 ◆14番(榎沢四郎君) 議席14番、榎沢四郎でございます。  ただいまのご答弁をいただきまして、ほぼ了解したのでございますが、二、三要望を申し上げます。上申し上げますのは、通勤、通学につきまして、京成電鉄を利用する方がたくさんおります。その中で、佐倉市にあっては特急停車駅が佐倉駅1駅であるということは、ちょっと私だけではなく、通勤、通学される方が大変不便に感じておるものでございまして、早急に特急駅の停車をふやしてもらうようにひとつ働きかけをお願いしたいと思います。これは要望でございます。  次に、自転車の駐車場でございますが、借地のユーカリが丘と臼井駅につきましては、青空駐車場でございまして、これを管理する人たちが大変夏の暑いとき、また天気の悪い日などは苦労をしておるようでございまして、なるべく早く管理室のようなものを設けられることを要望いたします。  以上、要望いたしまして、私の質問を終わります。 ○議長(神崎勝己君) これにて榎沢四郎君の質問は終結いたします。  粟生喜三男君の質問を許します。  粟生喜三男君。           〔6番 粟生喜三男君登壇〕(拍手) ◆6番(粟生喜三男君) 議席6番の粟生喜三男でございます。  さくらクラブを代表しまして、質問をさせていただきます。  最初に、このたびの15号台風から始まりました一連の台風により、当市におきましても多大な被害が発生しました。被災されました市民の方々に対し、心からお見舞を申し上げます。  それでは通告に従い、質問をさせていただきます。  第1点目は、市長の政治姿勢についてお尋ねをします。過日の市長選挙におきましては、4期16年間の実績が評価され、相手の革新系の候補者を大差で破り、5選を果たし、市民の信任を得たところであります。そして、今議会の冒頭におきまして、5期目の市政を運営するに当たっての基本的な考え方の所信表明がありました。大変意欲的な考え方であると思います。私はこの基本的な考え方の実現に向かって、勇断を持った施策で実行していただきたいと思います。市長の決意のほどをお聞かせください。  特に5項目の所信の中で、テレトピア計画を中心とした地域情報化の推進についてお尋ねをします。さきの6月定例会の中でも取り上げられましたが、テレトピア計画はCATVを中心的なメディアとして、積極的に推進し、さらにさまざまなメディアを活用していくことを表明されました。CATVの活用について、具体的にどのような施策を考えているのか、お聞かせください。  次に、8年ぶりの市長選挙になったわけでございますが、選挙戦を通じて市長はいろいろな人とコミュニケーションを図ったと思います。ふだん話をしたことのない市民の方々と直接会話を交わされたと思います。市民の意識がどんなことに関心があるか、直接肌で感じたと思います。選挙を通じて市長はどのような感じを持たれたのか、率直な感想もお聞かせください。  第2点目といたしまして、今回の一連の台風被害についてお尋ねをします。この被害につきましては、幸い人身被害がなかったようでありますが、高崎川周辺の市街地と佐倉川周辺や田町の市街地が意外に水に弱い体質を見せつけられました。  そこで、お尋ねをしますが、今回の一連の台風被害について、どのような原因が考えられるか、そして今後はどのような対策を講じていくかをお伺いいたします。  次に、今回の災害の復旧につきましては、土木部を中心に迅速に対応していただいており、感謝しているところではありますが、この復旧予算は今議会に上程されておりますが、事務的経費も含めてこの予算で十分なのか、お尋ねをします。天災により公共施設等に被害が生じた場合には、速かな復旧が望まれるものであり、またこれが市民にとりましても、安心感を与えるものであります。あえてお尋ねをしたところでございます。  次に、今回の一連の台風災害では、がけ崩れもかなりの箇所で発生しました。今後の対策についてお聞かせください。  次に、災害見舞金制度についてお尋ねをします。この制度は、昭和59年4月から制度化されたようでありますが、内容を見ますと今日の実情にそぐわないように思います。他市町村の実態なども調査し、内容及び金額等もこの際早急に改善していくべきであると思いますが、お考えをお聞かせください。  第3点目といたしまして、市街化区域の拡大についてお尋ねをします。現在の佐倉市の市街化区域は2,204ヘクタールで、市全体の21%が市街化区域になっています。佐倉市の第2次基本構想によりますと、平成12年、西暦2000年には20万人の人口を想定しています。ですから、今後10年間で5万人の人口増を見込んでいるわけであります。また、首都圏50キロ圏内にある佐倉市は、この地理的条件や社会的要請のために着実に人口増の予測が考えられております。そこで、この人口増の受け入れにつきましては、市街化区域内の宅地開発が考えられますが、それだけでは不足をし、調整区域の一部を市街化に取り入れて、この人口増の吸収を図っていかなければならないと思います。そこで、今後どのような方針で調整区域の市街化について対応していかれるか、お尋ねをします。  次に、調整区域の市街化を図るべき地域といたしまして、もちろん地元の意向という前提がありますが、公共広域施設を誘致したいところ、あるいは都市計画道路のような大きな道路の予定箇所は、その周辺も含めて区画整理事業を取り入れて、道路づくりと同時に周辺の市街化も図っていくべきと思いますが、お考えをお聞かせください。  次に、私の住んでいるところは弥富地区でありますが、佐倉市内でも志津、臼井、佐倉のまちのように過密で困っている地域もあれば、一方では逆に過疎で困っているところもあります。緑や自然が数多く残っていますが、人口が少ないため活気がありません。いろいろな行事を行っていく上でも、参加者が少なく、支障を来しております。例えば、弥富小学校の児童数は現在160名ぐらいですが、これも数年たっと100名を切ることも予想されており、住民は寂しい思いをしております。せめて今の倍程度の人口があればと望まれているところであります。もちろん、地元の意向という前提がありますが、このような地域にも条件が整えば調和のとれた開発を認め、市街化を取り入れてある程度の人口増を図っていくべきと思いますが、お考えをお示しください。付近には第三工業団地やそのほかの研究所の立地もあります。これらの社員の住宅としても十分考えられますので、ご一考ください。  第4点目といたしまして、道路整備についてお尋ねをします。佐倉市の市街地の特徴は一極集中型ではなく、複眼的な都市形態になっています。それは、志津、臼井、佐倉、そして南部地域であると思います。ですから、各市街地のスムーズな交流が大きな行政課題であります。現在、佐倉市における大きな人の流れは、京成線、JR線、そして東関東自動車道であります。これらの動線を補うものが国道296号線バイパスであり、都市計画道路の馬渡・萩山線であります。先ほどの質問にもありましたが、この両路線の完成が急がれるわけであります。現在この両路線につきましては、国道296号線バイパスでは佐倉地区で、また馬渡・萩山線では佐倉地区と太田地区で工事中でありますが、そのほかの未着工区間における見通しはどのようになっていますか、お聞かせください。また、馬渡・萩山線につきましては、一部道路計画の見直しも図っていると承っておりますが、現在南側、国道51号線までの計画になっています。しかし、千葉リサーチパークの計画もあり、この路線の弥富地域への延伸が強く望まれています。この辺のお考えもお聞かせください。  次に、京成佐倉駅とJR佐倉駅を結ぶ都市計画道路を計画し、整備すべきであると思いますが、お考えをお聞かせください。この理由といたしましては、一つには先ほど申し上げましたとおり、佐倉市の市街地形成が複眼的になっている上に、佐倉地区は京成佐倉圏とJR佐倉圏とが新町の馬の背によって分断されているような都市構造になっています。しかし、調べてみますと、この両駅を通る定期バスが1日120台あります。そのほかに企業バスが1日当たり100台ぐらい通っていると思います。このバスに25人が乗っているとしますと、1日5,500人の利用者があり、乗用車も加えますと、1日当たり6,000人ぐらいの人が毎日両駅間を利用していることになります。しかも、両駅が存在する限り永久に続くことになります。しかし、残念ながらこの間を通る道路は狭く、いつも込んでおり、一方通行のところを回り道して通っています。年間の時間のロスは大変なものがあります。その二つ目の理由といたしましては、旧佐倉市街地の街づくりの骨格になると思うからです。佐倉の旧市街地は城下町の面影を残した建物や文化が数多く残っており、魅力的なまちであります。しかし、残念ながら近年地盤沈下が著しく、人のにぎわいがなくなってきています。これはまちに魅力がないから人が集まってこないともいえますが、また一方では骨格になる道路がなく、交通が余りにも不便であるためではないでしょうか。JR佐倉駅と京成佐倉駅を最短距離で結ぶ幹線道路ができれば、旧市街地のよいところ、そして魅力ある街並みをもっともっと引き出すことが可能であり、人のにぎわいも出てくると思います。また、商店街の活性化にもつながります。この道路をつくるにはかなりの予算と困難が待ち受けていると思います。 しかし、21世紀を眺めたときに、交通の利便と佐倉の街並みの特徴を引き出す魅力ある街づくりには、ぜひ必要な道路であると思います。お考えをお聞かせください。  次に、木野子から大篠塚を結ぶ高速道路沿いの道路計画と整備についてお尋ねをします。佐倉市の主な動線の中に東関東自動車道があり、佐倉インターがあります。このアクセス道路としまして、国道51号線があり、県道佐倉・印西線があります。しかし、国道51号線は市内に向いていません。ですから、佐倉市街地への利用は県道佐倉・印西線だけであります。この県道佐倉・印西線は工業団地等の利用車両の増加でいつも混雑しており、また朝夕のラッシュ時の渋滞はひどいものがあります。ですから、せっかく佐倉インターという施設があるのにもかかわらず、佐倉市街地の利用にとりましては大変利用しにくいものになっています。  そこで、都市計画道路の馬渡・萩山線が佐倉市内から山王を通って東関道に至る区間につきましては、平成6年ごろに完成することになっています。ですから、佐倉インターの県道佐倉・印西線に接続しているランプから、高速道路沿いに今ある側道を拡幅して整備し、馬渡・萩山線に接続すれば、県道佐倉・印西線の混雑解消はもちろん、佐倉市街地への交通アクセスが格段に向上が見込まれます。お考えをお聞かせください。  次に、鹿島川の堤防を利用した大規模な自転車道路を建設すべきであると思いますが、お考えをお聞かせください。鹿島川は千葉市の士気に源を発し、佐倉市の南部地域を経て佐倉市の中心部を通り、印旛沼に注いでいます。1級河川です。ほぼ全線にわたり1次改良は済んでいます。周辺には印旛沼や歴史民俗博物館、上流部には川村記念美術館等の名所があります。また、近くには京成佐倉駅、JR佐倉駅、そして物井駅もあります。これからの時代に向け、スポーツ、レクリエーション的利用はもとより、生活的利用も十分期待できる自転車道路になります。また、県事業で実施できる可能性もあります。お考えをお聞かせください。  次に、振興協会の拡充についてお尋ねをします。さきに質問しました道路づくりには膨大な資金が必要でありますし、また用地買収という大変困難な問題があります。これらを解決していく手段として、現在ある振興協会の組織や運営と予算を拡充し、道路用地の先行買収を図っていくべきと思いますが、お考えをお聞かせください。  私ごとで恐縮ですが、議員になる前には多年にわたり県で道路づくりに携わってきました。その経験からも道路づくりにおきましては、先行買収が何よりも大切であるということを痛切に感じたところであります。それとともに、国や県の補助金を得るときに用地の確保ができているところは予算がとりやすい傾向にあります。ですから、結果的には目的の道路が早く完成するわけであります。お考えをお聞かせください。  次に、この資金としまして、一般会計から10億円程度の予算を充当して、対応していくべきであると考えますが、いかがでしょうか。10億円という数字は思いつきではありますが、現在の佐倉市の予算規模303億円からして、また健全財政を誇る佐倉市の財政内情から考えましても、決して不可能な数字ではないかと思います。お考えください。最近の地価動向を見ますと、バブル経済が破綻して、地価も沈静化してきております。用地の先行的買収の好機になってきております。日本不動産研究所の全国市街地価格指数によりますと、この10年間に地価は約4倍強の値上がりになっています。でありますから、今10億円の用地を取得すれば、10年後には40億円の価値を生ずるものであります。一般の賃金や物価は10年間でも2倍にはならないと思います。また、この金を預金したとしても、今の金利水準から考えましてもせいぜい2倍程度しかならないと思います。このように先行買収は将来へ大変な有利性を持っており、また道路づくりの早期完成の決め手といたしまして、まことに有効なものであると思います。ぜひ前向きなご答弁をいただきたいと存じます。  第5点目といたしまして、街づくりについてお尋ねをします。その一つは、県の出先機関の合同庁舎化についてであります。現在佐倉市にある県の主な機関は、印旛支庁、印旛土木、そして佐倉保健所であります。このどれもが老朽化が進んでおり、建てかえの時期に来ています。佐倉市といたしましても、これらの状況を踏まえて、この際、合同庁舎化を推進すべく努力していると聞いていますが、その見通しはどのようになっていますか、お尋ねをします。これからの時代のことを考えたとき、そして利用者の利便を考えたとき、必然的に合同庁舎化が望まれているわけであります。県の5か年計画によりますと、佐倉保健所は今の5か年の間に建てかえする計画になっています。また、印旛支庁も老朽化が進んでおり、建てかえすべきであると、今の県議会でも取り上げられたと聞いています。このような状況下でありますと、合同庁舎化のポイントは用地の確保が当面の急務であると思いますが、この見通しはどのようになっていますか、あわせてお尋ねをします。  次に、市関係の公共施設の複合化についてお尋ねをします。先ほど申し上げましたとおり、佐倉市の市街地形成が複眼的な都市構造になっていますから、行政のサービスからもまた行政の格差是正から言っても、それぞれの地域に公共施設が必要になってくることは必然的であります。そこで、日井の音楽ホールの例のように、ここには公民館があり、出張所があり、図書館があります。利用者にとれば1か所で用事が済み、大変便利で利用しやすい施設であります。また、行政経費も複合化されていれば、それだけ節減できます。今後立地する市の公共施設につきましては、極力複合化を念頭に置いて立地し、利用者の利便と効率的な運営を図っていくべきと思いますが、いかがでしょうか。お考えをお聞かせください。  次に、佐倉の旧市街地における歴史的な家並みの保存計画とその対策についてお尋ねをします。佐倉の旧市街地の新町から本町にかけて、そして宮小路周辺には今なお江戸時代の城下町の面影を残す建物や遺物が多数残っております。歴史の香りがする文化都市を目指す佐倉市にとりましては、これらの建物などは貴重な文化遺産であります。佐倉の旧市街地のよいところ、そして魅力あるところはこのような建物や文化にあると思います。これらの保存につきましては、積極的に対応していくべきと考えますが、いかがでしょうか、お聞かせください。  最後に、千葉リサーチパーク計画についてお尋ねをします。このことにつきましては、今議会の市長の所信表明の中で、高度技術開発を目指す研究所の立地ということで推進の表明があり、大変心強く思ったところであります。また、千葉県の5か年計画におきましても、この計画の推進について取り、上げられています。そして、地元でもこの計画が完成すれば、住環境の改善につながるし、また道路もでき交通が便利になるということで期待が大きいわけであります。しかし、なかなか姿が見えてきません。現在県と協議中であると聞いていますが、どのような段階まで進んでいるのか、お尋ねをします。  次に、問題点はどこにあるのか、あればその問題点を開発側と協議し、進めることがこの計画の促進になると思います。お聞かせください。  以上で私の質問を終わらせていただきます。ありがとうございました。(拍手) ○議長(神崎勝己君) 市長、菊間健夫君。           〔市長 菊間健夫君登壇〕 ◎市長(菊間健夫君) 粟生議員のご質問にお答えを申し上げます。  まず最初に、選挙を通じての問題の中で、選挙民と話をする中でどのような感じを持ったかと、こういうことでございます。これは職員に一応新しく登庁したときに私の考えを率直に申し上げたわけでございますが、現在の市民のライフスタイルと申しますか、生活様式というのは我々が考えているよりもかなり進んだ状況になっていると。それは、第1点は、先ほど川合議員のご質問の中にもございましたように、週休2日制というのは定着しつつあると。むしろこれを企業も促進をしておると。こういう状況の中で、週休2日制の余暇活用の問題について、市はもう少し重点的に活用しなければならないであろうと、こういう点でございます。それは当然、文化活動をする場合の文化的な拠点、あるいはスポーツ関係をする場合にはそういうようなスポーツ関係のいろいろな施設の充実の問題、あるいはレクリエーションの関係の問題、それぞれこれはあるわけでございますが、そういう面の生活様式の変化に対応する市政のあり方、これはいま少し促進をすべきではないかと。また、土曜、日曜が休日として定着をする中に、市役所はサービス機関でございますから、土曜、日曜に対する市民のサービスをどうするか。これについては、やはり駅を中心として市の出張所をつくりながら、土曜、日曜のサービスという問題をとらえる市政のあり方というのも考えていかざるを得ないではないかと、こういうようなことも考えた次第でございます。  また、我々がいろいろお話をする段階の中で、市の行政全般に対して極めて市民の皆様方に対する情報が不十分と申しますか、そういう点がかなり感じられました。例えば市の基本構想、基本的な計画あるいは現在の行政のあり方、あるいはそういう中で議会と市の執行部との活動状況、こういうことについては、ほとんど関心はありますけれども、なかなか市民の皆様方の情報として的確に届いていない。そういう中でかなり誤解を招くような言動をされる方も多く出たというようなことしございますし、私はそういう面で、より的確な情報の提供という問題をもう少し重点的に考えていくべきではないかと、こういうふうにも判断いたしました。  いずれにいたしましても、そういう中で今後の市政のあり方はむしろ市民のエネルギーをどう市政に生かすかと。そういう中でともども考えてまちをつくり上げると。先ほど問題になりましたごみの処理関係もそうでございますが、これは行政主導では成功しないわけでございます。むしろ市民の方々が主体になりまして、この推進を図ると。行政はお手伝いをすると、こういう形の中でともども研究をしながら、力を合わせなければ効果が発揮できないので、今後の行政のあり方については、より市民の方々とともとも力を合わせる体制というものを、新しい行政のスタイルとして強力に推進をすべきではないかなと、こんな判断もいたした次第でございます。  大変そういう面では多くの市民の方々と接すると言いましても、限度がございますが、そういう中に私が率直に感じた次第でございます。そこで、むしろ今後の行政のあり方というのは、行政改革は実施をしてまいりましたけれども、行政改革を実施して進んだ行政であるという我々の考えは、むしろ今の市民の皆さんからごらんになりますと、おくれた市政であると。実態とそぐわないと、こういうような違和感と申しますか、そういうものがかなりあるような感じをいたしました。今後はそういう面においてさらに違和感のないような、ともども努力をする体制というものをどうつくり上げるかという課題の中で、さらに研究、努力をしてまいりたいと、こう考えておる次第でございます。  次に、今後の推進に当たりまして、勇断を持てというご指摘をちようだいいたしまして、私といたしましてもご指摘のような考えの中で十分に今後の行動を進めてまいりたいと、こう考えておる次第でございます。一部新聞報道の中で頑固という表現をされたのもあるようでございますが、私は無欲なればすなわち剛というようなことを申し上げましたけれども、これは人間は無欲になれば本当の筋道というのが見えると、そういう右、左の迷いがなくなるのがすなわち剛という言葉に表現をされているのではないかと、そんなような考え方の中で今後ひとつ進んでまいりたいと、こう考えております。  次に、具体的な関係の中で台風関係でございます。台風関係の問題については、今回の被害の中で、街づくりを進めてまいりましたが、やはり防災関係については弱い街づくりであったと。この点についてさらに十分反省をしながら対応していかざるを得ないと、こういうふうな判断をいたしました。具体的な河川の改修等の問題もございますが、やはり我々の街づくりの中の一つの大きな反省を今回の教訓の中に、私どもは教訓として学び取った次第でございます。  次に、市街化区域の問題でございます。市街化区域関係につきましては、従前整備の見通しのある地域、基本的には区画整理事業を推進をする中で、ご提案にありましたような街路の関係あるいは公共用地の獲得の関係等を十分に考慮に入れながら、事業の推進を図ってまいるという考えで進んでまいりましたが、さらにご指摘のような細部の点におきましては、今後さらに研究をする中で市街化問題には対応してまいりたいと、こう考えております。また、そういう中にありまして、特に弥富の地域の学校の問題、あるいはそれに伴うところの地域の方が将来学校がなくなるのではないかという、ご不安と申しますか、そういうようなお気持ちをお持ちの状態については、私どもはやはりこれは調和のある発展という立場から解決をしなければならないと、こういうふうに考えております。具体的な問題につきましては、現在土地利用全般について研究を開始をしておりますが、弥富地域の問題については、さらに人口増加の問題について市街化区域、住宅の問題関係をどうするかということは、その中で十分考慮に入れながら、各学校が、過疎の学校についてそういう誤判のないような措置はやはり図るべきであろうと、こういうふうに考えておりまして、今後これについては推進を図ってまいります。  次に、バイパス関係の問題でございます。これは、あわせまして道路の用地の先行投資と、こういう関係との関連になろうかと思いますが、これにつきましては現在馬渡・萩山線の関係、これについては弥富の地域に行く馬渡間の振り向ける方向につきましては、見直しの作業を進めておりまして、具体的な点は担当部長の方からお答えを申し上げます。  また、国道296のバイパスの関係等の問題につきまして、先ほど来お答えを申し上げましたとおりでございます。また、先行投資の関係の中では、土地開発基金の増額等によって担当で研究してまいりたいと、こう考えておりますが、振興協会の現在の改組と申しますか、公社としての問題については、若干まだ難しい手続の問題があるようでございます。  そこで、一つの例で申し上げますと、下根と京成の路線の間に埋め立ての作業を進めておる段階におきまして、用地についてはある程度そういうような土地改良と兼ねながら、先行投資ができないかどうか。あるいは寺崎・吉見間につきましては、寺崎の新しい土地、水田の整備関係とあわせながら用地の先行を関係ができないか、こういう点も現在研究をしております。いずれにいたしましても、それぞれの皆様方のご理解を得る中で、道路関係については貴重な体験のご提言でございますので、十分市の方としては今後研究をしながら進めてまいります。  次に、城下町の関係の中で、現在幹線道路として馬の背のいわば横に穴を開けてつなぐことができないかどうか、あるいは都計街路として現在の中にできないかどうかと、こういうご提言でございます。これは従来地下街の建設とあわせながら、両者のつなぐ方法、またその余った土を水田に埋め立てをして、区画整理をすればというような案等も出されてまいりました。また、そういう中で市の方といたしましても、新しい庁舎の建設とあわせながらそういう面もできないかどうかも研究をしておりますが、いずれご提案につきましては、確かにご趣旨のようでございますが、具体的に進める中にはかなりいろいろな問題点があろうかと思います。研究課題として今後これに対しては対応してまいります。  次に、ご提案になりました道路の関係の具体的な問題でございますが、これにつきましては馬渡・萩山線の活用という問題とあわせながら、さらに側道関係のご提案でございます。担当者の方から検討の結果をお答え申し上げるようにいたします。  次に、鹿島川沿いに自転車道路の関係でございます。私も従前弥富の地域の問題という中で自転車道の考え方を申し上げた段階がございます。これは現在ご案内のように自転車道は県道でございますので、現在進めておりますのは、八千代から印旛、栄ですか、この県道を自転車道の整備、これが目下の焦点でございます。これをまず第1の目標として、平成7年の目標に向かって印旛郡の各自治体ともども力を合わせながら完成をさせてまいると、こういう考えでおります。また、これに伴いまして、印旛沼関係につきましては、印旛村の関係、成田市の関係、八の字にいわば自転車道の整備という問題がございますので、この辺の兼ね合いとあわせながら、鹿島川の堤防を活用した自転車道路の関係については、県の今後の計画の中に入れるように努力をしてまいります。  次に、合同庁舎の関係でございます。これは保健所の関係あるいは印旛支庁の移転の関係は、ご指摘のようでございまして、印旛支庁は当初、・友納知事の時代に早朝視察がございまして、そのときに印旛支庁に寄りまして、このままの庁舎では困るのではないかという地元の陳情を受けながら、これを将来の計画の中に移転をするということを、一応高度の時点の判断で出されたわけでございます。その後、長生の方と印旛という中の整備の中で、現在支庁の中で残されているのは印旛支庁だけと、こういう状況に聞いております。そこで、この関係については、印旛郡の各町村も誘致をしたいという考えも若干出されてあるやに聞いておりますが、基本的には当佐倉市内に用地を求めて、移転をしていただくというのが市の方の基本的な考え方でございます。その間、印旛土木あるいは保健所の関係と合同庁舎関係について、いろいろと話し合いを進めながらまいっておりますが、用地の関係について従前寺崎の区画整理の中をどうかというあれが出されまして、しかし現在印旛支庁側の考え方と区画整理事業の進展との中に若干の年次のずれがございまして、このずれをどうするかと。このずれがどうしても解決をしない場合には、ほかの地域を考えていかざるを得ないのではないかなと、こういうふうに考えておるのが現状でございます。いずれにいたしましても、これは現在印旛支庁側と話をそれぞれ煮詰めながら、具体的な検討課題に入っておりますので、合同庁舎という方向で今後さらに話を煮詰めてまいります。  次に、市の出先機関の関係の複合化という問題、これは行政改革のときもご提案をちようだいしたわけでございますが、市のいろいろな機関の関係、これは本庁舎もそうでございますが、いろいろな機能を持つ庁舎、これはでき得る限り複合化という状態、あるいはでき得ればそういうような1か所にというような希望等も、当時経費の節減上出された経過もございます。そういうことで、出先機関の複合化の問題、また、これに伴うところの用地の確保関係につきまして、今後市の基本的な考え方の中に十分入れながら進めてまいりたいと、こう考えております。具体的には、現在の和田あるいは弥富の関係はそういう考え方の中でそれぞれの配置を進めておる段階でございます。今後、その充実関係についてはさらに努力をしてまいります。
     次に、城下町の家並みの保存計画の関係でございます。これは、従来新築に当たりまして、各新築の家の表側を改造する場合に市が援助をしたこともございます。その補助関係につきましては、基金を設けまして、現在商工会議所等に委託をした形になっておりますが、改築をする場合に表側でも城下町にふさわしいような形の改築をという、援助を申し上げてまいりましたが、全体から見ると、この全体の保存計画についてはかなり不十分でございます。また、現在法的な面からいたしますと、ワンルームマンションがおはやし会館のわきに建つと、こういうようなことで法的には全く規制をされておりません。これがどう保存できるかという問題については、私有権の問題等もございますので、法律的にさらに研究をしながら対応してまいりたいと。当面はでき得る限り家並みの改造あるいは新築関係に当たりましては、城下町にふさわしいようなという指導のできる部分については、商工会議所を通じてご援助を申し上げると、こういう形で対応していかざるを得ないではないかと、こういうふうに判断をいたしております。  次に、リサーチパーク問題でございます。これは現在の状況等につきましては、担当部長の方からお答えを申し上げます。私はこのリサーチパーク問題は、佐倉市における弥富の地域、この地域が開発が進まなかったのは、一つは佐倉市の極めて南の僻地であったと、こういう状況の中で都計街路等が計画されていなかった、これが一つの原因であろうと。これでリサーチパークを中心として、佐倉市の千葉へのもう一つの風穴を開けると、こういう考え方の中でこの地域の活性化の拠点にしてまいりたいと、こう考えておる次第でございます。いずれにいたしましても、これは千葉と佐倉をつなぐもう一つの路線を建設をしながら、全体の佐倉市の基本的な性格をつくる上に、拠点として整備をしていくべきであろうと、こういうふうに判断をいたしております。県の関係の中には、上総学園都市の関係等も若干あるようでございますが、私はむしろ現在の佐倉のリサーチパーク構想は、進んだ場合には、県の上総学園都市構想よりも明るいパーク構想と申しますか、あれよりもはるかに位置的にすぐれた場所になるであろうと、そういう中で整備をしていく方向を今後進めていきたいと、こう考えております。  以上、申し上げましたが、細部担当部長の方からお答え申し上げます。 ○議長(神崎勝己君) 市民部長、大川徹夫君。           〔市民部長 大川徹夫君登壇〕 ◎市民部長(大川徹夫君) 市民部長の大川でございます。  粟生議員のご質問の中で、台風関係につきまして市長の補足答弁をさせていただきます。  まず、被害の原因等につきましては、ご指摘のとおり8月から降り続きました長雨と台風による記録的な大雨のために、鹿島川を始め高崎川等の増水を招きました。このため、河川流域に多大な被害をもたらし、また多数のがけ崩れ等も発生したものと考えられます。この次の原因といたしましては、先ほど市長からもご答弁ありましたとおり、河川等の改修のおくれ、危険箇所等の改善のおくれ等がございますので、これらの対策につきましては、国、県等の指示を仰ぎながら、逐次改善するように対応していきたいと考えております。  次に、災害見舞金の制度につきまして、現状に合わないのではないかというご指摘がございました。これにつきましても、近隣の市町村等の状況をよく踏まえまして、実情に見合ったものに改善していきたいというふうに考えております。  それから、災害関係の復旧費の予算でございます。これにつきましては、ご承知のように今の、この議会に専決処分という形でご提案申し上げております。この復旧工事費あるいは応急措置等の資材器具の購入費等の予算でございますのですが、これで一応対応できるものと考えております。  以上でございます。 ○議長(神崎勝己君) 土木部長、齋藤三喜男君。           〔土木部長 齋藤三喜男君登壇〕 ◎土木部長(齋藤三喜男君) 土木部長の齋藤でございます。  粟生議員のご質問の対しまして、市長答弁の補足をさせていただきます。  道路関係でございますけれども、国道296号線バイパスと都市計画道路馬渡・萩山線の早期整備につきましては、先ほど榎沢議員のご質問にご答弁したとおりでありますので、未着工の部分につきまして答弁させていただきます。3・4・5井野・酒々井線の未着工の部分でございますけれども、寺崎地先から飯重地先までの約2,200メートルにつきましては、佐倉市はもとより近隣市町村の交通体系をより一層充実させるために、整備は急務と考えております。現在、平成4年度住宅地関連促進補助枠を確保すべく、国、県に対しまして強硬に申し入れを行っているところでございます。  続きまして、馬渡・萩山線の未着工の部分であります国道51号線までの計画でございますが、市といたしましても佐倉市全体の交通処理を考えますと、絶対不可欠な路線と考えております。と同時に、早期に着工に向けて計画立案をしなければならないと認識しておるわけでございますので、今後これらを踏まえ、財政確保に努力してまいりたいと、かように思っております。  次に、東関東自動車道の側道につきましてのご質問でございますが、現在幅員平均4メーターでございます。県道印西線の満井橋より馬渡・萩山線までの新林橋までの直線にいたしまして約1,200メーターございます。この県道佐倉・印西線の慢性的な渋滞を解消するためにも、馬渡・萩山線の直接のアクセス道路としての計画を検討を進めてまいりたいと、このように思っています。整備につきましては、馬渡・萩山線の整備の振興、または周辺地形等を勘案しながら検討してまいりたいと思います。  以上でございます。 ○議長(神崎勝己君) 総務部長、板倉圭男君。           〔総務部長 板倉圭男君登壇〕 ◎総務部長(板倉圭男君) 総務部長の板倉でございます。  粟生議員のご質問の中で、情報化の中でのCATVの、どのように使っていくのかというご質問に対しまして、市長答弁の補足をさせていただきます。  先ほど来、このご趣旨につきましては、ご答弁を市長の方から申し上げてきたところでございますが、現在行政の中では広報「さくら」が一番市民に伝達といいますか、が一番の方法であるわけです。先ほど来、台風の情報、その他の駿足に市民に情報提供するのは、やはりCATVであろうというようなことから、重点的にこの情報化の中で考えておるところでございまして、今回も第三セクターという中で出資金を予算計上をお願いをいたしておるところでございます。また、先ほど来市長の方からもご答弁がございましたように、この設備に対しましてもNTTの株式のバイケージの無利子というような制度もございますので、こういったものを活用いたしまして、将来的には市内全域に進めてまいろうと、こういうような考えでおるわけでございまして、どうぞひとつその辺をご理解をちようだいをし、今後ともご指導を賜ればと、このように思っておるところでございます。  それから、先ほど道路関係の中で、基金づくりということでございますが、市長等もご答弁ございましたけれども、土地開発基金の中で倍増、増額を図りまして当面進めてまいりたいと、このように考えておるところでございます。  以上、2点につきまして補足申し上げました。 ○議長(神崎勝己君) 都市部長、岡野昭治君。           〔都市部長 岡野昭治君登壇〕 ◎都市部長(岡野昭治君) 都市部長の岡野でございます。  粟生議員のご質問の中で都市計画街路馬渡・萩山線、千葉リサーチパークの関係につきまして、市長答弁の補足をさせていただきます。  1点目の都市計画街路馬渡・萩山線の弥富地区への延伸につきまして、これにつきましては現在寺崎地区及び太田地区において整備を進めております。これが完成しますと、東関東自動車道の側道まで整備されますバこれより南側につきましては、現在馬渡地区において国道51号と接続する形で都市計画決定がなされております。これの路線延長でございますが、南部地区への延伸につきましては、この萩山線を少し北寄りに振りまして、南部地区への延伸そして、市の南部を縦断しながら千葉市方面へ接続する、市の南北幹線道路として位置づけをしていきたいと。現在、調査着手しております。今後につきましては、具体的なルートにつきまして、南部地区の交通体系や今後の土地利用、また隣接市町村との交通体系等を考慮しながら、さらに調査を進め、ルート決定をいたしてまいる所存でございます。  次に、千葉リサーチパークの計画につきまして、現在状況でございますが、去る7月18日に県の宅地開発事前審査部会が開催されまして、9月19日付で県より市及び事業者に対しまして、29項目の指摘がございました。その中で主なものといたしましては、国道51号線から当該団地までの連絡道の整備について、また上木道の供給計画、下水道の整備計画、また森林の保存計画、雨水排水の整備計画、その他ございますが、大きなものとしてはこれらがございます。これら29項目につきまして、協議を調整した結果を県へ報告して、県の宅地問題協議会にかけまして、事前協議の終了ということになります。その後本申請をする、こういう段階でございます。  以上でございます。 ○議長(神崎勝己君) 粟生喜三男君。 ◆6番(粟生喜三男君) 議席6番の粟生喜三男でございます。  ただいまの質問に対しまして、いろいろ丁寧なご答弁をいただきまして、ありがとうございました。その中で二、三点ほどお伺いしたいと思います。  第1点目といたしましては、災害見舞金制度でございます。先ほど近隣市町村の様子を見て、見直しを図るというようなご答弁をいただいたのでございますが、ひとつこのような異常な災害であったわけでございますので、ぜひ早急にひとつ見直しを図っていただきたいと思うわけでございます。  続きまして、道路問題、道路整備につきまして、これは榎沢議員の質問にも出ていたのでございますが、JR佐倉と京成佐倉駅を結ぶ都市計画の道路につきまして、もう少しひとつ突っ込んだご答弁をいただければなと思うわけでございます。なぜかと申しますと、やはりこの道路が佐倉の街づくりの骨格になる、背骨になるのではなかろうかなというふうに思うわけでございまして、もちろん行政当局といたしましても、いろいろ検討していると思いますが、それと同時に新町の地盤沈下を食いとめる、あるいは佐倉の旧市街地のよいところを引き出すポイントにあるのではなかろうかなと思うわけでございまして、再度ご答弁をいただければなど思うわけでございます。  以上でございます。 ○議長(神崎勝己君) 市長、菊間健夫君。 ◎市長(菊間健夫君) 自席からお答え申し上げます。  JRの佐倉と京成の佐倉を結ぶ路線の関係で、当然地下という問題も考えていかざるを得ないであろうと。従来モノレールでつなぐ方法も検討した、あるいは提案がありまして、それに伴って若干検討した経過もございますが、これは現在の路線の状況については、難しいのではないかというふうに判断をいたしております。また、ひとつ地下を抜く場合に、どこを抜くのが適切であるかということで、それぞれの候補地の関係を出しながら提案をされた時点もございまして、これは一部試算をした段階もございます。しかし、試算をした段階では200億から300億程度というような数字等も出ておりますので、この辺につきまして地下道としての連絡が可能かどうかということは、投資効果とあわせながら進めていかなければならないと、こういうふうに考えております。  そこで、当面の問題とあわせながら、これについてはひとつ研究課題という形の中で、具体的にする場合にはどのような方法で、どうしたらいいかという、検討の委員会でもつくりながら検討すると、こういうことでひとつご理解を賜りたいと、こう考える次第でございます。 ○議長(神崎勝己君) 市民部長、大川徹夫君。 ◎市民部長(大川徹夫君) 市民部長の大川でございます。粟生議員の再質問につきましての一部でございますが、災害見舞金の制度を早急に見直しをしてもらいたいというご指摘でございます。これにつきましては、私どもの方でもなるべく早く見直しをしたいというふうに考えておりますので、よろしくお願いいたします。 ◆6番(粟生喜三男君) どうもありがとうございました。 ○議長(神崎勝己君) 清宮誠君。 ◆5番(清宮誠君) 議席5番の清宮誠でございます。  同僚粟生議員の質問に関しまして二、三の質問と要望をさせていただきます。  まず第1に、台風15号から21号の来襲に伴う防災関係についてなのですが、私どもの住む表町は大きな被害を受けました。幸い先輩議員の伊藤、寺田両議員らのご尽力によりまして、防災課との連絡が十分とれましたので、その結果、18号の時点で表町の区長を始め、住民が役所にお礼に伺うというようなことでございました。本当にありがとうございました。そのようにたまたま表町は条件がよかったのですけれども、防災体制一般につきまして、役所の専門用語というのでしょうか、それには第1配備、第2配備というようなことで記録されてございましたけれども、その中身の問題で例えば人員の配備がどのようになっているのか、それから土のうなどの、いわゆる物資の配置というのでしょうか、それがどうなっているのか。それから、県、消防などの関連機関との連絡体制はどうなっているのか。また、各地区の連絡長との連絡体制。それからさらに、避難場所の指定及び避難に必要な物資等の手配、そのようなことがどのようになっているのか、お知らせいただければ幸いです。  次に、今回の水害を現地に見た体験から、これは私の素人考えで恐縮なのですが、申し上げますけれども、高崎川に関して申し上げますと、まずオーバーフローした部分と下水の逆流との二つの問題が見られました。オーバーフローした地点に関しましては、南部川との合流点の下流から申し上げますと、南部川との合流点の下流で3か所ございました。合流点のすぐ下の高岡側のところですね。それから、JRの鉄橋と鏑木橋の間、それから城南橋の下流。これは表町側と鏑木側と両方ございまして、表町側は寺崎都市下水路の周辺、それから鏑木側は伊藤議員の自宅前、その3点がオーバーフローしていたわけです。高崎川の水位は樋之口橋の側道橋というのかな、それの下流の左側にパラペットというのがございまして、そのパラペットの天端から下がったところで表示されているのですね。本来水位はYP表示されているわけですが、高崎川はそのパラペットの天端からの下がりで表示されております。それで、その最大限マキシマムは9月19日と20日、9月19日の午後10時半から12日の朝の零時30分ですね、それがマイナス520ミリ、ということはあと52センチ水が上がると、全部オーバーフローしてしまうという、そういう意味ですね。それから、10月13日の夜の8時半の時点でマイナス660ミリ、あと66センチ水がふえるとあふれてしまうということなのですが、これはYP表示でございませんので、正確なことは申し上げられないのですが、私どもの、要するに子供のころからあの周辺に住んでいた者の体験としまして、大体6メートル近い水位だったのではないだろうかというふうに思います。このときの印旛沼の最高水位は3.81メーター、これ9月20日現在ですけれども。それから、鹿島川の下流では3.75メーターだそうです。 ということは、高崎川が約5メーターから6メーターの水位があって、一番元の印旛沼では3.81メーターということは、それだけ水位の差があるということは、要するに川が順調に流れておれば、印旛沼が一番水がたまって、印旛沼の周辺から水害が起こるという現象が起こるのは、極めて常識的なことだと思うのですが、にもかかわらず高崎川の周辺に水害が起きた。ということは、とりもなおさず高崎川の水のキャパシティが少ないということだというふうに考えられます。そうすると、そのための方向性、対策としましては、高崎川の掘り下げか、拡幅か、さらに遊水池の設置などという方法があるのではないかというふうに思います。  しかし、掘り下げには印旛沼の水位、要するに印旛沼の水の底ですよね、1メーターちょっとしかないわけですが、印旛沼の底よりも、水底よりも高崎川を低くしてしまうということはできませんので、その印旛沼の水位との関連。むやみに引き下げるわけにはいきません。それから、拡幅とか遊水池というような問題に関しましては、やはり用地の問題等、いろいろあるかと思います。幾つかそれぞれの問題がネックを持っているわけですけれども、先ほど来の市長、それから齋藤部長らのご答弁から、この防災対策に関しましては積極的な姿勢で望まれるということがひしひしと感じられまして、大変心強く感じております。  その中で、私は高崎川の下流、とりわけ寺崎都市下水路周辺から鹿島川合流点までの、寺崎側の拡幅ですね、鏑木側はちょっと不可能だと思いますので、住宅がありますので、その拡幅が必要なのではないかというふうに考えております。これは寺崎地区が現在区画整理事業が進められておりまして、この寺崎地区の区画整理が佐倉市の新しい都市づくりに関して非常に重要な意味を持っていると。そういう意味で新しい都市形成をする場所が佐倉の水害銀座になっては非常に困るわけで、それを解決するためにもぜひ必要なことではないかというふうに考えているわけです。先ほど市長のご答弁の中で、寺崎地先の区画整理が河川の改修に伴う拡幅で面積が確定できなかった、決定できなかったというようなことでお話がございまして、表現は正確ではありませんけれども、その問題がある程度解決の見通しが立ったというようなお話だったと思うのですが、ということはすなわち河川の拡幅をどの程度にするかというようなことが、ある程度県と市との話し合いの中で決定したというふうに理解してよろしいでしょうか。その辺は、ちょっと先ほどお聞きしたことですので、聞きかじりですから、若干の食い違いがあるかもしれませんか、その辺に関しまして教えていただければ幸いです。  そうしますと、現在建設中の二つの橋があるわけですね。 ○議長(神崎勝己君) 清宮議員に申し上げます。  質問は簡潔にお願いします。 ◆5番(清宮誠君) はい。  そうしますと、建設中の二つの橋の拡幅の問題も出てくるのではないかと、そういうふうに思いますので、その辺に関しましてもあわせてお知らせいただきたいと思います。  それから、寺崎都市下水路の整備の問題が挙げられておりました。この整備が済みますと、下水路のオーバーフローというのは、それは解決するというふうに思いますけれども、現在城南橋下流にある約2,400平米の河川敷が佐倉市の土地で、それで今花を植えたりしているところがあるわけなのですが、そこのところを利用して例えば遊水池をつくるとか、そういうふうなことが可能なのかどうか、ちょっと私はわかりませんが、どうなのでしょうか。  なお、樋之口橋周辺から城南橋下流までの鏑木側の下水の逆流を防ぐ方法もあわせてお考えいただきたいというふうに要望いたします。樋之口橋周辺の、具体的な名前を挙げたらあれですが、志田さんとか鳥海さんのご自宅の周辺ですね。それから、先ほど申し上げました伊藤議員の自宅前、その周辺がやはり下水の逆流でどうしても水害になるということがありますので、よろしくそちらの辺もお考えいただくようにお願いいたします。  それで、今回の水害の問題は、とりもなおさず第2次印旛沼総合計画の中で流入河川等も含めて、抜本的な対策が必要だということを意味しているのではないかというふうに考えます。どうか、市長始め執行部の皆さんが積極的な推進をお願いいたしますようご要望いたします。  最後に、6月議会で私が質問させていただきました幾つかの問題点に関しまして、着々と皆さん方のご尽力をいただいていることに非常に感謝しております。とりわけ、印旛土木前の五差路に関しましては、シルバーゾーンの設定などご努力いただいておりますが、何分社会的弱者の利用の多いところでございますので、さらなるご尽力を要望いたします。  以上、質問と要望でございます。ありがとうございました。 ○議長(神崎勝己君) 都市部長、岡野昭治君。           〔都市部長 岡野昭治君登壇〕 ◎都市部長(岡野昭治君) 都市部長の岡野でございます。  自席より清宮議員の質問にご答弁申し上げます。  高崎川の改修計画の関係でございますが、この点につきましては、区画整理の関係がございまして、従前より早くその計画を提示してもらいたいと、このように市の方から県に要望しておったわけでございますが、たしか7月の時点と記憶しておりますが、ようやく県の方から高崎川の改修計画の案が提示されまして、それに基づいて現在まで協議をしているところでございます。予定より大分、県の計画の明示がおくれていたと思われますが、今後はこの計画をもとに断面の確保、またそれによります区画整理の計画をその中で取り入れまして実施していくと、このように考えております。 ○議長(神崎勝己君) 市民部長、大川徹夫君。 ◎市民部長(大川徹夫君) 市民部長の大川でございます。  清宮議員の関連質問の中で、台風関係について自席からご答弁させていただきます。  用語についてからご説明申し上げます。まず第1、第2、第3配備体制等についてでございます。災害対策本部設置後の第1配備、第2配備、第3配備体制についてでございますが、これは佐倉市の地域防災計画の中におきまして、災害の規模に応じて配備体制の基準を設けてございます。  第1配備でございますが、おおむね12時間後に災害が発生するおそれがある場合、もしくは局地災害が発生した場合、またはその他の状況により本部長の指令により、設定をいたします。  第2配備体制ということでございますが、これは第1配備体制の強化を内容にしてございます。さらに、事態が切迫し、市域に災害が発生されると予想される場合、またはその他の状況により本部長の指令により、設置をいたします。  第3配備体制でございますが、市域の災害が拡大し、第2配備体制で対応ができない場合に本部長の指令によって設定をいたすことになっております。  人員につきましては、現在第1配備体制が172名、第2配備体制は282名、第3配備体制は492名ということになっております。  次に、災害に対処する人員の確保、資材の調達、搬入についてでございますが、まず災害に対処する人員の確保につきましては、各配備体制の中で対応いたしております。また、災害現場で必要になりました資材、あるいは器材の調達、搬入につきましては、市が保有いたしております防災資材等で対応しておりますが、必要に応じまして佐倉市建設業協力会のご協力もお願いいたしまして対応をいたしております。  次は、避難場所の設定等についてのお尋ねでございますが、まずそのお住まいになっているところに避難しなければならない事態が発生して場合には、まずその被災者家族の中の知人宅、知り合い宅等に身を寄せられる場合がある場合には、それを優先いたします。知り合いとか、そういう方が近くにない場合には、近くの集会施設等を手配いたします。さらに、それもないような場合、あるいは受け入れができないような場合には、市の公共施設で公民館等、あるいは市営住宅の利用を考えておりまして、現実に何世帯かは市営住宅に一時避難していただいております。  以上でございます。 ○議長(神崎勝己君) 土木部長、齋藤三喜男君。 ◎土木部長(齋藤三喜男君) 清宮議員の関連質問に対しまして、自席よりご答弁申し上げます。  高崎川の改修と河川敷の利用でございますけれども、この点につきましては、現在市と県におきまして城南橋から下流、飯野橋までの5キロにわたりまして、ふろさと川づくり事業を実施しておる現況でございます。そういう中で一応県とも協議しながら進めてまいりたいというふうに思います。  以上です。 ○議長(神崎勝己君) これにて粟生喜三男君の質問並びに関連質問は終結いたします。  この際暫時休憩いたします。           午後3時29分休憩           ─────────           午後4時55分再開 ○議長(神崎勝己君) 休憩前に引き続き会議を開きます。  井伊幸子君の質問を許します。           〔22番 井伊幸子君登壇〕(拍手) ◆22番(井伊幸子君) 議席22番、社会党の井伊幸子でございます。  ただいまから会派を代表して質問をさせていただきます。  まず、菊間市長におかれましては、5期目のご当選まことにおめでとうございました。今回も31.09%と低投票率でしたが、この原因は何であるとお考えになりますか。無関心、あきらめ、政治への不信等々あるのではないかと私は思うのですが。市民参加、市民がつくるまち佐倉、市民が大いに関心を持つ市政、信頼される市政を目指し、私も任期いっぱい皆様とご一緒に頑張りたいと思います。市長には健康に十分留意なさいまして、よりよい佐倉発展のためになお一層ご努力いただきたいと思います。  では、通告に従い順次質問に入りますが、本日4番目の質問でございますので、重複する部分もございますが、よろしくお願いいたします。  佐倉市では、平成12年、人口20万人を想定し、市民がつくるまち佐倉を理念とし、活力ある文化都市を目指し諸施策が進められております。土地利用に当たっては、居住性、安全性、効率性の面で多くの問題を抱えている既成市街地における都市基盤施設の充実や、土地利用の高度化等の向上が求められます。また、佐倉市の持っ歴史、文化、産業等の諸条件を生かしながら、その地域の機能を充実、強化し、自然環境との調和、都市機能の配置や定着化を図るとともに、総合的かつきめ細かな土地利用施策のもと、21世紀に向けて佐倉市のよりよい発展のために、均衡のとれた調和のある街づくりの推進がなされるべきと思います。市長は今回公約の中で、土地利用の見直しとテレトピア都市推進を掲げておられたようですが、どのような見直しを考えておられるのか、お伺いします。  また、開発の進む市街地の斜面緑地保全については、どのような施策をお考えですか。  テレトピア計画について、ニューメディアを活用して新しい理想的な街づくりの推進を、ということのようですが、その内容やどういう利用ができるのか等、構想並びに事業計画をお伺いします。  佐倉市では年間130名前後の臨時職員が雇用されていますが、一時的なものは別として、常時雇用している職場については正規職員の配置を考えるべきと思いますが、いかがですか。働き過ぎと言われる日本人ですが、今、国を始め、ゆとりと豊かさを求めて労働時間短縮に向けて努力しており、平成4年度早い時期に週休2日制を実施することとしています。佐倉市は現在隔週土曜日休みという勤務体系になっていますが、土曜、日曜開館や保育園のように時間外保育も必要とする職場で、労働条件が守られているのでしょうか。超過勤務でやりくりしている今の状況は、決して好ましくありません。利用する住民のニーズに合った運用をするには、公的な責任のとれる要因を確保して、交代制の勤務ができるようでなければならないのに、時間外勤務というような形で職員の負担が増す今の体制や、真の労働時間短縮についてどのように考えておられるのか。また、その改善についてもお伺いします。増大しておりますパート労働者については、一人の人間として働く権利と、一定の生活水準を保障していく取り組みが重要です。
     市の臨時職員等の賃金については、事務補佐員で源泉徴収分差し引き1か月10万400円、非常勤職員は同じ8万6,940円となります。日本公務員労働組合共開会議の資料によりますと、1人世帯の1か月当たり標準生計費は、東京11万8,840円、全国10万3,460円となっています。最低賃金法も10月1日改定され、日額で4.94%、時間給で5.12%のアップとなりました。佐倉市における賃金見直しや相当年数継続勤務している人たちに対し、休暇制度は設けられていますが、ボーナスや退職金制度も適用するよう努力すべきと思います。人材確保や安心して働けるためにも雇用期間の延長、賃金の改定を始め、諸条件の整備、充実を図るべきではないでしょうか。施策をお伺いします。  1985年6月、我が国が批准した国連の女子に対するあらゆる形態の差別の撤廃に関する条約で、子の養育には男女、及び社会全体がともに責任を負うことが必要であることを認識すると述べられています。東京都生活文化局の母親の就業を中心とした社会参加と、親の役割に関する調査によると、保育に関する施設や制度への要望として、父親が子育てをできるような勤務体制を望む意見が42%、夫37%と一番多く、次いで父母どちらでもとれる出産育児休暇制度が妻37.5%、夫36.6%となっており、育児をどのように分担するかという問いに対して、夫はふろに入れるのは自分がやるべきだと答えたのは67%、遊び相手になるが65%、絵本を読んであげるが34%という結果になっています。我が国ではまだまだ性別役割分業の意識は根強く、社会システムも十分整備されていないため、家事、育児は女性ということで、男女がともに責任を負うという状況にはなっていませんが、この調査結果からも育児を男性も受け持つべきだという意識が徐々にではあるが、広がってきているといえるのではないかと思います。民間労働者を対象とした子供が1歳になるまでの育児休暇を男女ともに保障することを義務づけた育児休業法がさきの第120通常国会で成立しましたが、休業中の生活保障や育児休業を利用したことによる不利益な取り扱いの禁止が織り込まれなかったことは、大変残念なことですが、それは今後に待つとして、育児は女性がするのが当たり前とされ、職場と家庭の両立に苦しみ、やむを得ず職場を去らなければならなかった実態からも、育児や家庭責任は男女が平等に負うべきと明らかにされたことは、大きな前進であり、働く女性の長い間の運動の成果であります。  佐倉市では、特定職種に限定した適用範囲を全女子職員に拡大し、4月1日より実施しておりますが、今回の法制化を契機にこれを男女職員全体に拡大する用意はおありかどうか。また、せっかくの制度も生活保障がない現行では、なかなか利用しにくいのが現実ではないかと思います。一定の所得補償制度についての検討も必要であると思います。育児休業をとる職員に佐倉市では社会保険料を負担している善政をさらに進め、所得補償についてもぜひお考えいただきたいと思います。いかがですか。  平成元年度県婦人問題に関する意識調査によりますと、男は仕事、女は家庭という考えについて、そう思う男性が43.3%、女性31.4%。そうは思わない男性が41.7%、女性52.3%。また男女の地位の平等観については、家庭の中で平等になっていると思う男性が54.4%、女性38.7%。平等になっていないと思う男性が25.9%、女性37.8%。職場の中では平等になっていると思う男性27.7%、女性16.2%。平等になっていないと思う男性46.4%、女性55.8%。社会通年や風潮では平等になっていると思う男性が26.7%、女性11.3%。平等になっていないと思う男性は49.2%、女性59.8%。法律や制度の上で平等になっていると思う男性49.0%、女性21.2%。平等になっていないと思う男性31.6%、女性43.8%と、職場や社会通年などにおいて男女が平等でないと考える人が多くみられるなど、女性の社会参加を阻む固定的な男女の役割分担意識や、社会通年など、長い間の慣習や意識により、依然として残っております。女性が政治、経済、社会、文化など、あらゆる分野へ参加する機会が男性と平等に確保されるとともに、女性の豊かな発想や能力を生かすことができるように、政策や方針決定の場へ女性の参画を促進することも大切です。男女共同参加型社会の形成を目指して、県ではさわやかちば女性プランが策定されましたが、当市においても女性施策を総合的、効果的に推進するために、女性施策推進体制の確立をと願うものですが、いかがですか。積極姿勢をお示しください。  昨年6月、福祉八法が改正され、高齢者の医療、福祉サービス供給は市町村が行うことになり、そのために1993年4月までに地域老人保健福祉計画を策定し、その中でどの程度の水準の行政サービスを住民に保障するのか。そのためにはどういう施設やマンパワーをどれだけ、いつまでに確保するのか、明らかにしなければならないことはご案内のとおりでございます。2021年には65歳以上の老年人口は、総人口の23.6%と推定され、寝たきり老人や痴呆性老人の増大する中で、行政を始め社会全体かこれらを支えていくシステムをどうつくっていくかか問われています。市政全般にわたっている福祉について、縦割行政の弊害から個別の政策がバラバラのまま実施され、そのため制度の谷間が生まれ、生活の一部だけしか対応できず、本当に問題の解決になっていない今の福祉行政をどうとらえておられますか。横のつながりを持つ連絡調整機関が必要ではないでしょうか。老人福祉施設の整備については、高齢化社会に対する市民意識アンケート調査によりますと、高齢者世代42.7%、中年世代55.9%で、ともに第1位となっています。ますます高齢化が進む中で、施設整備は大変重要であります。本年4月1日現在、寝たきり老人135人、独居老人400人、痴呆性老人の実態は把握できない状況の中で、施設入所待機者、現在25人、そして今後ますますふえるであろう入所希望者にどう対応するのか。施設に入りたくとも入れない。あるいは在宅でという人たちを寝たきり、あるいは寝かせきりにしないためにも、訪問看護制度実施に向けての取り組みはどうなっていますか。ひとり暮らし老人への緊急通報システム導入についてもお伺いします。  福祉計画や推進に当たっては、各市町村で高齢化率、財政規模、歳入の構造などに違いがあるのですから、それぞれの自治体に沿った、しかも住民のニーズにこたえるものでなければなりません。そのためにも住民参加による住民のための福祉計画を策定する機関を設置すべきと思いますが、いかがですか。これからますます社会福祉の重要性が増していく上で、市町村における地域福祉を推進する民間福祉活動の中核として、重要な役割を担うことになるであろうと言われています社会福祉協議会は、ボランティアの育成や活動への援助や民生委員の協力を得て、いろいろな調査の実施や、地域ぐるみネットワーク推進事業など、幾多の事業をこなしておられます。今後ますます福祉サービスの充実に向けて諸施策の展開を始め、利用者や地域の実情に応じた弾力的なサービスも求められてくる状況の中で、事業がやりやすいように職員の人員増や委託事業費についても改善が必要ではないでしょうか。  また、敬老会は現在社協の支会ごとに民生児童委員を始め、連絡長、ボランティアの方々のご協力のもと行われていますが、高齢化が進む中で会場の確保やお年寄りを1か所に集める困難さ等、いろいろと課題を抱えていると思われる今の方法について、どのように考えておられますか。また、充実した活動を展開するためにも支会活動の拠点整備の一環としての支会機能の強化をどのようにするか、問題提起されているようですが、その対応についてもお伺いします。  志津保育園については、現在南志津公団内に建てかえ工事が行われていますが、移転後の利用について、地域の実情や社会情勢に対応できる施設をと思いますが、計画がおありでしたらお聞かせください。共働き家庭、母子、父子家庭等の留守家庭児童にとって学童保育はなくてはならない制度です。民間保育園委託や公的施設での運営、自主運営による共同保育等、さまざまです。1学区1か所設置を目標に全市的な取り組みが求められていますが、今もって自主運営をしなくてはならない地域に対して、一日も早く公設運営がなされるべきです。そこで、学童保育の現状と今後の計画についてお伺いします。  紙を大量に消費するOA化の進展、豊かさと使い捨ての風潮の広がりなどが原因し、ごみの量も急増し、今や全国各地にごみがあふれ、地価の高騰や環境上の問題等により、新しい埋立地の確保はますます困難になってきており、ごみの減量化、再資源化が緊急の課題となっておりますが、ごみの減量、処理には生産、流通、消費などの面から総合的にとらえることが必要であり、日本の経済、社会を省資源、リサイクル型の経済社会に転換するための包括的かつ高次元の基本法の制定が待たれるところですが、身近なできるところからの実践も必要ではないでしょうか。佐倉市のごみの収集量を見ますと、昭和61年度3万2,157トン、平成2年度4万1,417.65トンと、この5年間で約1.29倍、9,260トンの増で、家庭ごみはこの約77%、1人1日当たり排出量約600グラムであり、1トン当たりの処理経費は、元年度1万4,739円、2年度1万7,653円となっています。焼却残渣率も年々上昇し、トン当たり元年度15.7%、2年度16.8%、3年8月では19%と全国平均を上回っております。燃えかすは土に戻らない物質であることを念頭に置いて、再利用できるものは極力ごみにしないことが大切であり、資源ごみも一緒に焼却している今の分別収集における対象品目について、再検討の必要があると思いますが、いかがですか。  事業系や産廃などのごみは、現在一緒に処理されているようですが、事業所の段階で資源物を分けるごみの減量と、資源再生のための集団回収取り組みの協力を市内事業所に呼びかけ、実施することも大切ですが、いかがですか。アルミの空き缶一つで40ワットの電球を11時間以上も点灯するだけのエネルギーを節約できるということですが、アルミ缶の回収、牛乳パックの再利用など、学校や地域を通じての回収の取り組みについてお伺いします。市直営で収集していたときとは違い、現在は車に積むなり圧縮され、原形をとどめなくなる粗大ごみの収集方法が一部見受けられます。民間委託による弊害かなと思わず首をかしげてしまいます。改善の考えはお持ちかどうか、お伺いします。  給食残飯処理はどうなっていますか。コンポスト容器の設置により、減量を図る工夫も必要ではと思いますが、いかがでしょうか。粗大ごみということで月1回何もかも一緒に収集する現在の体制で、資源回収を進めることは困難と思います。住宅事情なども考慮し、ライフスタイルに合わせた収集体制の検討がなされるべきと思いますが、いかがですか。企業や市民一人ひとりの理解と協力を得て、総合的な見地からの取り組みが必要であり、そのためにもみんなでごみ問題を考える市民参加型の協議機関を設け、広く意見を求めながら具体的プランを策定し、推進すべきと思いますが、いかがですか。以上についてお伺いします。  その地域の表玄関とも言われる駅前広場については、逐次整備され、その形態を整えつつありますが、日常の清掃管理については一段の努力が必要と思います。駅前に散乱するごみ、中には駅の入り口にごみの集積場が設置されており、朝はごみが山積みされており、適正な出し方ではないごみは収集されないため、いつまでも放置されていると、せっかく朝さわやかな気分で出勤や通学の人々の出鼻をくじいているような光景が間々見受けられます。この広場の管理ほどのようになっていますか。一人ひとりの良識もさることながら、集積場所の検討や駅前広場の清掃管理など、積極的に指導すべきと思います。いかがですか。  山万建設の超高層マンションによる電波障害については、CATVに接続しての対応策がとられているわけですが、その維持管理費については協議をということになっていますが、被害者意識を持つ住民に負担を求めるというやり方に、住民の納得が得られないわけですが、開発を許可した市は責任をもって住民サイドでこの解決をすべきと思います。どうまとめるお考えなのか、お伺いします。地区連絡協議会役員、市、山万の三者で協議中と聞いておりますが、どのような話し合いがなされているのか。また、当初想定した障害区域よりかなり遠方まで影響が出ているようですが、その状況並びに対応をお伺いします。  次々と襲ってきた台風に伴う大雨は、佐倉市内にも多大な被害をもたらしましたが、関係する職員の方々には日夜分かたずの対応、本当にご苦労さまでございました。また、被害を受けられた方々には、心からお見舞い申し上げます。今までにない記録的豪雨ということで、言うなれば経験したことのないぶっつけ本番の対応だったわけで、戸惑いやスムーズにいかなかったことなど、問題点や反省など、今後に教訓として生かさなければという点はどんなことかお伺いします。今回かなりのがけ崩れが発生しておりますが、急傾斜地崩壊危険箇所の実態の把握や、裏山のある家庭等には自衛措置を呼びかけたりの対応はなされていたのかどうか。また、がけ崩れ等の危険箇所の再点検をし、住民の安全を図ることが必要ですが、その後の対応についてもお伺いします。一方、県は台風15号について9月8日11時、台風18号については19日8時30分、それぞれがけ崩れ警報を発令していますが、これを受けてその伝達やがけ崩れ危険箇所や地区への対応はどうだったのか。  台風15号について、佐倉市は9月8日9時30分、第2配備体制のもと、災害対策本部を設置し、9月9日17時廃止という報告を受けております。県のがけ崩れ警報解除はこの同じ日の1時間半後の18時30分となっています。台風18号に関して、これは県は19日8時30分、がけ崩れ警報を発令し、翌20日9時30分解除となっています。佐倉市においては災害対策本部未設置、警戒配備ということですが、がけ崩れは15号のときの約6倍、64件、家屋の全、半壊、おのおの1棟、一部破損2棟、その他いろいろありますが、こういう状況です。対策本部設置や避難勧告の判断基準等、どのようになっていますか。また、県の警報をどの程度重視しておられるのか、お伺いします。  関係機関から鉄道の不通や停電の情報が寄せられたのかどうか。また、これら住民が求める生活情報を的確に把握し、広報する体制は万全であるのかどうか、お伺いします。  次に、河川については豪雨があるたびにはんらんし、流域の田畑や市街地道路を水びたしにし、家屋浸水の被害を出すことのないよう、佐倉川や京成佐倉駅北側水路改修については、年度別に少しずつ実施するのではなく、事業計画を早めての対応が必要と思いますが、いかがですか。高崎川についても早急な対応を県に要望すべきではないでしょうか。都市開発の進展に伴うこれら弊害を防止する意味で、雨がストレートに流入しないように地下に浸透させる工夫をし、流失抑制をしながら印旛沼や鹿島川については自然環境を招かない方向での治水対策は考えられないのかどうか。また、農作物の被害も増大しており、実りの秋も相次ぐ台風に吹き飛ばされてしまい、農業経営に及ぼす影響が懸念されるところであり、農業者の落胆もいかばかりかと思います。農業被害の救済対策として低利な災害資金の活用など考えられますので、早期これを取りまとめ、貸し付けができるように、また、農業災害補償法に基づく農業共済制度の加入被害対象者に対し、共済金の早期支払いがされれば、農業経営資金としてなどの活用もできると考えられますので、農業共済組合並びに県に対し早期支払い手続がなされますよう、市として要望されますようにお願いします。  水田などの農地は雨水を一時的に貯留して、河川のはんらんを防ぐ遊水機能を持っていると言われていますが、農地の持つ公益的機能を積極的に評価し、埋め立てや盛り土を抑制し、河川流域の安全確保を図るとともに、環境対策としての緑地保全などを取り入れ、水田の持つ多面的機能を評価し、補助制度を積極的に導入した水田保全施策が必要ではないかと思いますが、いかがでしょうか。  以上をもちまして、第1回の質問を終わります。(拍手) ─────────────────────────────────────── △会議時間の延長 ○議長(神崎勝己君) この際、時間を延長いたします。 ─────────────────────────────────────── ○議長(神崎勝己君) 市長、菊間健夫君。           〔市長 菊間健夫君登壇〕 ◎市長(菊間健夫君) 井伊議員のご質問にお答え申し上げます。  まず、土地利用の関係の問題でございます。これにつきましては、従来地域の格差の是正と、こういう関連とあわせまして、佐倉市全域にわたるところの土地利用関係の見直しを図ってまいりたいと。そういう中には、これは新産業振興という考え、あるいは自然と都市の調和をどうするかという考えをあわせながら、全般の見直しを進めると、こういう考えでおります。これは、当然首都圏50キロという中で、人口増加の要因をかなり抱えておるわけでございますが、それぞれの開発の計画をそのまま容認する場合には、さらに佐倉市が次の時代に大きな混乱を起こすであろうと。また、自然関係につきましては、それぞれ破壊をされるおそれがあると、こういう考え方の中で総合調整を図りながら将来に備えると、こういう考えでございます。  次に、斜面緑地の保全の関係でございますが、これは具体的にどうするかということでございます。先般、重要な斜面緑地の関係等につきましては、それぞれ指定をいたしまして、これに基づきましていわば将来市が公的な立場をこれを買い上げると、こういう形で処理するしか方法はないであろうと、こういうことを申し上げましたが、これについて都市計画税の一部をこれに充当する場合にはどうかと、こういう考えも申し上げたわけでございます。  そこで、今後の財政計画全般の運営との関連もございますが、担当者の方でそういうような道をもとにして計画の概要の数字だけは出しましたので、それを申し上げ、またこれは今後の大きな課題としてそれぞれの事業の推進等の調整の中の整合を図らなければならない問題であろうと、こういうふうに判断をいたしております。特に今回の斜面緑地にかかわる問題等につきましては、当然災害にかかわるところのそれぞれのがけ崩れの問題を含める中の斜面緑地の保全でございますから、単に土地を買い上げるだけではなく、それを維持管理するだけの管理の経費等も十分に考慮に入れながら、この問題に対応していかざるを得ないではないかと、こういうふうに考えております。当然そういう中で先ほど申し上げましたように、相互の施策の推進間の調整を市民の方々、また議会におきましてもご討議を賜りたいと、こう考える次第でございます。  次に、テレトピア関係の問題ございます。この内容をどうするか、利用をどうするかということでございます。テレトピア構想に関しまして、それぞれ講演会を開催する中で、いろいろと市民のご理解をちようだいをいたしておりますが、最終的な、こういう形の決定という段階にはまだ至っておりません。しかし、この構想の主眼とするところは、一つは各都市におきましてはCATVを利用する中の推進を主眼として図っておりますが、当市におきましては既にCATVは発足をしておりますので、第三セクターというような形の中でこれをさらに発展を考える中の進め方をしてまいると、こういう考えでございます。この使い方の中には、単に行政の情報を公開をすると、あるいは市民のお茶の間に届けると、こういうようなこと以外に、市民相互のいろいろな情報の伝達、あるいは地域間のコミュニティ、こういう問題、あるいは市内におきましてそれぞれの施設の相互利用という中の調整等におきましては、むしろ各家庭におきましてそれに対応できるような方法も考える必要があるのではないかと。また、文化面について言うならば、ハイビジョンを利用する中のいろいろな文化的な面の進め方と、これは単に社会教育のみならず、学校教育関係についても利用できないかどうか、これはやはり研究の課題であろうと、こう考えております。また、保健の関係、あるいは保健衛生、防災関係、こういう問題についてもこの利用を、あるいは双方向テレビの導入等による新しいシステムをつくりながら、それぞれ高齢化社会に対応する方法等も研究課題として今後進める問題ではなかろうかと、こういうふうに判断をいたしております。 したがいまして、これは今後そういう面で、私どもが従来進めてきました行政のあり方を根本的に情報化時代に切りかえるような方向で研究をし、実現をしていくべきであろうと、こういうふうに判断をいたしております。  次に、補佐員の関係でございます。補佐員の関係等につきましては、正規の職員としての採用はどうかということでございますが、これは新規採用という形では考えておりません。待遇改善等につきましては、担当部長の方から申し上げますが、でき得る限りこの待遇改善については努力をしていくと、こういう考えでございます。なお、職員の増員関係の問題あるいは残業関係の問題、これは週休2日制という問題が、平成4年度の早い時期に実施をというような勧告が出されておりますので、私どもは根本的な見直しを進めていかざるを得ないではないかと。それと同時に、現在保育園を始めといたしまして、現業関係、公民館あるいはそれぞれの市民サービスの関係の機関等の職員の勤務体制、またこの補強の関係についてし、根本的に検討をしなければならないと、こういうふうに判断をいたしております。これは今後の研究課題としてさらに推進を図ってまいります。  次に、育児休業の問題で、これを男性に及ぼすかどうかということでございますが、現段階で父親まで及ぼす考えは持っておりません。当面、女子にこれは限りまして、この休業を認めると、こういう中で進めていきたいと。基本的に男女平等の考え方については、従来しばしば本議会で申し上げましたとおり、そういうような観点の中で職員の採用を始めとして、昇進の関係等につきましては差別がなく対応してきておると、こういうふうに考えております。今後とも男女平等という立場は堅持してまいります。  なお、そのほかの男女共同参画型の社会形成を目指すという、西暦2000年に向けての提案等も出されておりますので、こういう面も十分に尊重しながら市としては女性関係の施策の推進を図ってまいると、こういう考えでおります。  次に、老人福祉の関係でございます。これにつきましては、従来井伊議員もご視察をちようだいした緊急通報システム、この導入関係をご提案をいただきましたが、これにつきましてはなお細部実施をした地域にプラスの面、マイナスの面、いろいろ発生をしておるような状況等も出ておりますので、その通報システムの導入については、さらに既に実施をした地域の現状を把握をする中で、これに対応していきたいと考えております。現在、市内におきましては、ひとり暮らしの方が約400名と、この400名の方々の生活の不安のないような通報のシステムということは、やはり市の責任の中で解決をしていかなければならないと、こういうふうに判断をいたしております。  次に、訪問看護婦の関係でございます。これにつきましては、担当部長の方から研究結果をお答えをいたしますが、いずれにいたしましても、そういう中で高齢化社会の中におきますところの、当然発生してまいりますいわば弱者としての高齢者の立場、これをどう安心のできるような生活に公が補給できるかどうかということについては、今後の高齢化社会の中の大きな課題であると、こういうふうに判断をいたしておりまして、市としても佐倉市高齢化対策協議会を設置をいたしまして、現在研究をしておる最中でございます。そういう中でそれぞれの提案がございましたら、具体化をする方向で今後さらに推進を図ってまいうたいと、こう考えております。  次に、社協関係の問題でございます。現在、社会福祉協議会の関係については、後ほどご提案になりました敬老会もこれは社協への委託と、こういう形でかなり活発な活動を展開をしております。これに対しては、市から職員を派遣をし、また独自に職員の採用等もされておるようでございますので、この充実関係のご提案については十分社協と話し合いをしながら、ご意向についてはお伝えを申し上げ、また改善を図るべきものは改善を図るようにともども努力をしてまいりたい、こう考える次第でございます。  次に、志津の保育園の跡、これは志津の下水処理場の跡地を含めまして、この利用関係につきましては、庁内におきましてそれぞれ各課から提案がございました点について協議を進めております。しかし、最終的にはこの問題につきましては、地域の方々と十分ご相談をする中で、これについて利用関係を最終決定をしてまいりたいと、こう考えております。現在、志津下水処理場の跡地については4,270平米、志津保育園跡地については2,405平米でございます。これは当然志津全域が現在佐倉市の約40%の方々がお住まいになる地域でございますので、公的施設の不足の関係でこれらの利用についてはさらに研究を重ねていかなければならないと、こう考えております。現在、各課の方でいろいろ出されました中には、健康管理センターの分署としてどうか。あるいは地域福祉センター、高齢者向けのスポーツ施設についてはどうかと、これは福祉関係。あるいは児童家庭課においては、学童保育の施設として利用はどうかと。商工観光では勤労者福祉会館としての利用はどうかとか、あるいは保健体育の方では、スポーツセンターとしての検討とか、市民生活課では消費生活センターとしてとか、いろいろな提案が出されまして、内部は内部としての協議をしておりますが、最終決定はただいま申し上げましたとおり、地域のそれぞれの方々、議員さんを始め地域の連絡長さんの方々、それぞれご意向を十分にちようだいする中で最終決定をすると、こういう考えで実現を進めていくと、こういう段階を踏んでまいりたいと、こう考えております。  次に、学童保育の現状等でございますが、基本的には公的な施設を充実を図っていくと、こういう考えでございます。具体的な現在の状況、あるいはさらに現在の進め方等については、担当部長の方から申し上げます。  一般の廃棄物ですか、このリサイクル問題について、分別収集を始めとしていろいろな面のご指摘がございました。これはシンポジウムを開催をいたしまして、それぞれの方々のご認識を新たにし、さらにこれが推進の協議会をつくりながら具体的な実践を進めると、こういうような段階に来ております。そこで、ご提案になりましたできるところから実践をするというようなことで、今後実践を今年度から明年度にかけての目標として進めてまいると、こういう考えでおります。具体的な進め方の内容等については、担当部長の方からお答えを申し上げます。  電波障害の関係でございます。これにつきましては、解決をどうするかということでございます。12月に向けまして交渉の開始を始めたのが現状でございますが、いずれにいたしましても、これは原因者の負担をすべきもの、受益者として負担をすべき割合、この辺をどうするのかというのが大きな争点になるであろうと。また、今後佐倉市全域に進める場合に、それ以外の方々のご負担をどうするかという問題とも関連をいたしますので、そういう面も十分に考えながら交渉を進めてまいりたい、こう考える次第でございます。従来、電波障害の維持管理の問題については、一つの不安はある時点においてCATVが破産をした場合にはどうするかと、それは突然やめてしまうのかどうかと、こういう問題がございまして、また料金を設定をするという中で、会社が赤字になるものか、あるいはそれによってかなり収益が増収するものか、その辺の確実な問題の分析をする必要があるのではないかと。それに対しては住民の方々からかなりいろいろな不満が寄せられておると、こういうような現状もございます。そういうことでこの問題については、今後の重点のあれとして交渉を重ねながらひとつ進めていくと、こういう考えでございます。  次に、防災関係の問題でございます。これは今後の教訓として生かすべき点は何かと、こういうようなことでございますが、対応は都市づくりの場合の防災関係の不十分という問題を基本的に申し上げてまいりました。しかし、今回の河川の問題につきましては、印旛沼の第2次開発計画、あるいは大和田機場の関連等も十分に考慮に入れる必要もありますし、また、それぞれの印旛沼の流域間の各自治体の調整の問題等もございますので、それぞれ個々の問題の対応以外に根本的な問題について、私どもは国あるいは県に教訓として要望をしてまいりたいと、こう考えておる次第でございます。次に、それぞれの対策の関係の中で、いろいろご提案がございました。また、本部の設置、またこれに伴うそれぞれの進め方等についてのご指摘もちようだいいたしましたが、これは担当者の方からお答え申し上げるようにいたします。  次に、農業関係の問題でございます。これは担当部長の方から申し上げるようにいたしますが、現在までは水田関係については倒伏による刈り取り、また発芽等の障害がございましたが、ほぼ刈り取りが終了しておる段階で、むしろ畑の中の被害というのが潜在的にさらに拡大をしていくおそれがあるのではないかと、こういうふうにも判断をいたしております。この制度の問題等について、既に農政課の方でも申し込みを受けるような体制をとりながら、この対応を進めておるのが現状でございます。  以上、お答えを申し上げましたが、細部につきましては担当部長の方からお答え申し上げるようにいたします。 ○議長(神崎勝己君) 総務部長、板倉圭男君。           〔総務部長 板倉圭男君登壇〕 ◎総務部長(板倉圭男君) 総務部長の板倉でございます。  井伊議員のご質問のうち、職員の適正配置と労働条件等につきまして、市長答弁の補足をさせていただきます。  まず、職員の適正配置の問題でございますが、週休2日制に伴いまして人事院勧告の中でも4年度から実施をというような勧告が出されておるわけでございまして、現在現場といいますか、保育園それから公民館、いわゆるこういった開庁部門を対象にいたしまして、週休2日制実施のために検討を開始いたしておるところでございます。現在、総務課、事務管理課で各課の仕事量、また職員定数の正確な把握に努めておるところでございまして、特に超過勤務時間の縮減に努めております。具体策といたしましては、電算処理のできるものは極力電算化を図りまして、職員研修を通じて職員個々の能力開発に努めるよう進めておるところでございますが、さらに4年度の新規採用職員の人材確保にも適正な人事配置を考慮いたしたいと、このように考えておるところでございます。  2番目の臨時職員の労働条件の改善といいますか、賃金等でございますが、ご案内のように本年4月に条件の改善をいたしたところでございます。当然市内の企業等の賃金の調査もいたしておるところでございますが、当然賃金の市内での平均よりはかなり増しておるというふうに現段階では判断をいたしております。今後も最低賃金はもとより、市内の企業間の格差がないように努めてまいりたいと、このように考えておるところでございます。あとボーナス、退職金等の支給等のご質問もございましたが、このような関係につきましては先ほど申し上げたような改善の中で今後も対応してまいりたいというふうに考えておるところでございます。  以上でございます。 ○議長(神崎勝己君) 福祉部長、松戸光男君。           〔福祉部長 松戸光男君登壇〕 ◎福祉部長(松戸光男君) 福祉部長の松戸でございます。  井伊議員の質問に対しまして、連絡調整機関の問題、それから特養の入所希望者の関係、訪問看護制度の関係、住民参加の計画づくりの関係、さらには学童保育関係につきまして、市長答弁の補足をさせていただきます。  まず、調整機関の設置についてでございますが、福祉施策を推進していくためには、福祉分野だけでなく、関係する分野の方が互いに連携する中で施策の充実、施策の展開を図ることが必要だと思っております。関係する課がサービス情報を共有する形での施策も必要になってくるであろうし、また近く設置いたしますサービス調整チーム、これの効率的な運用を図ることにより、横の連携効果も期待できるのではなかろうかというふうに思います。さらに、関係する部課のより一層の連携を密にしながら対応してまいりたいと、こういうふうに考えております。今後改善する点があれば改善するという姿勢で努力をしてまいりたいと。ご指摘のございました調整機関の設置につきましては、今後の問題ということで研究させていただきたい、かように思います。  第2点目の特養入所希望者の対応ということでございますが、現在の福祉は従来の、施設に入れればいいのだという福祉から、地域福祉、あるいは在宅福祉へと大きく変わっております。そういう中で在宅福祉の充実が叫ばれておりますので、そういった介護者の負担の軽減を図るということでショートステイ、あるいはミドルステイ、さらにはデイ・サービスの活用、あるいはホームヘルパーの派遣等により積極的に対応しているところでございます。さらに、施設に対する新設あるいは増設について、入所枠の確保を図れるように努力してまいりますとともに、施設訪問等、こまめにしながらお願いしてまいりたいと、こういうふうに考えております。  それから、訪問看護制度の創設でございますが、ご案内のとおりさきの国会で老人保健法の一部を改正する法律が成立いたしました。法の中では訪問看護システムが初めて法制度として確立されたわけでございます。この制度の内容は訪問看護ステーションからかかりつけ医の指示に基づきまして、看護婦等が寝たきり等の老人等を訪問し、療養上の世話や必要な診療の補助、こういった介護に当たる制度でございます。今後医師会と協議しながらさらに保健婦、看護婦、PT、OTといった人材の確保に努める中で進めてまいる必要があろうかと思います。いずれにしましても、今後の保健福祉計画の策定の中で検討してまいりたいと、こういうふうに考えております。  住民参加の計画づくりということでございますが、本年度中には高齢化社会対策協議会の方から提言をいただきまして、4年度中には保健福祉計画を策定するというふうになっております。国の方から計画づくりのためのスケルトンが発表されておりませんが、恐らくこれはゴールドプランが中心になろうかと思います。したがって、ゴールドプランにつきましては義務設置でございます。したがって、保健福祉圏、あるいは県との調整が必要かと思いますが、こういった枠にとらわれずに高齢化社会対策協議会からの提言を受けまして、就労、生涯学習、雇用、そういった広い範囲で保健福祉計画を策定してまいりたいと、こういうふうに考えております。策定に当たりましては、関係部課から成る実施体制を設けまして、計画の策定づくりを考えてまいりたいというふうに考えております。計画づくりの中では市民等の民間人による(仮称)保健福祉計画策定委員会、こういったものを設けまして、ご意見を聞いてまいりたいと、こういうふうに考えております。さらに、計画そのものが着実に実施できるように、実施体制といいますか、実施本部といいますか、そういったものをつくりまして、計画づくりをする。さらにその計画が着実に進行しているのかどうかという状態を把握しながら、事業の推進を図ってまいりたい、こういうふうに考えております。  学童保育の現状でございますが、現在公設が4か所でございます。それから、民間保育園の委託が3施設ございます。定員は合わせて210名でございます。これに対しまして、登録者は130名となっております。今後の計画といたしましては、今年度中に大崎台の方に今建設を進めております。さらに3、4年度の継続事業ということで根郷公民館が建設されています。その中に学童クラブを設置するという予定になっております。その後につきましては、交通の利便を考慮しながら年次計画によりまして、逐次整備を図ってまいりたいと、かように考えております。  以上でございます。 ○議長(神崎勝己君) 経済環境部長、野口信幸君。           〔経済環境部長 野口信幸君登壇〕 ◎経済環境部長(野口信幸君) 経済環境部長の野口でございます。  井伊議員の質問にご答弁を申し上げます。  最初に、ごみの減量化とリサイクル関係の問題でございますが、このごみの減量化、リサイクル関係についての市としての現在の基本的な考え方としましては、前回のごみのシンポジウムを受けて、今年度から幾つかの施策を新たに実施をしております。現在一部既に実施をされているのと、あるいは現在まだ制度として発足のできない制度もございますが、いずれにしましても現在生ごみの減量化の促進事業、それと包装化の減量化ということで、買い物袋の持参制度ということ、それから資源回収報償制度の充実ということで、これは助成金のアップの問題です。さらに再資源化の活用促進事業ということで、リサイクル事業、リサイクルセンターの建設、こういうことの四つの新しい事業を今年度から進めているわけでございますので、従来の清掃業務に新しくこの四つの制度が加えられたということで、現在の執行体制の中ではほぼ限界に来ている状況でございます。いずれにしましても、この新規制度については、まず早期にこの制度が発足のできるようにということと同時に、市民への定着化という面で全力を挙げてこれは進めてまいりたいというふうにまず考えているわけでございます。  そういう中で幾つかのご提案がさらに出たわけでございますが、先ほど市長の方からありましたように、できるものからということでこれは進めていくということで、新しい制度も出たわけでございますが、まず最初に、発砲スチロール関係の資源化ができないかどうかということでございますが、これについては非常に、容量的に非常にかさばるというような問題がまずあります。それから、ほとんどが、全体の容量のうちの98%というのは発砲スチロールの場合は空気でございます。そういう意味で現在のステーションの中でそういうところで果たしてそれができるかどうかということについては、まだまだ非常に問題があるのではないだろうかということがございます。そういう意味では、これについてはもう少し調査をさせていただきたいと、こういうふうに考えております。  それから、事業所関係から出る資源ごみの分別関係について、できないかどうかということでございますが、これにつきましては資源化の対策協議会等の中でもいろいろご提案をさせていただくような格好の中で、何らかの格好でこれができないかどうか、これは進めてまいりたい、こういうふうに考えております。  それから、学校関係だとか、あるいは地域の関係の中でアルミ缶とか牛乳パックについて、これは分別をしながらできないかどうかと、こういうことでございますが、これにつきましては従来からありました資源回収の報償金制度の中でできるかどうか、この辺を進めてまいりたい。なお、一部の学校につきましては既にアルミ缶等の回収について実施をしております。この辺についてはさらに拡大をしていきたいというふうに考えております。  それから、現在の定期収集の中での粗大ごみ関係の再利用ですが、これについても分別はできないかどうかということでございますが、これについては定期収集をされている粗大ごみ、現在の場所でそれを分別をしてということになりますと、やはり現在のステーションの関係だとか、いろいろな問題がございます。そういうことで、あるいは収集車の問題もあります。そういうような問題から考えて、この辺についてはなかなか難しいような気もします。リサイクルセンターとのリンクの中で粗大ごみの中から資源化すべきものの抽出を図っていくというふうな形で進めていきたいというふうに考えてはおります。  それから、ごみの減量化についての市民参加という形の中で、これは減量化プラン等を作成できないかどうかということでございますが、これにつきましては市の減量化促進対策協議会という中で、生産、消費、販売、流通と、こういうような一連の構成の中で減量化計画を検討をし、そしてしかもそれを実践をしていくような形に進めてまいりたいと、こういうふうに考えております。  それから、志津駅前のごみの集積場の問題でございますが、これにつきましては現在1,800か所余りが市内に集積所があるわけでございますが、それぞれこれについては地元の自治会等のご協力をいただきながら、その美化なりを進めているわけでございますが、これにつきましては自治会の方と協議をしながらその美化について進めてまいりたいと、こういうふうに考えております。  以上でございます。  それから、農業関係の問題でございますが、台風関係の災害との関連で、農業被災者への融資の問題、あるいは共済金の早期の支払いの問題、これにつきましては、ご指摘のようにできるだけ早くこれができるように対応してまいりたいと、こういうふうに考えております。  以上でございます。 ○議長(神崎勝己君) 教育長、渡貫博孝君。           〔教育長 渡貫博孝君登壇〕 ◎教育長(渡貫博孝君) 教育長の渡貫でございます。  井伊議員の環境に関するご質問の中で、給食の残滓についてはどうかという点にお答えを申し上げます。  現状では1校で出す生ごみの量というのが、1日平均約ごみの袋で8袋、重さにして40キログラムというような実態がございます。これを学校の校地を利用して大地に返すということも研究に値する問題でございます。  なお、その際に油にまみれた生ごみの処理というのは非常に難しいところがあると思われますが、関係者と協議をして教えていただきながら、またこの方策を探るよう努力したいと考えております。  以上でございます。 ○議長(神崎勝己君) 都市部長、岡野昭治君。           〔都市部長 岡野昭治君登壇〕 ◎都市部長(岡野昭治君) 都市部長の岡野でございます。  井伊議員のご質問の中で、斜面の保存施策、また電波障害について、市長答弁の補足をさせていただきます。  斜面の保存施策の中でその財源確保の点につきましてご答弁申し上げます。財源確保につきましては、私どももいろいろ検討いたしておりまして、担当案の一つとしまして、都市計画税の一部を積み立て、その運用益を活用してまいりたいと考えております。ちなみに、来年度より平成11年までの8年間都市計画税の約30%を積み立ててまいりますと、50億円の基金ができます。また、その間の利子と運用益としまして、約10億円近いお金が使用できます。以後も毎年かなりの運用益が見込まれるわけでございます。しかし、都市計画税の30%ということは、他施策の推進にかなりの影響を与えるわけでございますので、これらの調整が必要ではないかと考えております。この点につきましては今後さらに検討いたしてまいりたいと考えております。  次に、電波障害の関係でございますが、対策の状況でございますが、NHKと山万株式会社の最終調査結果に基づきまして、新たに遠山団地、八幡台一丁目、角来地区の計142戸を加え、電波障害の対策必要戸数は7,633戸となっております。9月末までの対策工事の進捗状況につきましては、対策完了戸数が7,228戸で、対策率が95%になっております。新たにふえた142戸を含め、今月末完成を目指して努力しておるところでございます。維持管理費の取り扱いについてでございますが、協定書の中において、本年12月末までは無料、以後継続協議ということになっております。現在までの各地区の対策連絡協議会との協議内容でございますが、現在までに協議会等4回ほど開催いたしております。その中で意見としましては、原因者の山万の責任と受益者負担の関係につきまして意見が出されまして、原因者が負担すべきであるという意見、また受益者として一部負担も考えられるという意見、また山万株式会社の責任負担を十分考慮し協議してほしい、これらの意見もございました。したがって、これらの意向を踏まえまして、今後山万株式会社と協議をいたす考えでございます。  以上でございます。 ○議長(神崎勝己君) 土木部長、齋藤三喜男君。           〔土木部長 齋藤三喜男君登壇〕 ◎土木部長(齋藤三喜男君) 土木部長の齋藤でございます。  井伊議員の質問のうち、環境問題、防災対策について市長答弁の補足をさせていただきます。  環境問題の中で、駅前広場の美化についての件でございますけれども、土木といたしましては、駅前広場についても道路敷地として交通の支障を及ぼさないよう管理に努めておるところでございます。損傷箇所の補修、障害物の撤去、違法広告物の撤去等を行い、道路の美化に努めているところでございます。また、JR佐倉駅、京成臼井及びユーカリが丘駅の3駅につきましては、駅前広場管理運営委員会を設置して、会員の負担金と市の補助金によりまして、清掃、植栽の管理、噴水の管理、ごみかごの設置等を駅前広場管理運営委員会が行って美化に努めているところでございます。未設置の地域につきましては、地元自治会、または商店街等の協力が得られれば設置して美化に努めてまいりたいと思います。  防災対策の中で、佐倉川及び北側排水路の改修の早期改修についてでございますけれども、これにつきましては午前中、川合議員にご答弁申し上げましたとおり、工期の期間の短縮を図りまして実施してまいりたいと思います。  以上でございます。 ○議長(神崎勝己君) 市民部長、大川徹夫君。           〔市民部長 大川徹夫君登壇〕 ◎市民部長(大川徹夫君) 市民部長の大川でございます。  井伊議員のご質問の中で市長答弁の補足をさせていただきます。
     災害関係のご質問の中でございますが、急傾斜地の崩壊危険箇所につきましてのお尋ねでございます。佐倉市におきましては、県の指定箇所が35か所ございます。これらの地域につきましては、毎年千葉県の印旛土木事務所及び消防署とともに危険箇所の把握と現場の状況の把握を目的にパトロール等を実施しております。また、今回の台風により災害が発生した箇所につきましては、2次災害発生防止のために災害発生により付近のパトロールを行ってまいりました。  次に、気象情報関係の件でございますが、各気象情報の発令に伴う広報等につきましては、現在は特に行っておりませんが、一般の住民の方々はテレビあるいはラジオ等で情報をお聞きになっているということだというふうに判断しております。したがいまして、これからはその結果につきましても先ほども市長からご答弁申し上げましたように、広報「さくら」等に掲載する方法等を検討してまいりたいというふうに考えておりまして、将来的には防災無線、行政無線等の利用も検討してまいります。台風15号につきまして、がけ崩れ警報解除前に災害対策本部を解散した件につきましてお尋ねでございますが、9月9日14時20分をもって大雨洪水警報が解除となりました。したがいまして、これに伴うあとパトロール等の情報収集等の判断によりまして、一般の職員につきましては自宅待機の体制をとりまして、本部は解散いたしましたが、防災課担当職員は21時30分まで残りまして、通報等の受け付け、あるいは残務整理をやっておりました。通報があり次第現地に出動できる体制はとってございます。  さらに、18号では15号よりも出動体制が少ないではないかというご質問でございますが、これにつきましては確かに15号台風のときは152名で対応いたしましたが、18号台風につきましては110名の出動体制で、15号のときに準じた体制を整えたわけでございます。これにつきましてはいろいろな河川の水位の状況等を勘案しまして判断したものでございます。  それから、鉄道等の運行状態の連絡等については特別にございませんが、市からは必要に応じまして情報の収集は行っております。また、関係機関等の連絡につきまして、状況に応じて電話、あるいはファクシミリ等により、情報の収集あるいは逆に提供等を行って、連絡形態はとっておると認識しております。しかし、今後ともより一層の充実を図っていきたいというふうに考えております。さらに、情報収集、広報につきましてと、それからパトロール等による情報収集、または関係機関等との相互連絡による収集等をもとに、電話などによる問い合わせ等に対応しておりますが、これら必要に応じ広報車等の利用もできるのではないかというふうに考えております。将来は防災行政無線の整備を進めて、先ほど申しましたように整備を進めまして、市民の皆様への情報提供も早くやっていきたいというふうに考えております。  以上でございます。 ○議長(神崎勝己君) 井伊幸子君。 ◆22番(井伊幸子君) 議席22番、井伊幸子でございます。  福祉部長を始め非常に前向きなご答弁をいただきまして、本当にありがとうございました。しかし、本当に福祉部長の答弁は特に何か模範的な答弁だったと思うのです。しかし、これはあくまでも計画とか、予想で終わらないで、ぜひそれが本当にさっきも部長おっしゃったようにそれが的確に実施されるように推進するという、それが大切だと思いますけれども、よろしくお願いいたします。  それで、済いません、順不同になってしまいますけれども、お許しください。老人福祉でございますけれども、これにつきまして、部長、市長ももちろんですけれども、訪問看護制度、これ確かにいろいろと医療機関やら保健婦さん、看護婦さんとか、そういうマンパワーの確保やら医療機関との調整、いろいろなのがありますので、平成5年に老人保健福祉計画ができてからのスタートでは遅いと思うのです。もう今からやはり関係機関との調整もとりながら、そしてマンパワーの確保をしながら、これが実施に向けてぜひご努力をいただきたいと思います。  防災については、本当に大変だったと思います。それで私、今回強く感じましたのは、次々とやはり襲ってくる台風、秋雨前線等による大雨等で、職員の方々、限られた方々で、交代もやっていらしたのでしょうけれども、非常に肉体的にも精神的にもお疲れになるような状態での勤務だったのではないかと。こういうときだから仕方ないと言えばそれまでですけれども、幸か不幸かこの程度で終わりましたので、職員の方も何とか体がもったのではないかと思うのですけれども、もう少しやっぱり、まだまだこれよりもひどい災害もくると思うのですね。そういうときにやっぱり対応できるような体制が必要ではないかと、そういう気がします。それからもう一つには、あの防災課ですか、あそこの部屋がこういう対策本部を設置して、そして実際に情報を的確に把握をし、そしてそれをまた的確に判断して、そして命令するというか、そういう体制につくという。そして、先ほどから問題になっています、これからの大きな課題だと思いますけれども、住民にいかにそれを広報していくか。さっき部長がテレビとかラジオとおっしゃいましたけれども、テレビは停電ということもありますし、ラジオは電池でも聞けますけれども、しかしやっぱり防災というのは最悪の場合も想定した、そういう体制を組まれなければいけないと思いますし、そういう面では私第1回の質問で申し上げましたように、本当に経験したことのないようなそういう体制でしたので、ぶっつけ本番だったので、いろいろと戸惑いもあったのではないかと思うのです。しかし、本番をいつも、今回もたまたまこういうのがあったからというので、いつも練習的ではなくて、ぜひ今回のこれを本当に教訓としてもう少しというか、もっともっと防災体制強化していただきたいと思うのですね。 本当に何というのですか、市長も答弁でおっしゃっていますけれども、防災に強い街づくり、これをぜひ都市計画の中で、そして土地利用も見直しをなさるのですから、そういう中でもこれを十分に念頭に置いたそういう都市づくり、街づくり、そういうものをやっていっていただきたいと思います。  それで、今回私質問の中で申し上げたかったのは、情報を的確に把握してそれを判断する、状況を的確に判断して、そしてそれを指示、命令するその系統、そういう伝達についての強化を私は望みたいと思います。それから、実際に感じたことですけれども、無線広報車とか、あるいは何ですか、電話を積んでいるというか、装置した車もあるわけですけれども、今回足りなかったようなのです。といいますのは、非常にあちこちの道路が水びたしで不通になる。迂回せざるを得ない、遠回りをしなければいけないというような状況の中で、あちこちからどこが冠水した、どうしたから来てくださいということで、担当の職員が出ていく。ところが、連絡をできる状況の車が足りなかったのではないかと私は思うのですけれども、そのために出ている車からすぐに情報も入らないし、その車と連絡をとって、例えば今志津地区にいるのだから、今ここにもまた問題が出たからそっちへ回ってくれというような、そういうような体制ができなかったように思うのです。いちいち車が帰ってきて、ああ今志津へ行ってきたのにまたここでもこういう被害があったのだけれども、行ってきてくれないかということで、非常に道路の通行も困難な中で、非常に時間的なロスやらもあったのではないかと。災害ですから、時間的なロスだけではなくて、やはり即対応しなければいけないというようなこともあると思うのですね。ですから、十分に今回の教訓を生かして、そして強固な対策づくりをしてほしいと思います。  職員の適正配置、ぜひこれも前向きなご答弁もいただきましたし、やはり職員の健康管理の問題もあります。それから、今現在何というのですか、一時期非常に職員を大量に採用し、しかしその後余り採用しなかったことがあった、そういう期間があったということで、言うなれば逆三角形のような組織になっていると。そういう状況の中で、これからますますいろいろな事務量というか、仕事量というか、そういうものがふえてくる中で、果たして職員の健康面の管理とか、あるいは健全な行政が運営できるとお考えになっていらっしゃるのかどうか、これをお開きしたいと思うのです。そして、職員の採用に当たっては、計画的におやりになっているのでしょうとは思うのですけれども、将来的にわたってですね、盛んに今21世紀、21世紀と言われていますけれども、本当に21世紀の佐倉市の街づくりの姿を展望し、それにはどれだけの人員になって、人員、予定がありますけれども、どれだけの仕事量があって、そしてどういうふうになるのだと、そういうところを、長期なものを展望した上で計画的に職員の採用をしていくべきではないかと思うのです。最近職員の採用も若干ふやして採用していらっしゃるのかなという、そんな感じもしますけれども、ぜひ人事とか労務管理の面では万全であってほしいと思うのですが、いかがでしょうか。  それから、週休2日制に向けての時短の完全実施、これは市長始め部長の方も心にかけていただいているというか、これはもう当然なことなのですけれども、それのまた実施に向けてもよろしくお願いしたいと思います。  それから、学童保育につきましては、ぜひこれ、まだ大崎台とそれから根郷公民館の中ということですね、ぜひこれは、本当に申し上げますとこれ古いのですよ、学童保育についての交渉といいますか、要望は、私たち社会党に限らず、同僚議員の方々がいっぱい今までやってきた結果が、今の学童保育の姿なのです。きのう、きょうこんなふうになったのではないのですね。そういう意味ではもっともっと、やっぱり1学区に一つというような、その理想に向けてぜひまた格段のご努力をお願いしたいと思います。  ごみの減量とリサイクルですけれども、これはぜひ市民も参加する形で、そして私福祉も一緒に申し上げたいのですけれども、福祉もごみの問題はぜひ市民をということで、私今回特に強く申し上げています。そして、その市民の参加の仕方ですけれども、言うなれば何々の団体の長、何々の団体の長という、それも結構ですよ。結構ですけれども、その中に全くの一市民である人たちの枠もぜひ設けていただいて、そして入れていただきたいのです。といいますのは、本当に切実な福祉もごみの問題も、本当にこれはもう切実な問題ですので、これを今までのように何々の団体の長、何々の団体の長でやるだけでなくて、最もそれに関心のあるというか、そして知識を持っていらっしゃる。ではどうすればいいかというと、私の案を申し上げますと、例えばモニター募集のように、例えば福祉についてはその人の考えを書いて出していただいて、そしてその中から選ぶとか。ごみの問題についてもそういうふうにしてやっぱり何か意見を書いていただいて、そしてその中から選ぶとかということで、最も関心もあり、知識のある市民、一市民である人たちを、何々の長である人たちももちろん結構ですけれども、そういう人たちの枠もぜひこれは私、設けてやっていただきたいと思うのです。そうしましたら、本当に市民の意見し入れられ、そして実際に現実に即した福祉、そしてごみの問題もいろいろと解決していけるのではないかと思いますので、ぜひよろしくお願いいたします。分ければ資源、まぜればごみという言葉もありますけれども、粗大ごみの収集方法についても、集積場所の問題もありますけれども、これから本当に行政も市民も一緒になって、この問題を考えて、そして実践していかなければならない。 まだまだ多くの問題がありますので、私がここで一つ一つ申し上げてもなかなか難しいかと思いますけれども、その一つ一つ大事な問題解決のためにひとつ市民の意見もよく聞いてやる方向でやっていただきたいと思います。  それから、臨時職員の賃金ですけれども、これも4月に改善したばかりとおっしゃいました。そして、これについても前向きのご答弁だったのではないかと思いますけれども、ちなみに高卒の初任給、これを1時間当たり幾らかなと計算してみましたら、1時間759円なのです。ところが、さっき申し上げましたように、市の臨時職員は1時間700円とか750円なのですね。留守家庭パート補佐員が1時間750円。図書の整理パート補佐員が700円なのです。こういう状況です。それからさっき申し上げましたように、最低賃金法も日給において、そして1時間当たり、時給においてそれぞれアップしております。ぜひこういう点も考えまして、そしてまたこれの賃金アップといいますか、待遇の改善をぜひ図っていただきたいと思います。  それから、志津保育園の移転後の跡地利用でございますが、中志津で懸案になっております汚水処理場跡地の利用とともに、市長、地域の人たちの意見、そして議員の意見を聞いてという、非常に前向きな、民主的なご答弁をいただきましてありがとうございます。  それで、私ひとつ今回志津保育園跡地の利用ということで質問させていただきましたけれども、ぜひ高齢化社会に向けて今ご存じのように、支会、ボランティアの方々で給食サービスをしているわけですね、独居老人の方に。そういう中で場所によっては調理場がなくて困っているわけなのです。調理場がないものですから、各自自分のお勝手でそれぞれ分担して調理しまして、それを持ち寄って盛りつけて配達するなり、そこで食べていただくと、そういうような方法をとっているところもあるのです。これからますます給食サービスということも、本当にこれは制度化してやっていかなくてはいけなくなるのではないかという状況の中で、ぜひそういう善意でボランティアでやっていらっしゃる方々の悩みも率直に受けとめていただきまして、調理する、何というのですか、それをメーンにして、そしてできれば女性、そして高齢者、そして児童たちもみんなで使える、そういう施設をぜひ考えてほしいなと思っておりますけれども、いかがでしょうか。  とりあえず、それお願いします。 ○議長(神崎勝己君) 総務部長、板倉圭男君。 ◎総務部長(板倉圭男君) 総務部長の板倉でございます。  井伊議員の再質問に対しまして、自席からお答え申し上げます。  職員の適正配置といいますか、労働条件関係についてのご質問でございます。人事管理の中で、人口増、または職員の退職というような計画は、長期にわたっての計画は持っております。そういう中でそれぞれの事業量といいますか、そういったものが絡んできますので、それに若干数宇の差は出てまいります。したがって、人事管理の面でまた労働健康管理上の問題の中で十分事務量といいますか、その辺をチェックをしながら適正な配置をいたしてまいりたい、このように考えておるところでございます。  以上でございます。 ○議長(神崎勝己君) 井伊幸子君。 ◆22番(井伊幸子君) 22番、井伊幸子でございます。  私の聞き漏らしだったら申しわけございませんけれども、水田保全については、これはご答弁いただいたのでしょうか、もしいただきましたとしたら、もう少しはっきりわかりやすいようにお願いしたいと思います。  それから、これは要望ですけれども、防災対策について、これはぜひ市長、国や県へ積極的に働きかけをして、災害に強い街づくりの推進をお願いしたいと思います。  それから、さっき私再質問で申し上げた志津保育園移転後の利用について、私がさっきこういうものをと申し上げましたけれども、それについてのご検討はどうなのでしょうか。ご回答いただけませんでしょうか。  それから、女性施策ですけれども、これにつきましてはもう私今回は女性職員がどうのとか、各種委員会に何人とか、何%とか、そういうことはあえてお聞きしませんでした。というのは、もっともっと根本的なやはり、言わせていただくなれば女性担当室的なものを設けて、そしてこの女性施策の推進をというのが私の質問の趣旨でございますので、あえてそういう細かい質問は申し上げませんでしたけれども、それについてどうでしょうか。少し前向きなご答弁がいただければと思いますが、いかがでしょうか。  これも要望ですが、老人福祉につきましては、本当に高齢者が安心して住める街づくりを目指して、また福祉部長もひとつよろしくお願いいたします。  以上、答弁漏れかなと思われる点について、よろしくお願いいたします。 ○議長(神崎勝己君) 経済環境部長、野口信幸君。 ◎経済環境部長(野口信幸君) 経済環境部長の野口でございます。  井伊議員に対しまして、自席からご答弁申し上げます。  水田の農業保全についてということでございますが、これにつきましてはご案内のように、水田の持つ機能というのは大変多面的な機能を持っております。例えば、洪水貯留機能とか、あるいは水質の浄化の機能、それからさらには水田の景観と申しますか、そういう面の機能等もあるわけでございますので、佐倉市の場合も非常に都市化が進んできて、水田関係も年々少なくなってきていますが、そういう意味では水田の持つ機能を今後も重要視をしながら、水田の保全について十分留意をしてまいりたい、こういうふうに考えております。  以上でございます。 ○議長(神崎勝己君) 市長、菊間健夫君。 ◎市長(菊間健夫君) 自席からお答え申し上げます。  志津保育園の跡地の利用の関係でございますが、今ご提案になりましたのは高齢者に対する給食サービスの場所としての利用というようなことで、これは福祉の方で出されました地域福祉センター構想とやや似ているような感じでございます。いずれにいたしましても、内部の会議によりましてそれぞれ検討をし、さらに地域の方々と十分ご相談を申し上げまして、この利用方法を最終的に結論づけていくと、こういう考えでございますので、どうぞひとつよろしくお願いしたいと、こう考えます。  それから、河川のはんらん等の問題でございますが、ご案内のとおり水はがっちりと建設省が握っておるわけでございます。逆に建設省が極めて大きい責任を持つわけでございますから、国がみずから抱え込んでおる場合にはそれの管理、運営については、これは委託をされた県を含め、それぞれの責任においてさらに強力に実施をしていただくと、こういう考え方の中で今後進めてまいります。 ○議長(神崎勝己君) 勝田治子君。 ◆9番(勝田治子君) 議席9番、勝田治子でございます。  井伊議員の斜面緑地の保全について、関連質問したいと思います。  佐倉市の市街地の緑は本当に今斜面緑地であるという現状に対応して、その保全施策が本当に急務だと思います。地下水を利用する佐倉市にとって、水の涵養地としての緑地、また緑地の保水力、野鳥のすみかとしてなど、市民生活のゆとりの部分としてとても大切だと思います。また、マンション建設に伴って、その問題の中で斜面の緑の保全をという主張があらわれることは、緑を守ってほしいという、そういう施策が必要だという警鐘ともいえると思います。このような状況の中で、佐倉市が緑地の保全8か所の指定があったということは、大変評価をするものですし、先はどの都市計画税の一部を積み立てて緑地のために準備するという考えは、これは今までのいろいろな問題点、あるいは質問の中でのことが生かされたと思っております。しかし、まだまだ大きな緑のほかに帯状に伸びる佐倉市の特徴的な緑がありまして、そこの斜面に対して今いろいろな開発が進むということで、問題点を持っていると思います。その貴重な緑を市の財産としていくような、将来的な緑の条例も含めたような施策し必要ではないがなど思いますが、そのことを市長にお聞きしたいと思います。  それから、開発が今進んでいる中でのいろいろな問題点をこれからの斜面の保全の警鐘といいますか、そういうことのために現状のことでちょっとお聞きしたいと思います。一つはハッコーマンション前の芦澤建設の開発行為に対して、住民が今本当に緑の保全をということで強く望んでいるわけですけれども、その後の経過についてお聞かせいただきたいと思います。  それから、臼井台の296沿いにまた松井建設が工事中のマンションで、擁壁の上の民家の土地、また家屋に亀裂が入るという事故が発生したわけです。断崖を、断崖といいますか、斜面を垂直に切り削りましてマンションを建てたという事例なのですけれども、厚い擁壁の開発地の外側にも影響を及ぼすほど斜面開発の危険性を見せつけられたと私は思います。これは、今後の斜面緑地の保全といいますか、開発についてきちんと考えていかなければならない問題だなと思いますが、行政としてはあの問題を今後どのように生かしていくかも聞かせいただきたいと思います。  また、その臼井台のところの問題で業者の対応が住民に対して誠意が見られなかったという点を住民は指摘しているのですけれども、市はどんなふうに把握しているか、ちょっとお開きしたいと思います。  三つ目は、佐倉小グラウンド下の斜面開発ですけれども、やはり開発業者は近隣住民に具体的な説明をして、住民に事業計画を説明して、特に意見はありませんでしたという報告を市にしているわけですね。しかし、住民としてみますと、そんな具体的な説明は何もなかったという現実があるわけなのです。住民としては斜面緑地開発とか環境破壊とか、住民の生活環境の悪化などの点で問題ですよというふうにしているにもかかわらず、業者の報告がそうであるというあたりの違いについて、市がどんなふうに把握しているか、お聞きしたいと思います。  それから、大蛇町の土地区画整理事業が今木の伐採が進んでいるのですけれども、同じような傾斜緑地の開発の際に、斜面の下にあたる区域の安全を図っていくために、水はけについては調整池を早期に設置、あるいはこういう雨季のときの排水をきちんと確保してから開発にかかるみたいな、そういうところの指導もぜひ必要ではないかなと思いますが、その辺の見解をお開きしたいと思います。  以上、よろしくお願いします。 ○議長(神崎勝己君) 都市部長、岡野昭治君。 ◎都市部長(岡野昭治君) 都市部長の岡野でございます。  自席より勝田議員の関連質問に対してご答弁申し上げます。  第1点の芦澤建設の関係でございますが、これは芦澤建設とサンエイコーにつきましては、先ほど川合議員のご質問にもお答えしたとおりでございまして、芦澤建設については現在県の審査会において審議中でございまして、市としましてはこの経緯を見ながら今後対応してまいりたいと考えております。サンエイコーのトラブルにつきましては、基本的にはやはり施工業者と被害者で問題解決に当たるべきだと考えておりますが、やはり市も許可をしておる責任もございます。数回にわたりまして出席をしまして調整に努めております。今後も引き続き努力をいたしてまいります。  佐倉小のがけのところの野村建設の開発につきましては、本年2月15日付で開発許可をいたしておりますが、現段階では工事着工の話は聞いておりません。工事に入る前には地元説明会等を行ってから実施するように指導しておりますので、今後もそのように指導してまいりたいと考えております。ご指摘の斜面緑地の開発について問題点が非常に多いので、今後の市の対応といたしましては、できるだけ事前指導の強化を図るとともに、住民の合意を得るように指導してまいりたいと考えております。  大蛇の土地区画整理事業区域内の排水の関係でございますが、これにつきましては本年度と来年度の2か年で、下流の鹿島川第1排水区を整備する予定になっております。表面水についても区画整理の事業認可が下り次第、仮調整池をつくって対応するように指導してまいりたいと考えております。  以上でございます。 ○議長(神崎勝己君) 勝田治子君。 ◆9番(勝田治子君) 市長に緑の条例をつくることを目標とした、そういったお気持ちはいかがでしょうかとお伺いして、ちょっとお返事いただけませんでしたけれども、緑のこの、佐倉市の植生ということの報告の中に、本当にたとえ小さなお寺の森や神社の森、あるいは斜面の樹林程度であっても破壊したところでもう一度復元することは困難であり、長い時間を必要とするという提言がありまして、本当にこれはこれからの佐倉市に生かしていくべきだなと思います。この間県の緑の、これは県民会議というのが9月10日に開かれ、その中でも沼田知事が一度失われた緑を再生するには大量な時間と費用を要するということで、緑に対する施策をうかがうというようなコメントがありますけれども、このような事業と県の緑の基金ですか、そういった関係と佐倉市のこれからの緑の行政、どのような関係を持っていかれるのか、その辺をお聞きしたいと思います。  そして、もう一つマンション建設に関するいろいろなトラブルを今後どのように生かしていくかというあたりもちょっとお聞かせいただきたいと思いますので、よろしくお願いします。 ○議長(神崎勝己君) 市長、菊間健夫君。 ◎市長(菊間健夫君) 緑の問題の関係につきまして、お答え申し上げます。  ご指摘のように、佐倉市が植生調査、またそれに伴う緑関係につきましては、緑の都市宣言あるいは緑の銀行等を設置をしながら進めてまいりまして、それは私の基本的な緑に対する考えをその施策の中で進めてまいりました。ただ、ご指摘のように緑をすべて残すと、そういう中に法的からすれば全部調整区域に入れればよろしいわけです。そういう場合にはそれに対して所有権の制限をするわけですから、公がやはり責任を負うと。それに対しては公が資金を手当てをして、そしてこれを、買い取り請求があった場合には請求に応ずるだけのやはり用意をしなければ施策としては万全ではないと。私ども緑の銀行の設置、その他を進めてまいりましたけれども、緑は重要であるということは皆さんおっしゃいますが、なかなか緑の銀行に出資をしていただける市民が少ないわけでございます。この現状の認識、これを実行に移すと、これを市民の方にさらにPRに努めてまいりたいと、こう考えております。 ○議長(神崎勝己君) これにて井伊幸子君の質問並びに関連質問は終結いたします。 ─────────────────────────────────────── △散会の宣告 ○議長(神崎勝己君) 本日はこれにて一般質問を打ち切りたいと思います。  明日は午前10時より会議を開き、一般質問を行います。本日はこれにて散会いたします。  ご苦労さまでした。           午後5時53分散会...